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ウェブサイト考察レポート #ごせのね

本日のウェブサイトは、御所市の魅力を発信するプロモーションサイト「ごせのね」です 。御所市(ごせし)は、奈良県の中部に位置する市です。

ターゲット予測: 20代後半~40歳くらい。移住を考えている人。
目的予測: 御所市に訪れてもらう。移住者・街に訪れる人を増やす。
文字(本文): こぶりなゴシック PC 18px SP 16px
全体の印象: 暖か・爽やか・柔らか


豊かな時間の流れを演出するトップの映像


ファーストビューは、人の営みを感じる風景がスローなスピードで流れる。谷全体が映るシーンは、スケールが大きく、迫力を感じる。スマホは特に画面全体に動画が表示されるため、カメラの動きに合わせ、自分が空を飛んでいるような没入感がある。自然豊かな古き良き街並みでの生活と、そこで流れるゆったりとした時間の流れを演出したいのだと思う。

PC版ではスクロールすると画面いっぱいにイラストが現れる。柔らかな風が吹いてきそうな手描きのテクスチャー。映像とはまた別のアプローチで街の豊かな雰囲気を繰り返し強調している。人の存在や温かみを強調する意図があると思う。写真・動画と手書きのイラストを組み合わせることでリアリティがありつつも情緒的な演出になっていると思う。

曲線によって表現される街のストーリー

サイト内では動く線がモチーフとして使用されている。写真と合わせてスーッと伸びていく線を目で追ってゆくと、サイトを通してひとつのストーリーを見ているように感じる。御所市は約二千年ものあいだ人々の暮らしが途絶えることなく続いてきた地域のため、時間のつながりや流れを表現したいのだと思う。写真のテイストは、感情に訴えかけるノスタルジックな印象のものが多く、昔ながらの建物・自然・人が共存している。惜しみなく使用しているため、写真の中の御所市に感情移入しやすい。


乾燥
映像・写真・イラストの盛りだくさんで、とにかくビジュアルの表現で街の気持ちよさ、懐かしさを伝えたいのだと思った。移住や旅行を検討している人は最初の動画や大量の写真見たら街のイメージが付きやすくて良いと思った。インタビュー記事やスポット紹介など読み物としてのボリュームもあり、丁寧に御所市のことを伝えようという意志を感じた。


■ こうしたらよりよくなりそうと思ったこと

「訪れてほしい場所」というコンテンツの動線部分。下までスライドしないと「スポット」「お店・滞在施設」というボタンが出てこない。「スポット」「お店・滞在施設」という表示を上の方に持ってきつつ、ボタンを大きくしたり、左右の画像をクリックしたら下層に飛べるようにしたらどうか。

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