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複数商品を考慮した「損益分岐点」算出方法の提案

皆さんこんにちは!
元臨床検査技師で今は飲食店の店長を務めているレックスと申します!!
私は医療従事者として培った知識と経験を今の仕事に活かして日々奮闘しております。
概要はこちら↓↓

突然ですが皆さん、損益分岐点の計算をされた事はありますか!?
私は飲食店店長になるまでありませんでした!!

損益分岐点とは「赤字と黒字の分岐点」の事で、言い換えると「赤字にならないようにするにはいくら売らなければいけないか」の指標です。
損益分岐点は病院でも飲食店でも、ビジネスをする上で必ず存在します。
ただ、それを把握せずに経営すると赤字になっている事に気付くのが遅れてしまい、経営破綻に繋がりかねません。

今はYouTuberやネットショップ等、個人事業を始めやすい時代です。
いかなる事業でも、損益分岐点は必ず把握しておく事を強くお勧めします!!
でも計算するのって面倒ですよね(涙)
ネットで「損益分岐点」を検索すると、小難しい専門用語やら図が沢山出てきて「うわぁ…」ってなります(泣)
なので可能な限り簡単に、楽しくご紹介しようと思います!!
そして皆さんに「経営って楽しい!」と感じて頂けたら幸いです!!!!

この記事はこんな方にお勧め!!
・これからビジネスを始める方
・ビジネスを始めているが、損益分岐点を把握していない方
・損益分岐点の計算方法が分からず諦めてしまった方
・経営の基本を学びたい方

【注意】
私は経営コンサルのような経営のプロではありません。
ここでご紹介するのは、あくまで「私がどのようにこの問題を解決したか」という経験談です。
当たり前のように行われている計算方法かもしれませんし、厳密には誤りかもしれません。
しかし少なくとも、私の飲食店経営においてはこの手法で上手くいっています
これらを踏まえた上で読み進めて頂けますと幸いです!

【基礎編①】一般的な「損益分岐点」の算出方法

ちょっと待って!!
いきなり計算式を見せられて「うわぁ…」ってならないで!!
怖くないから!!!
もうこれ以上難しい用語は出さないから行かないで!!!!!涙

確かに、この式だけ見てても理解出来ませんよね。
原理とか難しい話は抜きにして、ざっくりとした具体例を当てはめてとりあえずやってみましょう!

~具体例①~
・固定費(50万円)
:人件費(30万)+家賃(20万)
・売値(500円)
・仕入費(100円)

ここで言う「売値」と「仕入費」は、「一つの商品に対する価格」を指します

この式の意味は、500円(原価率20%)の商品を売って50万円の利益を出すには、この商品を62万5千円分(1250個)売らなければならないという意味です。

~他のサイトでは教えてくれないポイント~
・この式の「固定費」の部分に欲しい金額を当てはめればいくら売れば良いかが分かる!!
・その際、「固定費」に縛られる必要はない!!

先程の例では固定費に人件費と家賃を入れました。
しかし実際には固定費以外にも光熱費や諸経費等の変動費が毎月かかってきます。
私からの最初の提案は、「分かっている変動費や他の費用も欲しい金額として計算しちゃいましょう」という事です!!

【基礎編②】レックス式「必要な売上が分かっちゃう」方法

~具体例②~
・欲しい金額(60万円):人件費(30万)+家賃(20万)+光熱費(5万)+設備購入費(5万)
・売値(500円)
・仕入費(100円)

よって、60万円のお金を得るにはこの商品を75万円分(1500個)売れば良い、という事が分かりました!
「さらに利益が20万円欲しい」となれば、80万円で計算すれば必要な売上は100万円(2000個)だとすぐに算出出来ます。

このように、この計算式は損益分岐点を出すだけでなく、欲しい金額を生み出す為に必要な売上額を教えてくれる超便利な式なのです!!!

これさえあればもう怖くない!!!!!

実際に損益分岐点を算出する際の「壁」

先程の計算式で、必要な金額を得る為に商品をいくら売れば良いのかが分かりました。
しかし、実際の事業の損益分岐点を計算するにはこれだけでは八方塞がりとなってしまいます。

なぜなら、
販売する商品は1つではないからです!!!!!

先程の式はあくまでも1商品の売値と仕入れ費を元に必要な売上を算出するものでした。
でも1つの商品だけ売るお店って実際は無いですよね?
なのに複数商品を考慮した損益分岐点の算出方法を記したサイトを見付ける事が出来ませんでした…!!涙

なので私は検索する事を諦め、自分で計算する事にしました。
きっと同じ事で悩んでいる方は多いだろうなと思い、その1つの解としてここでご提案させて頂きます。

お待たせしました!
ここからが本題です!!

複数商品を考慮した「損益分岐点」の算出方法

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