【連載 北村先生に聞いてみよう】「特定の人しかできない仕事が増えてきて、人事異動に困っています。」(ねっとwork7月号抜粋)

昨今企業が力を入れつつあるのが「リスキリング」です。
日本語では「学び直し」ですが、企業が今後必要となる仕事上のスキル・技術を、再教育で社員に身につけさせることをいいます。

労働力人口が減る中で、企業も多様な業務を扱うことが増えていきます。
多様な業務も専門性の高い業務がどんどん増加しており、ジョブ型雇用の広まりも話題になっています。他方で、属人的な業務の増加により人事異動の柔軟性が失われてきてしまっています。そんななかで昨今企業が力を入れつつあるのが「リスキリング」です。

日本語では「学び直し」ですが、企業が今後必要となる仕事上のスキル・技術を、再教育で社員に身につけさせることをいいます。仕事を離れて学校に行くリカレント教育とは異なり、職業能力の再教育になります。

たとえば、ITが全く関係ない部署も今では切っても切れないスキルになり、時代の流れから需要に応じて業態を転換するうえであらたな業界に進出する準備にもなります。新規採用にコストをかけるよりも社風にあった既存従業員と仕事ができる点も大きなメリットです。コロナ禍で広がった選択肢に対応するためにも是非関心を持っていただければと思います。

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