買ったプリンター、返品したプリンター

SOHO用にインクジェットプリンターを新調した。これまでのプリンターは特に不満もなく気に入っているのだが、iPhoneやiPadから直接印刷できたほうが「生産性」が上がるんじゃないかということで。

今までのプリンター:

よいところ
・6年ほど使ってほぼトラブルフリーでメンテナンスフリー
・つくりがしっかりしている
・前面給紙トレイ
・型番がF1ぽい(→ マクラーレンだったらこれ) 

よくないところ
・AirPrint非対応
・スキャンしたら保存先がUSBメモリーしか選べない

インクの減りは正直よくわからない。まとまった印刷をするのは毎年50枚ほどの年賀状なので。それにしても、よくない点がほとんどない、ほぼ満点のプリンターだと思う。この流れで自然とキヤノンの後継機種を買おうと思っていた。

新しいプリンターに望むこと
・こわれない
・AirPrintでiPhoneやiPadからも印刷できる
・前面給紙トレイ
・印刷ジョブを受信すると自動的に電源が入る
・スキャナーとコピー
・いちおう写真もプリントできる

CD/DVD/BDのレーベルプリントとか、Faxとか、大画面のタッチパネルとかはどうでもよい。Epsonのエコタンク搭載プリンターも気になったが、そんなにたくさん印刷するわけでもなく、ランニングコストもあまり変わらなそうな割には初期費用が高くつくので見送った。あと、ネット上のレビューを見るとEpsonはノズル詰まりが多いイメージがある。実際、MP640の前に自分が使っていたEpsonの廉価版プリンターはしょっちゅうノズルクリーニングが必要だったし。

そうなると自然とキヤノンが候補に上がるはずなのだが、数か月前に父親のためにPixus TS5030を選んでセットアップをしたときに最近のキヤノンのPixusにはあまり感心できなかった。まず、このモデルには前面給紙トレイが無かった。筐体のコンパクト化が進んでキューブ型?になり、蓋はペラペラに。上位機種のTS9030とTS8030をコジマの店頭で見たが、ネット上の情報のとおりA4用紙を前面の給紙トレイに入れるとトレイが出っ張ってしまう。しかも、出っ張った部分はトレイのカバーが無い。もう僕が知っているPixusではなくなってしまったようだ。

キヤノンとエプソンがダメなら3番手はHPだろう。ブラザーも頑張っているけど、昔使っていた安いFax電話が洗練されていなかったので、あまりよいイメージが無い。HPは初めて家で使ったプリンターだし、オンラインのアップルストアで販売されているプリンターはHPだけだし、なんとなくアップル製品との相性がいいんじゃなかろうか、という思いがあった。ひと昔のプリンターにあった無骨さが残っていて、よい意味でグローバルスタンダード(死語?)風の佇まいも気に入った。しかも値段も国内メーカーのものより手頃ときている。

買ったプリンター:HP プリンター ENVY5640 インクジェット複合機(→ 翌日に返品)

たしかに大きくてしっかりしていて安定感がありそうだった。でも結局、セットアップ完了まで至らずAmazonに返品した。

よいところ
・筐体が大きくて頑丈
・インクがひとつだけでも印刷できる(らしい、試してないけど)
・ iPhoneやiPadから印刷できた(HPの公式アプリをインストール)

よくないところ
・マニュアルが不親切で不足している。読んでも「アクティベート化」が必要な意味がわからない
・似たようなHP公式アプリが複数あってどれを使うのがベストなのかわからない

・初期設定を完了できない(5回以上やったがすべて調整に失敗)

Q&Aを見てファームウェアをアップデートしても改善されない。数時間格闘したがダメで、これ以上このプリンターにつきあう時間が勿体ないのでHPさんとのおつきあいは破談となった。交換ではなく返品(返金)手続きをAmazonで行った。交換理由は「商品の不具合」みたいのを選んだ。(後日、無事に返金手続きが完了)

次に買ったプリンター:Canon MAXIFY iB4120

キヤノンで頑丈そうなのを探したらこのビジネス向けのインクジェット複合機があった。値段もコンシューマー向けのPixusとほぼ同じか、むしろ安いくらい。とうぶんこのプリンターにお世話になる。

よいところ
・筐体がめっちゃ大きくて頑丈(すぎるくらい)
・iPhoneやiPadから印刷できた(今まで使ってたCanonアプリがそのまま使える)
・キヤノン公式アプリがひとつだけで迷わない
・自動電源オン/オフが設定できる

この電源機能の説明は製品付属マニュアルに詳しくかかれていないので、このページを参照した。よくないところは今のところない。