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【フードデリバリー】

 コロナ禍で一気に浸透した感があるフードデリバリービジネス。有名なのはUberなんだけど、というかこのUberって企業のビジネスモデルが最近だとトレンドでもあり、なにかと問題にもなっているよね。
 ライドシェアもフードデリバリーも車社会のアメリカらしいビジネスなんだけど、あんだけ治安悪くて銃社会なのにそこは信用で動いてるんだなと、そう思うとなんだか複雑。
 今までの感覚ならアメリカで知らんやつの車に乗るなんて絶対無理だし、見ず知らずの奴にメシを届けてもらうなんて考えられもしなかった。
 Uberがだからまず整えたのは信用なんだろうね。治安が悪いからこそ、そこは整えやすかったのかもしれない。
 それでも犯罪に利用されたりは多々あったみたいだけど。

 日本にこのビジネスモデルをどう持ち込むか……Airbnbの時みたいに法整備される前ににグレーゾーンと言い張って乗り込むか、UberにしてもUberEatsにしてもそのあたりで苦戦したと思うんだよね、Uberはタクシー会社とバチバチになるのが目に見えていたわけだし、アメリカには2種免許みたいな制度ないもんな。
 なんかの映画で外国人がニューヨークに移住してきてまずやれる仕事といえばタクシーの運転手って言ってたけど、そこにプロ意識とかないもの、アメリカ。
 UberEatsに関してはコロナ禍ってのもあってサクッとハマった感じはするよね、雇用の面で多少のトラブルはあったみたいだけど、旭川だとWoltが先に参入してきて50%ぐらいのシェアを占めてるらしい。出前館やUberに比べてWoltは地方戦略が上手かったんだろう。
 50%までシェアを占めちゃうと、配達員も抑えられちゃうから後続の競合たちは苦戦しそう。

 それにしてもこのフードデリバリーって、よく営業電話がきたり、店に営業の人がきたりして話もするんだけど、旭川でやるのキツくね?いや、やってくれるのはありがたいしたまに利用もするんだけど、なんせ雪と道路状況がね、過酷でしかない。

 Woltが参入してくるときにじっくり話したりしたけど、うちの店は登録してない。30%〜35%ぐらい利用料って高いじゃん。
 配達員の労働環境向上のためとか、システムを整えるためとか言ってたけど、いや、上の人たちがベンツやロレックス買うためだろ。もしくはカルティエか?
 例えば1000円のピザが注文されたらサービス使用料として300円フードデリバリー企業に払うシステムじゃんね、だからそれも込みで価格を1280円に設定すれば良いって説明されたんだけど、フードデリバリー企業は消費者から配達料も取るじゃない、つまり仲介役として両方からお金を引っ張るのね、よくできたシステムだと思うけど、だからこそ気に食わないからやらなかった。
 料金の内訳の表記をピザ1000円、サービス利用料300円+配達料にしてくれるなら良いよって伝えんたんだけどね、さすがに無理みたいで。
 今のご時世、モノの値段の内訳は税率も違うんだし明確にしたほうが良いと思うんだけどね、税金もそうだけど、何にいくら払わされているのか不明瞭にしてどんどんボッタくってくるじゃんね。

 人材派遣とかフードデリバリー企業もそうだけど、いわゆるピンハネ企業は好きじゃない。だってフードデリバリー企業の社員は良いスーツに良い腕時計してオフィスでスタバのコーヒー飲んでんだろ?配達員は低賃金、缶コーヒーの温もりで寒さを凌いでるのに。
 勝手にそんな想像して勝手に嫌ってるだけなんだけどね。

 そして結局フードデリバリーも競合相手がコンビニになるっていう日本ではお決まりのパターンで伸び悩む。

 どんだけ強いんだよ日本のコンビニ。


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