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予備試験短答式試験対策

私は一般教養ができず、短答には悩まされてきました。なので、少しでも助力ができればと思い、やっていたことを書きたいと思います。

一般教養ができない場合のいちばん簡単な解決方法は、法律科目で160点を超えることです。合格点さえ取っておけば、一般教養は、0点でも受かります。

昨年は一般教養を20点換算で受験に挑み、見事撃沈したので、今年は0点のつもりで挑みました(もちろん、0点では無かったです笑)。
ただ、法律で170点以上取る事はできました(新司は150点以上でした)!

というわけで、法律科目の勉強方法についてです(一般教養は他の人に聞いてください)。
私のスタイルは、量より質でした。基本的に一つ一つを理解しながら解くことを心がけました。もちろん、数字など暗記事項もあるのでその辺は臨機応変にという感じですが。

1.解く時

まず、解く際の話です。
理解を確認するために、〇:完璧、×:不完全、△:答えはあっていたけど何となく、の3つに分類していました。使い分けは、自分の感覚でいいので、悩まなくていいと思います。
やり方は、1周目に解きながら3つに割り振り、2周目からは〇なところはもういいので、×と△をやり直していました。それの繰り返しです。
なお、落ちたら次の年は、また全部やり直していました。
初学者の場合は、1周目は読むことに専念して、2周目以降に解いていくという形でいいと思います。

2.解いた後

次に解いた後の話です。
正誤を確認したら、全ての問題について(あっていたか否かによらず)、常に判例六法を引き、該当条文や判例にマークをしたり、コメントをつけたりしました(とてもしんどいです…)。
この辺のやり方は人それぞれで、間違った所をマークするというやり方もあると思います。ただ、コメントを付したりする際に、中身が分かっていないと短くコメントができないので、この作業は理解は深まるのではないかと思います。
他には山口刑法(青)、憲法の百選、芦部、櫻井橋本行政法、行政法判例ノートにもメモをしていました。

なぜそんな面倒なことをするのかと言うと、1つは知識の定着のためです。同じ条文や判例を何度も引くことによって、それなりに頭に入りますし、その周辺の条文も見ることになるので、知識の幅が広がります。
また、最終確認の際にも便利です。というのも、試験の直前において、メモした判例六法なり、基本書を読めば、実際に問題を解いたのと同じ効果を得られるわけです。
まあ、これだけやったんだという達成感もないわけではないですが。
なお、初学者の場合には、1周目は、条文を引くだけでいいと思います(条文は引いた方がいいです)。

3.試験前

最後に試験前の話です。
試験前の1週間は、メモした判例六法や基本書を読みました。この際に、メモした場所だけでなく、判例六法であれば全ての条文に目を通すといいと思います(判例はメモしたものだけでいいのではないでしょうか)。本番では、こんな規定は見たことないからこれは間違いだろうなみたいなことがありました。
ただ、かなりの量の条文を淡々と読む作業が続くのでかなりの覚悟は必要です。カフェなど自分がいちばん集中できる場所や他のことに目がいかないところでやるのがいいのではないでしょうか。

以上、私がやっていたことになります。もちろん、試験勉強に正解があるわけではないので、これをやれば点が取れるというものではありません。合う合わないはあると思います。
そういう意味では、覚えることはあまり得意では無いという人や周りに問題集を7周とか(1日に1周とか)回している人がいるけれど、自分にはそんなことできないという人にはいいかもしれません。私はそういう学生であったので。

これで短答式試験については終わりです。長文でしたが、ここまで読んでくださった方はありがとうございました。
これを読んでくれた方が1人でも合格してくれれば嬉しいです。

気が向けば、論文や口述についても書きます。
それでは。

補足.初学者の方へ

初学者の方はとりあえず、問題集を1周してみましょう。全然分からないと思うのですが、頑張って最後まで終わらせてみましょう。別に解く必要はないので、問題読んで、解説読むといいのではないですかね。ただ、条文は引くようにしてください。そんな感じで、1周目は早く終わらせるといいと思います。
で、2周目からは解くことになりますが、少し分かるようになっていると思います。
授業などで法律に全く触れたことがなく、1周目から何も分からないということであれば、導入の本を初めに読んでもいいかもしれません。予備校の薄い参考書を読んでもいいですし、学者の基本書(薄め)を読むでもいいと思います。
詳しくは、あまお'blogを参考にしてみてください。

そのほか、ASAP's blogの基本書レビューも参考になります。

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