Sexy Zone・中島健人さんがミスチルの楽曲を語る

中島健人さんは2024年3月31日をもってSexy Zoneを卒業しました。
また4月1日より、Sexy Zoneはtimeleszとグループ名を変更しました。


Sexy Zone・中島健人さんが2022年、NHK  FM「今日はミスチル30周年三昧」でMr.Childrenについて熱く語りました。

■永遠

中島さんが主演する映画「桜のような僕の恋人」の主題歌ということで、とても思い入れがある楽曲とのこと。
主題歌が出来上がって初めて聞いた時には涙したようです。

【中島】

僕が主演させていただいております映画『桜のような僕の恋人』の主題歌がですね、Mr.Childrenさんの『永遠』なんですけれども。
いやもう僕にとってイントロのピアノの音色を聞くだけで本当に涙が出てくるというか。
で、担当直入に言うと、ミスチル主題歌は俳優にとっての勲章なんですよね。
これはもう大げさにも表現してないですし、心から思ったことで。

この曲は本当櫻井さんが、僕が演じる晴人という役に寄り添ってくれて作っていただいた曲なんですよね。
で、原作宇山佳祐さんが書かれている小説、そして、脚本を桜井さんが読んで感じ取って詩にしてメロディーをつけてっていう流れで作曲作詞していただいたんですけれども。
聞けば聞くほどこれはもう未来の晴人君のお話というか、晴人君の回想録にもなってるし。

これはね、多分何百回も聞いてると思います。
何百回聞いてると思うし、この『桜のような僕の恋人』の予告が最初解禁されたんですね。
で、これまた曲の編成が変わりまして、aメロbメロサビというところが1番とでラッサビ前のDメロとラスサビっていう構成で作られてたんですよ。
もうその構成の『永遠』っていうのを僕YouTubeで何万回見たことか、何万回聞き流したことか。
だから、今再生回数100万以上いってるんですけど、そのうちの僕結構な数貢献してると思うんですよね。

いつかですけど、桜井さんに本当伝えたいなって思うのは…もうあまりにも僕のお守りのような楽曲なんですね…なので、いつかコラボさせていただきたいなって。

こないだも音楽番組で櫻井さんがトークの時はクロスーツだったんですけど、この楽曲を歌うタイミングでピンクのジャケットに変えたんですよね。
桜を身にまとった桜井さんの姿って本当に素晴らしくて。共演の松本穂香さんともそのことで盛り上がって、『いやー本当に素晴らしい方に曲を書いていただけたよね』と。
もう僕にとって一生に一度、いや僕以外の方もそうですね。
僕以外の役者さん俳優さんもそうですけども、一生に一度あるかないかの機会なんですよ。
Mr.Childrenさんに主題歌を歌っていただけるっていう。
その状況に対して本当に僕自身も主演俳優としてとても幸せですし、1ファンとして本当に幸せです。
熱量熱めめな奴が来て本当申し訳ないんですが、それぐらいこの僕が出演している作品の主題歌をミスチルさんに歌っていただけたっていうことは心から勲章だと思っております。

もうちょっとだけお話しすると、去年撮影が終わって5カ月後の10月ですね。
その時に初めて僕が作品のアフレコに参加させていただいた時にプロデューサーの春名慶さんが『主題歌もできたよ』という風に言わでて、アフレコルームで初めて主題歌が入ったエンドロールだけを見たんですけど、エンドロールだけで涙。
原作脚本の力、もちろん素晴らしいんですけど、楽曲っていうのはその映画においていかに重要な役割を果たしているのかっていうのを
大きく実感した瞬間だったなっていう風に改めて思いました。
これが、主題歌になって世界に放たれるんだなっていうことで思わず感動しちゃったんですけども。
それぐらいMr.Childrenさんの曲は、1曲聴くだけで涙できるそんな魔法を持っていると思います。


■Over

中島さんは2013年ごろ、『Over』をスタッフさんに勧められて知り、よく聴いていたようです。
自分の恋愛の思い出を思い出させてくれる楽曲とのこと。

【中島】

僕がね、一番『Over』を聞いていたシーズンは2013年の夏、場所は、帯広。
映画『銀のサジ』っていう作品を撮ってた時にAPの方とミスチル談義になったんですよね。
で、僕が結構メジャーな楽曲のお話をたくさんしてたんで、『いやあの健人君、もう少しね、ミスチルを奥深く知るとこういう楽曲も実はあるんだよ』ってことで、『Over』っていう曲を教えていただいたんですよ。

そこから歌詞見ていくと、“風邪が伝染るといけないからキスはしないでおこう”と。
僕、思うんですよね。大体恋の終わりは沈黙が多いって。
何かと理由をつけてそういう雰囲気も作りたくないし。
やっぱお話もしたくないというか、お話できないっていう。
桜井さんは失恋のプロだなと思ったんですよね。これ本当にすごいなっていう。

だからこそ、人生うまくいってる方ってやっぱりほんの一握りしかいない中で、桜井さんってのは多くの方に対して味方になってくれるというか。
だって、恋愛ってうまくいってる人が多い訳じゃないと思うし、うまくいかない人の方が多いと思うんですよね。
その中で多くの方に桜井さんの詩とメロディーが寄り添ってくれる。

Love is overっていう言葉ありますけどそのオOver。そしてもう一つダブルミーニングとしてステップアップとしてのOverっていう意味もあるらしいんですけど。
この楽曲1曲聴くだけで自分の恋愛の思い出トリガーを完全に引かれるんですよね、ドーンて。いろいろ思い出しますもんね。
そういえばそういうこともあったなって。
28にもなればね、いろいろとまあありますから人間ね。

いや、これは本当具体性のある歌詞だし、素晴らしい楽曲なんですよ。
もう僕本当帯広でたくさん聞いてましたね。そこから東京に帰ってきてからもずっと聞いてたし。
で、その後にこの楽曲が僕の生まれ年である1994年にリリースされた曲っていうことを知って、さらに縁を感じるっていう。
『永遠』の時もそうですけども、ミスチルさんとご縁を感じること…自分が勝手に言ってるだけなんですけど…本当に多いなって思ってます。

■himawari

「ミスチル主題歌は俳優としての勲章」ということを初めて感じた一曲。
中島さんにとって悲しみの感情を引き出してくれる楽曲でもあり、背中を押してくれる楽曲でもあるとのこと。

【中島】

ミスチル主題歌は俳優としての勲章という言葉を言ったんですけど。
これは何の曲を聴いて思ったのかっていうと、結構最近の曲なんですけど、『himawari』という楽曲なんですね

この楽曲は同じく春名さんが手がけた映画の主題歌だったんですけれども。
自分がお芝居する上で、ちょっと悲しい気持ちを作りたいなっていう時に必ず聞いてます。この楽曲はこれから泣きのシーンだよとか、そういうちょっとシリアスなシーンの時とかは絶対この曲を聴いてます。

だから、ミスチルさんって自分にとってお守りのような曲をたくさん持っているというか。
この曲を聴いていくと、Dメロってかなりリアルな人間模様が描かれていて。
人間って考えてるようで考えてない、でも考えてないからこそ壁にぶつかってようやくそこで考え始める。
だから、意外ともっと素直に生きようって思えるし、
凝り固まらずに。
で、ちょっとだけ素直に生きた人は人よりも一歩前進できるっていうことを実はこの曲は教えてくれるというか。
自分にとって悲しみの感情を引き出してくれる楽曲でもあるけども、自分の背中をドンと押してくれるようなそういう楽曲にもなるっていう。
二つのエネルギー・力をくれるような、そんな素晴らしい楽曲になっておりますね。

ちょっと急にセクシーの名を背負った若造が何を言っているのかってリスナーさんからも聞こえてきます。
ただ、申し訳ありません。僕もねファンの一人なんです。
受け入れていただきたい。いつもこの楽曲に勇気そしていろんな感情をいただきました

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