千鳥・ノブさんに寄り添うミスチルの楽曲

千鳥・ノブさんのミスチルの楽曲にまつわるエピソード集です。(NHK第一「うたことば」 2020年)

■Mirror

ノブ 「最後の方の“夢に架かる虹の橋~そう願う今日この頃です”が僕の人生のモットーというか、こんな素敵な言葉をよくぞつなげて言ってくれたなというか、なんかこうありたいと思いますよね。誰にでも。嫁にでもそうでしょうし、子供にでもそうですし、また相方にもそうでしょうし。その人が幸せになれるようにそれでいいんだよとか思いながら、鏡でその人を映してあげる存在になりたいって・・・はぁー素敵!」

■彩り

ノブ 「芸人あるあるで言うと、『彩り』もいいんですよ。僕のした単純作業が回り回ってどっかの誰かの笑顔を作ってる的な。あれも芸人の嬉しさみたいな、やってて良かったな、無駄じゃないんだなみたいなところも思わせてくれますし。」

■水上バス

ノブ 「これはね、大阪でお笑いやってて、向こうに恋人とか、嫁とか、家族がいて、『ちょっと東京行ってきます』と先に一人で東京で単身赴任して戦っている芸人にはめっちゃあるあるの歌詞があって。この2番の“この間偶然 見つけたんだよ 新しいカフェきっと気に入るよ 君と過ごす日のことをいつでも シミュレートしてこの街で暮らしているんだ』。これはね、俺も東京来たばっかりの時に嫁と子供は大阪ですから。その時に家の近所にラーメン屋があったから、『ここ家族で来れるなぁ。ちゃんと4人テーブルあるな。辛い感じでもないから子供を食えるか。よしよし』と思いながら、とりあえず呼べるように頑張らないとなって東京で頑張って。で、なんとか嫁と子供を東京に連れてくることができるぐらいまで仕事を増やして、念願叶って家族連れて行ったんですけど。嫁も子供も不評で不評で。味が薄いんだのなんだと。そんなこともあるんですけど、でも、なんかあるな~って」

■名もなき詩

自分が主役になれる曲として選んだのは『名もなき詩』。奥さんとの出会いのきっかけとなった曲でもあり、この曲は家族の原点ともいえる曲だそう。

ノブ 「もうびちっと『うわぁこれや』と思ったのは、2番の“君の仕草が滑稽なほど 優しい気持ちになれるんだよ oh darlin 夢物 語会う度に聞かせてくれ”。これは俺が書いたんちゃうかなって思うほどびっちりはまりましたね。小学校中学校ってきれいな憧れの女性みたいなのが好きだったんですよ。誰からも好かれる美人みたいなのが初恋の人やったりもちろん叶わなかったりみたいなのがあったんですけどね。その高校の一年の時、その好きになった子、今の嫁ですけど、ダサかったんですよ。滑稽だったんですよ。普通にキンコンカンコンと授業が始まった時とか、朝礼が始まった後ぐらいに『先生遅れました』ってガタガタと入ってきて、スタタタたっと思いっきりこけて、『てへっ』って言うようなダサかわいい感じがあったんで。で、また、夢物語っていうのも、よくミスチル大好きでコンサート行きたい行きたい…もちろんチケットなんか取れないし、岡山なんかなかなか来てくれる機会ないから…会いたい会いたいみたいなこともずっと言ってましたから、これがねビターとはまってよりミスチル好きになったような感じがしたんで、(自分が主役になれる曲を)『名もなき詩』にしました」


ノブさんノ他のミスチルエピソード

出会いや奥さんとの馴れ初めなどはこちら

千鳥ノブさんとミスチル ~出会いや桜井さんとの食事会など~

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