ジョジョ第4部 辻の考察(ネタバレ有ります)

吉良吉影とのラストバトル終盤、仗助の仲間達がぞくぞくと集結し吉良が絶望するシーン、吉良が早人に

「おまえに味方する「運命」なんて…おまえが乗れるかどうかの「チャンス」なんて…今!ここにある「正義の心」に比べればちっぽけな力なんだッ!・・・云々」

と言われるセリフがあります。

話は少し戻り、その吉良の犠牲者の1人、辻彩はスタンド使いです。

この辻は吉良が承太郎達との一度目の戦いから逃走するために無理やり利用され、これまでの吉良の犠牲者同様、始末されてしまいました。

吉良は必ず逃げ延びてきており、自分でも「誰も止めることができない」という自信を持っていました。
そして、この時も承太郎達からまんまと逃げ切っています。

しかし、そんな強運の吉良はその後、ただの一般人、それも小学生である早人からの疑惑や岸辺露伴の撮影した写真などから徐々に追い詰められ、結局吉良にとって事態が決定的に好転することなく敗北することとなりました。

これらがもし偶然ではなく、運命の力だったとしたら…?
それまで正義の手から逃げ延びていた吉良の運命が変わったのだとしたら…?

辻彩のスタンド名は「シンデレラ」
能力は「人物のイメージを変えることでその者の運勢を変える能力」

長年逃げ延び、承太郎達からも逃げ切った吉良でしたが、もしもシンデレラで顔を変えさせられた時、最後の力で吉良の運勢を変えたことで
「正義に負ける運命」
になっていたのだとしたら…。

また、このノート冒頭でお話ししたセリフ。
漫画版ではそのセリフ全てに強調するための「・」が横に打ってあります。

必ず逃げ切れる運命にあったキラの犠牲者になった辻が一矢報いた事がこの結末へ繋いだ。
…と考えると、熱いものがありますよね。

これらは、
シンデレラの能力は30分しか効果がないとされているが、スタンドが消滅した後も吉良への能力が定着していることや辻の最後があっさり過ぎるように感じたこと、
第4部の後半は「運」や「運命」が関わる要素(※)が多く、結末にも深く関係があるのかもと考えたからです。
※ジャンケン小僧の「運」やラストバトルのセリフ「命を運んでくると書いて運命!」などなど。

ですが、私は考察が得意ではないのでこれが正しいかは分かりません。
それでもこの考察、私は事実であって欲しいです。

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