「生きる」は普通のことを楽しんで味わうこと(なんだかおかしな物語:後編)
子供の頃、「大人になればなんでも楽しくできる」と思っていたのに、いつの間にか「子供の頃の方が自由だった」なんて考えている。
「なんだかおかしな物語」は、そんなことを思い出させてくれる映画だ。
なんとなく周りの風潮や社会通念、家族からの期待(これもほとんど主人公の想像が大きい)に圧迫されて、「○○でないと幸せになれない」という主人公の気持ちが痛いほどわかる。
そんなものなどないのだ。
やりたいことをやって、本当はやりたくないことはやらないでおく、というところへたどり着けた最後のシーンは、先のことを考え過ぎて不安症を引き起こす人に光を与えてくれる。(ネタバレ注意です)
生きること、やってみる、感じてみる、楽しんでみる、をやること。
シンプルなことをバカにせず、真面目に取り組むことの気持ち良さを思い出させてもらった。
「金がなければできない」と思わずに、「○○がなければ△△できない」と思わずに、目の前にあることをただ楽しむ。
本当は、やりたいことはすベて自分の触れられる範囲の中にあるのに、何かを手に入れてからじゃなきゃ幸せになれない、と思い込んでいる。
子供みたいなクオリティでも、賃金が発生しないボランティアでも、やりたいことをやってみる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?