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ニトリのITパスポート取得推進は会社全体のITリテラシーの底上げにつながる良策

togetterを見ていたらニトリが社員の8割にIT国家資格「ITパスポート」の取得を進めるニュースについてのまとめを発見。むちゃくちゃ納得の内容でした。

このニュースが日経新聞に掲載された直後は「ITパスポートなんて取得して何の役に立つの?」といった論調が目につきました。確かにITパスポートはけっこう基本的なIT資格なので、この資格を持っているだけで直接的に何かの役立つことは少ないかもしれません。でも、この資格を取得しているということはITの基礎知識を身に着けているという証にはなります。

なので、ニトリが目指しているのは資格を取得することで従業員のITレベルのトップラインを上げようとしているのではなく、ボトムラインを底上げしようとしているのではないかと本まとめでは論じられています。多分実際にその通りなんじゃないかと思います。

この施策はすごく理にかなってますよね。まとめにも書かれているようにシステムはボトムラインに合わせて作られるので、従業員の数%でもアナログな業務から離れられなかったりすると、業務フローにアナログを残さざるを得なくなってしまいます。さらにIT知識のレベルが揃っているということは一定のレベルまで共通言語化できるということ。ということは業務のデジタル化といった守りの施策だけにとどまらず、新規企画立案などの攻めの施策まで含めて業務のスループットが圧倒的に改善するものです。

ということで、ITリテラシー底上げを実現したニトリが今後どうなっていくのか、すごく楽しみです。

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