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令和になって丸一年

 昨年の今日は、前日より大阪・梅田にある周辺環境が極めてFunkyなホテルのかなり狭めなシングル・ルームに滞在していた。僕は夜の11時から見る番組はWBSと決めている(一番地味で一番落ち着く)ので、テレビ大阪の画面を見ながら日付が変わると同時にひとりで「Welcome令和!」と(たぶん心の中で叫んでもいない)祝って、近くのコンビニで仕入れた缶ビールだったか缶チューハイだったかを飲んでいた記憶がある。新しい元号をまるで新年のように祝えたのは極めてレアな体験だった。
 明けた5月1日はumedaTRAD(昔のバナナ・ホール、旧名:AKASO)で『LEGEND OF ROCK in OSAKA Tribute to QUEEN』というイベントに出演させてもらった。高校時代の先輩・同級生が見に来てくれて、終演後はプチ同窓会のように一緒にお酒を飲むこともできた。
 令和になって丸一年たった。恒例の『GUEEN春のゴールデンリサイタル』は延期、仕事は学校へは行かず基本自宅勤務に。家族揃ってインドア派の我が家は生活形態がそれほど変わるわけではなく、ずっと長い週末を過ごしているようで、今日が何曜日かもわからなくなってきているけれど、子どもが小学校へ行かず自宅で自習している環境に、子どもでも自分をしっかり持っていないと学ぶ習慣が崩壊していくかもという心配は増幅する。だから塾の勉強はオンラインでもそれなりに救いになっている。
 今日、緊急事態宣言の延長がほぼ確実であろうということを受け、それに対応した9月初旬までの学校の予定の連絡がきた。未来が見えるということはとても有り難い。とりあえず夏の終わりまで、こうやっていこうという流れは今日見えた。落ち着かない気持ちはあるが、今回の非常事態のようなイレギュラーな出来事に、昔からどちらかというとワクワクを感じて生きてきた。これからの未来にも良い意味でワクワクしている。世の中が、世の中の価値観が変わるかもと思うからだ。ワクワクしません?
 下世話なことをひとつだけ言うと、自分は乗っかるのは遅かったけれど、オンライン・コミュニケーションの日常はもう来ているので(飲み会やっている時点ですでに特別なことじゃない)、その環境は時間がある今整えておこうと動いている。より良い音で、より良い画質で、支障のない速さで、ということ。学校の授業の替わりのような代打的な価値じゃなくて、これ自体に価値のある使い方ができたらなと妄想している。

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