キラキラ女子がキラキラたる理由

最近、いわゆる“キラキラ女子“をまじまじと観察する機会を得て、いくつか気づいたことがあったので忘れないうちに書いておきたいという思いからキーボードに向かっています。それでは参ります。

キラキラ女子の定義

キラキラ女子とは、華があって美人でオシャレ、なだけでなく、高学歴だったり仕事で成功を収めていたりと、見た目以外の部分でも秀でたものを持っており、仕事もプライベートも充実している人。美しさと社会的な成功という、両立が難しい二つのものを同時に手に入れているため、同性のみならず時には異性からも妬まれる存在です。しかし彼女たちはそんな妬み、歯牙にもかけません。

これまでもキラキラ女子に出会う機会は何度もあったのですが、最近になって、キラキラ集めて固めたらこうなりました!みたいな方に出会う好機を得ました。

キラキラ女子の条件

キラキラの彼女に会って、最初は「あ、苦手なタイプかも」と思っていたのですが、話を聞くにつけその眼差しはただの尊敬に変わっていきました。ここからは、キラキラ女子の条件をご紹介します。

1.容姿の美しさ

これは言うまでもありません。彼女たちは自分たちの美しさを理解しており、それをより引き立てるコンサバティブな服装や、控えめできれいなメイクをしています。キラキラ女子にはワンレンストレートが多く、スカーフ使いに長けている方が多いというのはわたくし調べ。ワンレンは片方の肩にかけ、手首には華奢なブレスレットが数本ついていたりします。アクセサリー選びも上品です。

彼女らはおしゃれ番長という風情ではなく、育ちの良いお嬢さんの雰囲気を醸し出しています。

2.努力して得たもの+自分への自信と信頼

例えば出身大学が早稲田・慶應といった難関校だったり、営業成績トップだったり、TOEIC990点だったり、容姿以外に、努力や才能なくしては手に入れられないものを持っているのも彼女たちの特徴です。

高学歴や、仕事で優秀な成績を残すだけであればキラキラ女子以外でも達成可能ですが、キラキラ女子はそれらを成し遂げたことによる絶対的な自信を持っており、そこからさらに、自分への揺るぎない信頼感も手に入れています。そう、彼女たちは圧倒的に自己肯定感が高いし、それを隠すようなことはしません。

キラキラ以外の女子は、「たまたまです」とか、「環境が良かったから」と、自分の成功を自分の事として喜ぶことが苦手な人も多い。他人からの評価によって自分の立ち位置を理解し、自分のことを自分で肯定することに慣れていない。

キラキラ女子とそれ以外の女子の、この差は大きいと思います。自戒を込めて。

3.手に持っているものをさらけ出す度胸

美貌だけでなく社会的な成功も手中におさめるキラキラ女子。彼女たちは、決してそれを隠そうとしません。「○○プロジェクトでリーダーをつとめて無事成功。会社に大きく貢献できたと思います!」といった言い方で、自分の成功は自分の成功としてしっかりアピールします。さらには、「医者の家系で自分も医師になることを期待されていたのですが、自分にはやりたいことがあったのでアメリカに留学して学位を取り、GAFAで数年勤務した後帰国しました」といったような、他人から見たらツッコミどころ満載に見える、下手したら恵まれてます自慢とも取られかねない個人的な情報をサラッと披露してくれます。

私なぞは、彼女らは他人との距離感が少し近いのではないかと感じるのですが、それは自分の個人的なことを、目の前の人たちは受け止めてくれるはず、という自信があるからなのだと思います。それに対し、慣れていない我々は面食らったり動揺したりしています。

4.やっかみをスルーするスキル

こんなこともできるしあんなこともできる、(自分のみならず)夫も高収入で子供も可愛い。でも、、仕事と育児の両立って大変。とは言え工夫次第でなんとかなるし、タワマン住んで充実してます!!なんてサラッと言われた日には、なんだこの人は?喧嘩売ってるのか?!と思われたりもするものですが、キラキラ女子はそんなこと気にしません。自分に自信があるから、他人が自分のことをどう思おうがなんと言おうが、どうでも良いんです。周りの評価に一喜一憂している人々とは精神構造が違うのですね。

彼女らはやっぱりすごい

ここまでちょっと妬みも込めて嫌な感じで書きましたが、彼女たちの並々ならぬ自己肯定感を、謙遜謙虚が美徳とされる日本で持ち続けることは大変難しい。

でも、自分が努力して手に入れた成功や恵まれた美しさ、充実したプライベートの全てを隠して大変なふりし続ける必要なんて本来なくて、わたし、頑張ったよー!成功したよー!!って誰でも大手を振って宣言して良いはず。

それができないのは、そんなことしたら周りからなんて言われるか怖いっていう、周囲をうかがう感情や、女性はかくあるべしといった、古くからの価値観に縛られているという側面が大きいですよね。

だからキラキラ女子は、女子校出身者や海外留学経験者、外資系企業なんかに多く、男尊女卑の日系企業やムラ社会構造ガチガチの地方には少ないのだと思います(もちろん一定数はいますけど)。

自分の持っているものを正しく評価できず、低い自己肯定感で過小評価を続けていると、気付かぬうちに卑屈になります。「あの人はいいよね、どうせ私なんて。。」といった妬みの感情や、「自分なんてまだまだダメだ、全然できていない」といった強すぎるダメ出しは、続くと顔にでます。顔立ちは美しいのになんか魅力に欠ける人、いますよね。その一因は、自分のことを正面から認められないことにもあるのではないでしょうか。

欧州から帰ってきて気づいたことの一つは、彼の地の女性たちは化粧っ気もなく服装も適当だったりしたけど、堂々としていて美しい人が多かったなということでした。美しいっていうのは美人という意味だけではなく、一緒にいて気持ちいいとでも言いましょうか。きっとその理由の一つは、自分のことをきちんとリスペクトできていることにあるのでしょう。


キラキラ女子、なんかイラっとするし、鼻につくなぁとも思うけど、本来誰もがキラキラ女子的振る舞いをしてもいいんじゃない?そしたら日本にも、オーラある魅力的な女性が増えるぞ!なんて思う週末でした。



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