転職活動備忘録①「転職活動スタート編」

 初めましての方は初めまして。
 日頃は主に小説を公開する用のアカウントですが、転職活動を経験した備忘録としてこの記事を書こうと思い立ち、公開しております。今後、「○○編」として、何回かに分けて公開していく予定です。
 転職活動をこれから始める方や、されている最中の方の参考になるかは分かりませんが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
※個人の意見が多く含まれているので、参考までにしてください。

1.転職活動のきっかけ
 転職活動を始めた理由は、交際中の方と結婚を決めたためです(彼との出会いについては、本記事では蛇足なので省略します)。
 結婚を決めたはいいものの、在来線で片道3時間掛かる、遠距離恋愛というには中途半端だけれど日帰りには遠いところに住んでいました。なので、どちらかの住んでいるところに片方が移り住むということになりました。
 突然ですが、ここで私と彼のプロフィールを紹介します。
 まず、私ですが、某私立大学大学院でセラミックスについて専攻し、専攻を生かした就職先に新卒で入社、セラミックス関係の仕事をしておりました。会社は東証一部上場のグループ会社の親会社でしたが、親会社単体での従業員数は400名もいない規模です。
 対して彼は、某国立T大学大学院を卒業後、専攻を生かして専門職の研究開発者として新卒で入社しました。会社の規模は単体で数千名の大きな会社です。彼の歳は私より2つ年上ですが、社会人としては1つ上です。年収は私と彼はほぼ同じくらいでした。
 以上が私と彼のプロフィールです。これを踏まえて相談したわけではないですが、彼が転職活動をしたくないことと、もともと転職サイトをほんのり見始めていたので転職しても良いかと思い、私が転職活動をすることになりました。結婚のこともあったので、両家の親に結婚する準備と、私が転職活動を始めることを伝えました。

2.転職活動開始
 まずは転職活動を始めるには、転職サイトに登録するしかないだろうということで、オススメの転職サイトを検索し、エージェントも活用すべきだと見たので登録をしました。数年前に私の父が転職をしており、その際に転職エージェントを利用していて、利用すべきだと言われていたこともありました。登録したサイトは、下記の通りです。
・doda (エージェントサービス登録)
・リクナビエージェント
・マイナビ転職
・ビズリーチ
スマホのアプリをダウンロードして登録しました。登録する時の注意点ですが、経歴、現職の仕事内容、転職理由、保持している資格、その他もろもろをいきなり書かないと登録が進めないので、事前に書き出してから登録作業を始めると間違いが起きにくいと思います。私は何も知らずに始めたので、登録地獄を味わいました。
 ひとまず登録が終わると、初回面談の予約が出来るようになります。最近は感染症対策のため、電話やZoomのようなWeb面談を行っているサイトがほとんどです。私は主に電話面談を行い、dodaだけZoom面談をしました。人間は不思議なものですが、声だけ聞いたことある人よりも、顔を見たことある人の方が信用しやすいみたいで、この面談がきっかけでdodaをメインに活用するようになりました。dodaのエージェントの方が朗らかで話しやすいこともあったからかとも思います。
 面談で話した内容は、
・転職活動を始めた理由
・現職の仕事内容
・(第二新卒に入る経歴だったこともあり)学生時代の研究内容
・どんな転職をしたいか
・その理由
・転職活動の期間
といったことを話しました。面談は特に準備をしていなかったため、聞かれたことを答えました。私は結婚が転職活動の理由だったため、転職先の第一条件として、彼の勤務先と同じ市内か近隣を希望しました。
 転職活動初心者だったので知らなかったのですが、一般的な転職の場合は、エリアよりも業種や職種を優先するので、私のようにエリアを特定しての転職活動は難易度が上がるそうです。希望勤務地は産業都市で機械系メーカーは多いですが、私は材料系の研究開発かSEを志望しており、会社が限られていましたので後々苦戦することになりました。
 面談が終わると、転職サイトを使って、職務経歴書と履歴書の作成を始めました。履歴書は、
・自分の連絡先
・高校卒業から現職までの経歴
・保持している資格(普通免許も入ります)
といった自分のプロフィールを書くので割と簡単に書けます。
 しかし、職務経歴書が問題です。応募した企業は何を見るかというと、職務経歴書になります。職務経歴書には、主に
・学生時代の研究内容
・現職の入社してからの仕事内容
・転職理由
・自分の強み
を書きます。1つずつ解説しますと、「学生時代の研究内容」は研究内容のタイトルと内容を書きます。また、面接の際に聞かれた時に備えて、専門ではない人が聞いても理解できるように噛み砕いた説明を用意します。「現職の入社してからの仕事内容」は、入社から配属まで期間がある場合は研修時の内容、配属後の仕事内容(仕事内容を1文で表す、日頃の業務、扱っている物・材質、顧客打ち合わせ等)を細かく書いていきます。職務経歴書をまず見て判断するのは大体が人事部なので、応募先企業の業務内容に一致する確率を上げるために、仕事内容を細かく単語にし、書いていきます。簡単に思いつかないときは、ブレインストーミングをしてみるか、仕事の流れ(例えば、受注〜発送まで)を順番に書き出すと良いと思います。続いて、「転職理由」ですが、理由は前向きに書くことが重要になります。私の場合は結婚が理由なので参考にはならないので、エージェントに正直に理由を話して、言い換えを教えてもらうのが1番です。「自分の強み」については、仕事で大事にしていたことや成功経験を、守秘義務もあるので話せる範囲で具体的に書きます。
 ここまで職務経歴書について書きましたが、転職者だけでは完成されたものを書くのは大変なので、エージェントに相談することが大事です。といっても、何もないところからエージェントが生み出せるわけがないので、叩き台を自分で作り、添削してもらうのが早いです。私は転職サイトで書き方を見ながら叩き台を作り、dodaのエージェントと電話で相談しながらリアルタイムで添削をしてもらいました。添削後、メールで送ってもらい、確認して修正したら、晴れて完成です。実はリクナビのエージェントにも添削してもらいましたが、フォーマットや言葉の書き換えをされただけで内容の添削はなかったので、完成後はdodaのエージェントに添削してもらった職務経歴書をリクナビで使って欲しいと提出しました。(この辺りからdodaのエージェントを信頼し始め、メインに使おうと思い始めていました)
 履歴書と職務経歴書が完成したら、応募が始められます。エージェント利用している場合は、転職サイトから応募依頼をし、エージェントが企業に履歴書と職務経歴書、推薦書を提出します。ここで、職務経歴書を応募する企業に合わせて書き換えるべきだということをネットで見ましたが、私は全て同じ職務経歴書を提出しました。手間を惜しまない人は書き換えてみると、書類選考通過の可能性が上がるかもしれませんが、保証は出来ないのでご自身で考えて行ってください。
 推薦書については、どんなことが書いてあるのか気になる人は、エージェントに連絡すると教えてもらうことができます。私は第二新卒に入る経歴だったこと、結婚が理由だったため、どのような表現をされているのか気になったので、dodaからは教えてもらいました。
 企業への応募自体は自由に出来るので、少しでも興味や希望に沿った企業があれば応募すると良いと思います。軸ずらし転職がしやすいとも言いますし、私自身も結果としては軸ずらし転職に近いので、そういうことを参考にしてみるのも良いかもしれません。

 今回はここまでになります。
 次回、転職活動備忘録②「書類選考・面接編」。

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