スキマスイッチ・常田真太郎さんがミスチルのアレンジについて語る

スキマスイッチ・常田真太郎さんによるMr.Childrenのアレンジに関する考察です(テレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」 2017年)。

小林武史さんの存在~バンド以外の様々なアレンジにチャレンジ

【常田】

今でこそ、セルフでやってますけど、Mr.Childrenの曲に関しては、当初からずっと小林さんが編曲として携わっていて、プロデュース全般をやってます。そのプロデュースってことを初めて意識して聴いたのがMr.Childrenの曲で、同時に小林武史さんの存在が気になってきて…
イントロがとにかくすごくて、その中でも合いの手がすごくて。合いの手っていうのは、対位旋律法と言って、右の人がこういったから、左はこう行くよっていう、カラフルにして行くっていう編曲法があるんですけど、それをすごく巧みに使ってることが多くて。その中でも、口笛という曲のイントロなんですけど、すごいのが、合いの手を入れてるのが鍵盤と鍵盤なんですよ。なので、Mr.Childrenのメンバーじゃない人がイントロを作ってて、さらに、合いの手を入れてるってことは、なんかバンドのアレンジとしてすごいなって。その対位させるものを普通に考えたら、バンドだったらバンドでやると思うんですよ。ギターとベースでやるドラムでやるとかそこを躊躇なくやってるのかなと。Mr.Childrenというバンドというより、Mr.Childrenというプロジェクトのような意味わいも出てきて。

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