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画像評価

画像評価法の出題のまとめです。

★過去問Check★
第18回(22)SNR測定
第17回(23)SNR測定
第16回(23)SNR測定
第15回(23)画像評価
第13回(6)SNR測定
第12回(7)画像評価
第11回(44)画像評価
第10回(34)性能評価(48)性能評価
第8回(24)画像評価

過去問は日本磁気共鳴専門技術者認定機構のホームページにPDFデータが公開されておりますのでそちらをご活用ください★


問題1 SNRの測定方法について正しい記述はどれか.

(1)測定領域から求める方法

  1. 比較的信号が均一でアーチファクトを含まない領域にROIを設定する.

【解答】
1. O



【解説】
★POINT★
SNRの測定とは,S(信号値:Signal)N(雑音値:Noise)を求めて割り算すること.
SNRは画像の“雑音特性”ともいい,装置が正常に動作しているかの確認や,臨床画像評価に使われている評価項目である.

S(信号値)は測定する領域の信号平均値である.
N(雑音値)を測定する方法はいくつかあり,それぞれ特徴が異なるため,目的に合わせた測定法を選択しなければならない.

(1)測定領域から求める方法

均一ファントムを測定した場合,画像中のファントム領域内に設定したROIでは各ピクセルの信号値は同一であることが期待されるため,雑音はこの標準偏差で定義される.

均一ファントムをたとえ均一ボリュームコイルで撮像したとしても,信号ムラはどうしても発生するほか,バックグラウンドとの境界付近ではトランケーションアーチファクトが生じているため,測定ROIは撮像アーチファクトの影響がなるべくない位置にROIを設定する必要がある.



(2)バックグラウンド領域から求める方法

  1. バックグラウンド領域のノイズは正規分布を示す.

  2. バックグラウンド領域の標準偏差からノイズを求めるときは,ノイズを補正係数0.655で除す必要がある.


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