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2024年2月読書記録

今月もまとめてみた。
2月に読んだのは5冊。

一冊目 サイモン・シン/エツァート・エルンスト『代替医療解剖』 

非常にいい本だった!

医療に対する見方だけじゃなく、科学に対する見方も変わりそう。
限りなく公平に近い態度を取ろうとしている著者たちにも敬意を払いたい。

さらに言うと、文庫版あとがきにも学びが詰まっている。読むなら文庫版がおすすめ。


二冊目 守田 英正『「ずる賢さ」という技術 日本人に足りないメンタリティ』

プレー内容以上に、スキャンダラスな面が注目されてしまったので、それをきっかけに読んでみた。
正直、よくあるサッカー選手本の域を出ないが、やはり自分自身で考え追求することは大事だと感じさせられる。

三冊目 齊藤智朗『井上毅と宗教』

骨太だったなぁ。ページ数の割には読む部分が少ない(参考文献がエグい)が、それでも2週間まるまるかけないと読みきれない。。。

毅先生は、明治日本を「世俗化」するために尽力した。
その中で、神道は宗教であってはならないとして、理論を組み上げていった。

しかし、受け入れられないところも多々あり、実際にうまくいかないことも多かったようだ。

確かに、神道の非宗教化は、「毅先生、そりゃあ屁理屈じゃありませんか?」と、言いたくなるようなものだったが、日本を文明国にした功績は、改めて大きいと感じた。

欧米の国際法の基盤が、宗教(キリスト教)から文明に変遷しているのを見抜けたのも、東西中華の学問に精通する毅先生ならではではないか。

四冊目 江崎 貴裕『数理モデル思考で紐解く RULE DESIGN -組織と人の行動を科学する』

結論から言うと、どのようなルール作りをすればうまくいくかという話なのだが、なかなかに面白い話だ。
少々設計主義的な面が見えたり、「ん?」と思う面はないではないが、色々な本との共通点が見えて面白い。例えば、行動経済学的な本とか『スイッチ』とか、『エコロジカル・アプローチ』とか。
結論で出されているルールづくりに関しての感想を一言で言うと、「それって保守主義やん」です。

五冊目 救国シンクタンク『救国シンクタンク叢書 皇位継承問題』

一言目の感想、安い笑
この内容でこの値段は安すぎる笑笑

この問題がなぜ大切なのか、どのように考えていけばいいのかのきっかけが多角的に理解できる。

この本はスタート地点みたいなもので(ずいぶん高いスタート地点笑)、ここからは自分で色々調べる必要があると思う。

どの先生の話も面白いけど、やっぱり自分は高清水先生の話に感銘を受けたなー。

自分の第4の故郷になった山形にある皇室ゆかりの地。行ってみたいなー。

まとめ

毅先生の本キッカケに、皇室のことをもっと知りたくなった。帝国憲法義解は今年中はマストだなぁ。

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