誰のための革命なんだろうか。

こんばんは、しめじです。

いわゆる教員の世界では、基本的に冷笑的な態度(というかスルー)を取られている彼のことなので、わざわざ取り上げたところでだからなんなんだ感あるんですが、ちょっと気になることがあったので、私の備忘録として。

前提として、私は彼自身について好悪いずれの感情もありません。会ったことも動画でじっくり話を聞いてみたこともない相手を好きだの嫌いだの思っていられるほど、暇ではないので。
したがって、私は彼のアンチではありません。ネットニュース風記事集のトピックスの一つに上がっていれば、たまにはクリックしてみますが、動画は見たことないので、称賛する材料もアンチになる材料もありません。
だから、彼の行動を善悪いずれかに片づけることもできませんし、する気もありません。私がどう判断しようが彼の人生には影響がないし、彼が何をしようが私の人生に影響がないので、考えるだけ時間の無駄です。

だから、私が触れたいのは彼自身ではなく周りの大人のことです。
もちろん、私の判断が彼自身の人生に一切影響しないのと同様、彼の周りの大人にもなんの影響もしないのですが。

言うなれば、一応はこういう仕事をしている人間なりの怒りです。

「いや~、またアンチが嫉妬してくるんやろなぁって思うねんけどな。実際こんな感じでアンチよりおれの方が稼いでるねんな。だってアンチコメントしている奴とか小学生の時にこんなに稼げたりしてなかったやろ!だからうらやましくて必死で低評価したりしているんやろなあ」と語った。

本当に、彼の価値観を大切にして。
本当に、今の学校教育というシステムに疑問を感じ。
本当に、それに疑問を感じて積極的不登校と、その生活の発信という手段で社会に一石を投じようとしている子どもの理解者として彼を支え。
本当に、「少年革命家」を標榜することを支持し。
本当に、そうやって自分の選んだ手段で生きていこうとしている子の親ならば。

この発言は諫めましょうよ。

どうして、アンチと自分の価値差を、「自身が稼いだ金額」で語ることを良しとしたのか(あるいは見逃したのか)。

「少年革命家」はYoutubeでバズるための、ただの派手なキャッチコピーなのだろうか。それならば、それでもいいんだけど。
もしも彼自身が本当に今の学校教育の在り方に一石を投じたいという強い気持ちからYoutubeでの活動を始めたのであったとすれば。
このずれとゆがみを見逃すのは愚かだと思うよ。

誰のために革命家になったんだい。
誰のための革命家にしてあげたかったんだい。

ダメだよ。
まわりの大人が屑過ぎる。

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