#5 総力戦の意味を知るリバプール
いよいよ今夜3冠目のプレミアリーグ最終節が同時キックオフされます。
この記事を書いている今は21:10で、あと3時間ほどで試合が始まります。
日本から画面を通して応援する我々でもここまでハラハラして落ち着かない試合はCL決勝と似たものがありますね。
クロップも1月時点で、ここから勝ち点を落としても良いのはアウェイのシティ戦のみで他は全て勝利しないとPL優勝はない。と選手に語ったとされてますがほとんど100%の成果が出て今の立場(シティと勝ち点1差)にいれる現実に感謝です。
正直なところ、1月3日のチェルシー戦で勝ち点3を取れなかった時点で今季のPLは現実的に厳しいと感じていました。
事実上、この試合でPLが決まると思って見ていたため悲しい年明けでした。
ただ、リバプールはいつもサポーターが厳しいと思う事も現実にしてしまうので、今年も4冠を狙える今に全力で感謝してます。
ニュースでは、リバプールの選手が宿泊しているホテルに夜中花火が打ち上がり警察が調査してるらしいですね。
ELのバルサvsガラタサライとかで同じニュース見た時は、アリだろと思ってましたが食らうと腹立ちますね。笑
まぁここで、ようやくタイトルにある"総力戦の意味を知るリバプール"というところに触れたいのですが、私が応援し始めた2003年頃から早くも19年程経ちますがこれまでのリバプールでは総力戦というワードが特になかった気がします。
これまではいかにイレブンの質を上げるか?という所に特化しており、ただそれすらも叶う事なくどこかに穴は確実にあってスタメンの11人ですら常に良い選手が揃う状態ではありませんでした。
2004〜2010くらいまでは、ジェラードありきで、アロンソが入り、マスチェラーノが入り中盤が安定
ただ、監督に難があるのでチームが良い雰囲気という訳ではなかった。
そこにトーレスが入って、ジェラード&トーレスペアが欧州でも炸裂
CLマドリーの2戦は今でも思い出深いです。
確か、2006-07くらいでミランにリベンジ食らったからは決勝が無かったので、2017くらいのCLマドリー戦もまた思い出深い決勝になりました。
その後は、スアレスの加入やコウチーニョ、スタリッジの活躍で2013には、PL優勝にあと1歩まで行きましたが無念の結果に終わりました。
これまでのリバプールは、チームに核がいてその人が抜けた影響が全てのチームパフォーマンスに影響するチームでした。
ジェラード、トーレス、スアレス、コウチーニョなど。
戦術が、彼らの名前になるほど彼らの一発に頼る印象が強かった。
だからこそPLのみでなく、国内カップ戦×2、ヨーロッパコンペティションを並行で行うと必ず他にも悪い影響が出てきてました。
ただ、今季のリバプールは初めてチーム全体で戦う総力戦というワードがよく似合う組織になってます。
国内カップ戦の準決勝までは、基本的には若手やPL、CLに出場しない選手が中心でタイトルが見えてきたタイミングで主力を投入するという素晴らしいローテーションを駆使してカップ戦2冠を達成しました。
これまでのリバプールは1stチームと2ndチームの差が明らかに大きかったですが、今季のリバプールはルイスディアスを獲得した後、確実にチームが完成した感があります。
なんで、フィルミーノ、ジョッタ、ケイタ、コナテがサブなの?というレベルで確実に控え選手含めた層が厚いです。
※この他にもオリギ、エリオットもいます。
いかにスタメンの力を上げるかという点で四苦八苦していたリバプールも、クロップの影響力もあり今では的確なポジションに必要な選手をピンポイントで獲得出来ているためリバプールに所属する全ての選手が重要な役割を持っています。
また、高額な選手はリバプールには来ないと割り切る事も出来ており、移籍市場で良き意味で振り回されることは無くなったのも良いことです。
※高額ではなくとも有名でもなくともリバプールが選んだ選手は活躍できると実績が多いため
あとは、このメンバーで今季の残り2試合で2冠が加わるかどうかが決まってしまいますが、今はこのメンバーの試合を見れる事に感謝しつつ、仮に今季が2冠のみで終わってしまってもこの2022年のリバプールを応援出来たことを記憶に刻み込んで、今後もリバプールを愛し続けたいと、改めて思わせてくれたリバプールに感謝です。
さて、もう2時間半くらいしたらプレミアリーグの最終節が始まります。
皆さま、全力でリバプールを応援しつつ、ジェラード、イングス、コウチーニョの活躍に夢を見ましょう。
YNWA
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