見出し画像

2022.02.05阪神紅白戦雑感

白4-2紅(特別ルールのため6回表で終了)

寸評


【白】
1(中)島田海吏 三ゴ、三邪飛、四球、四球
2四球1得点と1番打者として及第点の活躍
速球に詰まらされた凡退が続いたのが気になる点
2(遊)小幡竜平 左二、左飛、二ゴ、中走④
力負けせずライナーを連発、脚力で塁打数を稼いだ
元来打球角度をつけられる選手で三塁打量産の予感
3(左)糸井嘉男 右飛、四球、二失、中安
まだまだ調整途上も小川の初球逃さず貫禄見せた
木浪の三塁打の時シャカシャカ走ってて草生えた
4(三)大山悠輔 遊ゴ、四球、中飛、右飛
この時期の結果で一喜一憂する必要はない選手だが…
ミスショットが目立つ物足りない内容ではあった
5(捕)梅野隆太郎 中飛、見三、左安
昨季より反動をつけないフォームで強烈な引っ張り
コンディション良好に見え、打撃成績良化に期待大
6(右)江越大賀 遊ゴ、空三、空三
初実戦はタイミングを合わせることに苦慮し2三振
フリー打撃で見せたフォーム改造の成果発揮できず
7(一)長坂拳弥 一ゴ、空三、右飛
3タコも極端な泳ぎ、詰まりがなかった点は好材料
打席での適応力見せ右代打兼第3捕手から狙いたい
8(二)高寺望夢 右安、左飛、右二
阪神の課題である内角速球対応への非凡さを見せた
パワーレスは否めないがアピールとしては上々か
(投)藤浪晋太郎 2回2安打1四球2三振1失点
外角多投で苦心の投球も右打者に踏み込まれていた
ロハスに投じたカーブを使った直球修正に活路を
2番手 渡邉雄大 1回1安打無失点
主力左打者が並ぶ中で無失点は次回に期待が持てる
スライダー生かすべく速球でベースを広く使いたい
3番手小野泰己 2回2安打2四球2三振1失点
結果を残そうと試行錯誤している様子は伺えるが…
シンプルに原点回帰し指に掛かる直球を増やしたい

【紅】
1(中)近本光司 四球、投ゴ、遊ゴ
この試合光ったのは圧倒的な守備範囲、今年も磐石
えらくふんわりした返球してたのが気にはなった
2(遊)遠藤成 空三、遊ゴ、空三
江越の痛烈な遊ゴを衝突せず捌いたプレイは見事
打撃は結果出ずとも焦らずに、形はそのまま継続を
3(左)メル・ロハスJr. 空三(左)、右安(右)、投ゴ(左)
藤浪に遊ばれるも変則渡邉に対応、仕上がりは良好
左打席の時あんなにベースから離れて立ってた?
4(右)佐藤輝明 左本①、二ゴ、中二
新フォームがしっくり来ず微調整もいきなりの一発
アゴヒゲ伸ばしてるのめっちゃ似合ってると思う
5(三)木浪聖也 遊飛、遊ゴ、中三①
大山の難しい三ゴを華麗に捌き、遊撃も安定感抜群
打撃もセンター中心に快音、一軍選手らしいプレイ
6(一)小野寺暖 遊ゴ、右飛、空三
昨季の活躍のせいか、紅白戦でも厳しい配球で3タコ
一塁守備の機敏さ光る、ハンドリング磨いてUT化も
7(捕)坂本誠志郎 右安、死球 1盗塁
正捕手奪取へ、新主将が藤浪攻略で猛アピール
若手投手救うフレーミングも更なる進化を見せた
8(二)熊谷敬宥 投ゴ、四球
小野に対してしっかり四球を選んだのは好印象
引っ張れるところを見せて打席数増加を狙いたい
(投)伊藤将司 2回1安打無失点
イトマサと坂本が組むとストライクゾーンが1.5倍
バッテリーでスピードアップ賞受賞してくれ
2番手 馬場皐輔 2回1安打2四球無失点
四球は出すが崩れない、まさに馬場らしい投球内容
直球の強さは昨季以上、フォークも更に活きそう
3番手 小川一平 2回4安打2四球4失点
こちらは馬場とは対照的に四球絡んで小幡に被弾
ボールを置きに行って球威を失う場面も見られた

ピックアッププレイヤー

#18 馬場皐輔
昨季、「馬場ガッツ」で話題になった試合を彷彿とさせる内容だった。「自作自演」とも称されるような馬場の投球スタイルは、「試合が間延びして野手に影響する」などといった理由でどちらかと言えば否定的な文脈で語られがちだ。それは間違いないし、肩肘への負担を考えても決して推奨されるものではない。だが、投手にとって何よりも重要な仕事は「0に抑えること」である。それを馬場はよく理解している。だから、何があっても簡単には崩れない。むしろ勝負どころでは積極的に四球というチョイスができる。投手はとかくパーフェクトを求めがちだが、それが果たせなかった時にベターを積み重ねることができるのも才能のひとつだし、馬場はその才能を持っている。彼の「0で抑えりゃいいんだろ」マインドが阪神投手陣に浸透すれば、救われる選手もいそうな気がするのだが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?