オタクガチャ

オタクは会いに行くアイドルを選べるけどアイドルはオタクを選べないなんて言われる。子供が親を選べないなんてことを揶揄した言葉として親ガチャなんて言葉が有るので同じ様に言い換えてみるとオタクガチャってことになると思う。ということで今回は僕が思うるオタクガチャについて書いてみる。

オタクと一括りに言っても色んなオタクが居る。ライブを盛り上げるのが上手いオタクもいれば静かに見るオタクもいる。1人で楽しむオタクもいれば布教するのが上手くて新しいオタクを連れてくるのが得意なオタクもいる。最前管理的に特殊な楽しみ方しか出来ないオタクもいればどんなライブも楽しめるオタクもいる。ガチャという言い方は確かに間違いないのかもしれない。

個人的には「アイドルはオタクを選べない」ということはまぁそうなんだろうけど、アイドル運営のやり方次第では「求めるオタクの遭遇率」は変えられると思ってる。ガチャで言うとレア以上の排出率みたいなものである。どんなとこにもヤバいオタクは居るだろうが優良なオタクと遭遇しやすい環境と、優良なオタクとは遭遇しにくい環境はあると思う。

例えば、頻繁に無銭イベントやチケット代が安いイベントをやってると短期的にはオタクの母数は増えるかもしれないが、安いイベントしか行かない単価の安いオタクが増えるかもしれない。
最前管理が多くめんどくさいオタクが多いところばかりと対バンしてると最前管理みたいなめんどくさいオタクしか新規として増えないかもしれない。ピンチケが多い騒ぐのが上手いオタクが多いグループとの対バンをしてると騒ぐのが上手いオタクが増えるかもしれない。

逆に、普段から沢山お金を使うDDが多いグループとの対バンしてると沢山お金を使うDDが新規のオタクとして増えるかもしれない。
楽曲派のオタクが多くて静かな曲や騒ぎにくい曲も楽しんでくれるオタクが多いグループと対バンしてると色んな楽曲を楽しんでくれるオタクが増えるかもしれない。

事務所内での2番手や3番手のグループにとっては先輩グループの存在が大きくて先輩グループのオタクが最初のガチャの対象と言っても過言ではないだろう。

ガチャの初期設定でのオタク排出率はどうしょうもないかもしれない。しかし、その後のどのようなオタクを増やしたいかによってどんなイベントに出てどんなグループと対バンしていくかというのは運営方針と営業次第ではどうにかできるんじゃないのかなとは思う。

他にもアイドルさん自身の普段のツイートでどんな自分を好きなオタクを増やしたいかをコントロールできるとは思う。
グラビアアイドルみたいな露出が多い自撮りを沢山上げればそういうのが好きなオタクが増えるかもしれないし、アニメ等他のジャンルのオタクであることをアピールするツイートを沢山してると同じジャンルのオタクをしてるアイドルオタクが増えるかもしれない。
ただしニッチ過ぎるジャンルはオタクの数が限られるのでオタク増えないかもしれないので、にわかオタクと言われる覚悟を持ってでもメジャーなジャンルのオタクアピールの方が効果はあるとは思う。

どんなオタクが多いかによって新規のオタクが入りやすいかどうかというのが変化してくるので一旦ガチャに失敗してしまうと後々影響が出ると思うので早くから舵を切ってもらった方がいいとは個人的には思う。

ちなみに僕はアイドルからするとどんなオタクなんだろう？毒にも薬にもならないオタクだと思うしモブオタクだと思うが少なくとも残念な側では無いオタクでありたい。ガチャで引いてもまあいいかと思えるレベルには。