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高配当株とそのメリット?

高配当株とは、簡単に言うと企業が株主に配当金を支払う割合が高い株のことを指します。一般的に高配当株は安定した企業である場合が多く、株価の上昇が期待できない代わりに配当金の受取りが期待できます。米国株式市場には多くの高配当株が存在し、投資家にとって魅力的な選択肢となっています。一般的に株式の配当は年に4回、つまり3月、6月、9月、12月に支払われます。これらの配当は株主が所有する株式数に応じて支払われ、通常は株価に基づいて計算されます。例えば1株あたりの配当金が1ドルである場合、100株所有している場合、配当金は1回あたり100ドル支払われます。

ただし、すべての企業が四半期ごとに配当を支払うわけではありません。いくつかの企業は半年ごとに配当を支払う場合もあります。また、一部の企業は年に1回、年次総会の時期に配当を支払うこともあります。それぞれの企業の配当支払いスケジュールは企業の財務状況や業績、経営方針によって異なります。

したがって、企業の配当支払いスケジュールを確認することが重要です。また、配当を再投資する場合、配当が支払われるたびに再投資をすることで、複利の効果を利用することができます。

ここでは、2023年2月時点で高配当利回りが高い3つの米国高配当株を紹介し、それに投資するメリットについて解説します。

1.ExxonMobil(NYSE: XOM):配当利回り6.1%

ExxonMobilは、世界的な石油・ガス企業であり、石油採掘・精製、石油製品販売、化学品製造などを手がけています。同社は、世界的なエネルギー需要の増加に対応するため、継続的に採掘・精製事業を拡大しており、配当金の増配が期待できます。

2.AbbVie(NYSE: ABBV)配当利回り3.9%

AbbVieは、医療分野においてがん治療薬や自己免疫疾患治療薬を中心とした製品を開発・販売しているアメリカの企業です。同社の主力製品であるがん治療薬の「Humira」は、世界で最も売れている医薬品の1つです。また、新薬の開発にも力を入れており、治療薬市場でのシェア拡大や成長が期待されています。


3.Johnson & Johnson(NYSE: JNJ):配当利回り3.4%

Johnson & Johnsonは、世界的な医療機器・医薬品・消費財企業で、主に医療機器や医薬品の開発・製造・販売を手がけています。同社は、健康産業において世界的なリーダーであり、高い成長性を持つ医療機器・医薬品市場での地位を確立しています。また安定的なキャッシュフローを持ち、配当金の増配が期待されます。

これらの3つの高配当株に投資するメリットは、以下の通りです。

1.長期的な収益性の向上

高配当株は、安定的な配当金収入を提供するため、長期的な収益性を向上させることができます。株価が上昇しなくても、配当金を受け取ることができるため、投資家にとって魅力的な選択肢となります。

2.リスク管理

高配当株は多くの場合、安定した企業であるためリスク管理に役立ちます。配当金が支払われなくなることはまれであり、株価が下落した場合でも配当金が受け取れるためリスクを抑えることができます。

3.インカムストリームの確保

高配当株に投資することで、定期的なインカムストリームを確保することができます。このため年金や退職金、子供の教育費などの支払いを賄うための収入源として高配当株に投資することができます。

以上のように、高配当株は収益性を向上させるために魅力的な投資先となっています。しかし、高配当株は業績の悪化や配当金の減少、または配当停止の可能性があるため注意が必要です。企業の財務状況や業績などを調べ、慎重に投資を検討することが重要です。

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