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管理職は批評家になってはダメで、正しく判断するためにオープンに考え常に学び続ける姿勢が重要

東洋経済で「評価者思考の管理職がうまくいかない理由」という記事を発見。むちゃくちゃ納得してしまいました。

記事中では「評価者思考」とともに、対をなす概念として「学習者思考」が紹介されています。いずれも見慣れない言葉ですが、定義としては以下のような感じです。

▽評価者思考
人が言ったことに対して自身の経験を元に解釈して判断する

▽学習者思考
人が言ったことから本当に実現したいことを解釈して、できる方法を考える

もっと乱暴に言うと、評価者思考は部下が言ってきたことに対してあーだこーだと批評だけしている人のマインドセットと似たようなもので、かたや学習者思考は部下が言ってきたことに対して、実現すべき本質を捉えた上でどうやったらできるのか考えること。と解釈しました。その要因は課題解決の基準を「自分の中だけに求めるか」「自分だけでなく外部にも求めるのか」の違いだと思います。

こうやって書くと、ほとんどの人が「そりゃ後者の方が理想だよね」と感じると思うのですが、でも実際の世の中では前者のようなタイプが膨大にいたりするものです。その理由は様々だとは思うのですが、個人的には管理職の学習不足に起因するところが多いのではないかと思っています。

自分の中の知識や経験は全部過去のものですから、新たに発生することに対して徐々に対応できなくなってきます。でも、ある程度の期間は蓄積だけでそこそこ仕事ができてしまうので、新たに学ばなくても現場メンバー以上のクオリティの仕事ができたりするものです。でも、それも最初の数年だけ。徐々に周囲の状況が変わってくると過去の蓄積だけでは太刀打ちできず、仕事の成果を出すことができなくなってしまいます。

なので、管理職としてコンスタントに成果を出し続けるためには、自分がわかる範囲のことだけで対処するのではなく、常に課題に対してオープンかつ全体最適のマインドで対峙することが大切であって、その姿勢を持続するためにも常に学び続けることが必須なんだろうと感じました。

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