【桜井】Bank Band feat. MISIA『forgive』に込めたおもいとMISIAについて

2021年3月11日、TBS「音楽の日」にて、桜井和寿さんと小林武史さんにより制作された楽曲『forgive』が披露されました。。
こちらの楽曲は東日本大震災から10年を迎えるにあたり、この10年の思いを込めて、小林さんが作曲しました。そして、作詞は共にap  bank  fesを主催する桜井さんに依頼されました。
この楽曲についての思いを3月10日のNすたで桜井さんと小林さんが語りました。

小林 「まずは桜井に相談だなって。すごく自然んなことだったんですけど。去年ぐらいに話した時はちょっと戸惑ってたときもあったんですけどね」

桜井 「小林さんに歌詞が出なかったら、僕はかけませんと言うつもりだったし、ミュージシャンのエゴとして、人を感動させたいと思ってしまうので、できるだけニュートラルな気持ちで、ピュアな気持ちで作詞に携わりたいと思って・・・」

・震災は、ニュートラルを軸にすることに難しいテーまだとおもうんですけど?
桜井 「励ましたりと言う気持ち、そう言う歌詞が浮かんだとしても、『何を今更僕が励ます?』とか、何度も何度も浮かんだ歌詞をもう一回俯瞰で客観視して、ダメ出ししてって言う作業をしたし・・・。
とりあえず、釣り糸を垂らそうと言う気持ちで小林さんが作ったデモを聞きながら、何度も何度も繰り返し再生していたら、いくつかの言葉が引っかかってきて・・・

・どんな時にその釣り糸が揺れたのか覚えてますか?
桜井 「実際は湯船の中でですね。結局自分の中でも時間を忘れて歌詞を書いていたんですけど、6時間ぐらいずっと湯船の中にいたみたいです(笑)

」タイトルの“forgive=許す”ってどう言うこと?
桜井 「僕は自分を許したかったんだと思う。同時に僕のように日本全国で被災してないけど、ものすごく後ろめたさや罪悪感を抱えてる人がいっぱいいるとしたら、その人に許すって言うテーマを書いたんだと思う」
小林 「1番最後の繰り返すところの真ん中に自分を許すと言うことをはめてきたんですよ。ポジティブな方向に持っていくと言うのはやっぱり彼らしいなと」

『forgive』は震災からちょうど10年となる3月11日に音楽の日でBank Band feat. MISIAとして演奏されました。コラボしたMISIAさんについてはこう話しました。

桜井 「千手観音のようだなって。千手観音さんって手にいろんな秘密道具を持っていて、それで人を救う。MISIAの歌の圧倒的なパワーだったり力強さだったり、楽しくてすごくて・・・」

さらに、音楽の日で桜井さんは『花の匂い』、『はるまついぶき』(with MISIA)、『to U』(with AI、岸谷香、柴咲コウ、スガシカオ、TERU-GLAY-、milet、森山直太朗)を歌唱しました。

『forgive』は、2021年3月20日に配信リリースされ、売り上げはap bankを通して今年8月11日から宮城県石巻市で開かれる3度目のReborn-Art Festivalの運営費として使われるとのこと。

配信に際しての桜井さんのコメント

えんやこら
ここから
はじまるよ
あれから10年
それから今も
大きな流れの前では、小さくて不完全な僕らを
許しながら
それでもやっぱり未来へ力強く漕ぎ出す
そんな歌です
東北の方々の力に満ちた歌を、声を聞いて欲しいです。


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▶︎【桜井】ap bankとフェスとメンバーへの感謝

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