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畢竟、経営とは

「何を」するかではない、「誰が」するかだ。何をやるか、その検討が大事なのではなく、やる人を誰にするか、その選別が大事なのだ。


「やること」を仮に正しく決めたとしても、それを「やる人」を間違えて配置すればその「やること」は正しくなされない。

逆に、「やる人」を正しく配置すれば、仮に「やること」を間違えて見繕っていたとしても、いずれその人は間違いに気付き、必ずや正しい「やること」を見出す。そしてその正しい「やり方」を見出すのだ。


となると、経営者は何をすべきか。そして何をすべきではないのか。


すべきことは、手にすることのできる人材で最大限の成果をあげることができるような人員配置を徹底して考えることだ。経営者のやるべきことと取るべき責任は全てそこに集約されるのだ。


すべきでないことは、その人員配置をないがしろにし、人の配置に関心を持たないままに、やるべきことは何かと必死になって探すことだ。そうなっては結局、何をどう頑張っても、何も上手くいかないのだ。


もし経営がうまくいってないなら、人員配置、特に上層部のそれを見直すべきだ。規模にもよるだろうが、特に会社の上から5人くらいが、その会社の得られるベストの経営チームを形成しているか、そこを虚心坦懐に(先入観をすべて排して)見つめ直すべきだ。


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