最新トレンド!企業における福利厚生!!(ねっとwork6月号抜粋)

近年、働き方改革関連法案、育児介護休業法の改正等の両立支援、社会保険適用範囲拡大など、従業員を保護するための立法政策が相次いで施行しています。
社会経済的動向の変動により、雇用環境も大きく変化しています。ワークライフバランスの拡充、ダイバーシティといった従業員の多様なニーズに対応するため、企業における福利厚生の在り方も変わりました。

今までは、社宅、保養所といった施設投資型の福利厚生が主流でした。
離職防止施策の一環として、社宅や保養施設の利用を提供し、
従業員の満足度を高めるために大企業を中心に導入されていました。
この背景には、終身雇用制度を前提とした長期雇用を促すという目的があります。

しかし、その後、経済状況の低迷により、終身雇用への意識が変わり、
従業員満足度を高め長期雇用を求める設備投資型の福利厚生では、
従業員のニーズに充分に応えることが難しくなってきました。
また、グローバル競争の激化に伴い、各企業は人材確保の競争力が求められる一方で、副業兼業・業務委託を含め多様な働き方が容認される時代が到来しました。
福利厚生は、優秀な人材の確保、及び多様な働き方に対応するという目的の変化に随伴し、施設から従業員と投資対象が変化しました。

カフェテリアプランについて

カフェテリアプランとは、従業員にポイントを付与し、従業員は手持ちのポイントの範囲において、用意された福利厚生メニューを選択し、利用することができる福利厚生制度の一つです。
企業の福利厚生を外部団体にアウトソースして運用します。

カフェテリアプランのメニュー例

カフェテリアプランのメニュー例

カフェテリアプランのメリット

①多様なニーズへの対応
②福利厚生の再分配機能
③公平性の確保
④受益の明確化
⑤人材育成ツール


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