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旅の話(柴又編)

東京の街を自転車で走る。

地方の田舎に住んでる私が、まさか東京で自転車に乗ることになるとは夢にも思わなかった。
たまたま友達の家から目的地の柴又まで自転車で行ける距離だったので、自転車を借りて漕いで行った。

江戸川沿いの自転車ロード
雲ひとつない快晴
ランニングをしている人、散歩している人、ソフトボールをしている少年たち、色々な人がいた。
メロウな感じがして気持ち良い。

まずは、柴又帝釈天へ。
振袖を着た新成人が何人かいたので、「おめでとうございます」と言ってまわりたい気分になったがやめておいた。

「かわいい!」
ポメラニアンを見つけた。私たちの声を聞いて飼い主さんが立ち止まってくれた。2匹の真っ白なポメラニアン。飼い主さんはとても親切で私たちに触らせてくれた。モフモフ不足に陥っていた私はエネルギー補給をすることができた。ありがたい。
お参りをしてから、吉野家の草団子を頂く。
あったかくて美味しい。

そして、ずっと楽しみにしていたところへ。
昭和レトロ喫茶 セピア
インスタでこの喫茶店を知ってから3年間くらいずっと 行きたいなぁ…と思っていたのでやっとそれが叶ってご機嫌だった。

クリームソーダ
水色のソーダにブルーシールアイス(バニラ)、さくらんぼ、みかんが乗っている。窓側の席に座ったのが良くて、窓から差し込む光がクリームソーダを照らしていてとても美しかった。ちなみに友達は赤のクリームソーダを注文した。

ナポリタン
たこさんウィンナーにしっかり顔がかかれている。懐かしい味がして落ち着く。友達とずっと「おいしい」と言って食べていた。

店の2階にはキャンディ・キャンディ博物館があった。入館料を払って階段を登った先には1つの部屋にビッシリとキャンディ・キャンディグッズが展示されていた。ここはキャンディ・H・ミルキィさんがいる時でないとオープンしてないそうだ。
グッズを手に取って見る それがここのルール。たくさんな貴重な品を手にとるのは少し緊張したが、こんな経験めったに出来ないので色々見せてもらった。
「若い子がいてビックリした!」
キャンディ・キャンディファンのマダムが話しかけてくれた。この方も私と同じように3年間ほどここの喫茶店に行きたいと思ってやっと来れたそう。
私はキャンディ・キャンディの物語を見たことはないが、マダムたちとキャンディさんたちが熱く語っているのを見て、ここまで人を惹きつけるのだから凄い作品なんだろうなと思った。そして、好きなことを好きと堂々と言えることが素敵だと思った。たくさんの月日が過ぎてもこうやって新しい出会いが生まれたり、語り合えたりするのだから。

今回柴又を訪れて、とても心があたたかくなった。
まだ色々と見たいところがあるのでまた行ってみようかな。

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