閃光のハサウェイ、どの程度のネタバレが許容されるんですかね

 どーも、有休を消化した男です。緊急事態宣言が続く中、映画館も水族館も大変ですね。今日の発見は、「泳いでる時のキングペンギン、開眼していて怖い」でした。
 違いますね。タイトルの通りです。待ちに待った「閃光のハサウェイ」の公開です。ついに、あのΞガンダムの全貌がわかるのかと思うと胸がわくわくする一方、そもそも作中での戦闘回数が少なかったり、隕石止めたりコローレーザーとめたりするような派手さもないので、戦闘面はどうなるかとかハラハラでしたが、まったくの無問題でしたね。

 初めて小説を読んでから、かれこれ10年以上は経過していますが、最高の映像作品になったんじゃないですかね。では、今回はハサウェイの感想の話を。宇宙世紀ファンもそれ以外も楽しんでいただければ幸いです。

宇宙世紀100年代を描く

 まぁね、私の専攻は歴史みたいなところあるんで。宇宙世紀100年代がどんな世界を描いているのかを、ちょっと話そうかと。

 一般人が「ガンダム」と聞けば、大半の人間が一年戦争時代、つまり1stガンダムと呼ばれる宇宙世紀0079年のことを思い描くでしょう。宇宙世紀のガンダム、といえば大半の人間がジオンとの戦争を思い浮かべるわけです。
 
 しかし、オタクの認識はちょっと違う。宇宙世紀のはじまりは、宇宙への強制移民とその軋轢から幕が開きます。「ガンダムU.C.」的に言えば、宇宙への進出は新たなる進化への橋頭堡となる希望になるはずですが、以降呪いとしてスペースノイドを苦しめる訳です。
 要は労働力として植民地に強制移民させられた人々の不満の蓄積が約80年にわたり、爆発したのが「ジオンとの戦争」になるのです。この辺り、スペースノイドの自治権要求まではTHE・ORIZINで補完してきました。

 で、ジオンとの戦争は、「逆襲のシャア」で終幕となります。これが宇宙世紀0093年。以降、地球圏の歴史に「ジオン」を名乗る国家は現れません。袖付きや火星ジオン軍のように、その残党が活動はしていますが、連邦の敵国家としての「ジオン」はいません。「ジオン共和国」はあるんでしたっけ?どっちみち戦争状態にはならないのでノーカンってことで。

 と、長々と語りましたが、何が言いたいのか。つまり宇宙世紀100年代とは「ジオンとの終戦後のスペースノイドの歴史」になるわけです。スペースノイド、宇宙移民者の不満はなにもジオンだけの話ではありません。各コロニーや連邦軍内部にも、連邦政府を快く思ってない派閥はいくつもあるでしょう。しかし、各々が強大な連邦軍と戦う力は持ちえない、はずなのに、「ジオン」という小さいコロニー国家は連邦軍と14年にわたり争い続け、敗戦はしたものの、連邦軍を疲弊させ、コロニー国家でも十分に戦うことができるという証明をしてしまいました。
 ジオンは負けたが、スペースノイドが戦えるという事を示しました。デラーズ・フリート、ネオ・ジオン、袖付きのように、連邦政府の目を搔い潜って軍事力を備えられることもわかりました。世界はここから「連邦VSジオン」の時代から「アースノイドVSスペースノイド」に移り、「スペースノイド間の争い」へと進んでいくわけです。
 ハサウェイ作中でも、地球再生のために地球を手放すべきだという主張が生まれ、そこから30年後には、地球すら必要としない主張が表れ始めます。そんな時代の移り変わりはじめ、あるいはその切っ掛けともなるのが、この「閃光のハサウェイ」、旧時代と新時代の橋渡し的な時代背景があるのです。

 お詳しいお方は、宇宙世紀0123年を描いた「機動戦士ガンダムF91」において、ガンダムやニュータイプといった言葉がほとんど出ないことをお知りでしょう。ジオンとの戦争が終わり、「ガンダム」や「ニュータイプ」といった言葉の価値はどんどんと薄れていきました。
 しかし、閃光のハサウェイに登場するMS、Ξガンダムははっきりとガンダムの名を関しており、設定上ではサイコミュ、すなわちニュータイプが搭乗することを前提としています。この105年の時代は、シャアの存在やジオン・ズム・ダイクンの思想が未だに一部の民衆には根付いていました。
 それが、約20年後のティーンエージャーはそれを知らない。この事実だけで、マフティーの活動がどうなったのかは予想がつくとは思いますが、年代的にはガンダム伝説、ニュータイプ伝説の幕引きともなるわけです。

 こういった歴史的視点からして、この劇場版閃光のハサウェイがどう影響していくのか。というのも、原作小説が刊行されたときには「ガンダムU.C.」なんてありませんでしたからね。近年のファン層がこのU.C.から入ってきた人間も少なくはないと思うので、あれだけ繰り広げられたニュータイプ論争が取り込まれているのかどうか、といったところが偉く気になるのです。
 そもそも原作小説は、小説版逆襲のシャア「ベルトーチカ・チルドレン」の時間軸にあり、劇場版逆襲のシャアと若干設定が違います。特に、重要キャラであるクェス・パラヤの扱われ方がかなり違います。その辺りの設定が。小説からどの程度変更されているのか。こういったところが展開的には気になりますね。

話題のMS戦

 私のTwitterを見ている限り、やはりMS戦のことがピックアップされてますかね。今回の戦闘は2回、マフティーのダバオ市街地への奇襲攻撃と、Ξガンダム受領時の空中戦ですね。特に市街地での戦闘、一般人から見たMS戦、というのが印象的みたいなので、そっちについて。

 時系列を追っていきましょう。まず、海面スレスレを飛行するベースジャバー、作中ではギャルセゾンという機体ですね。Zガンダム時代からの表現にある通り、基本MS単体での飛行は無理です。作戦地点まではサブフライトシステム(SFS)と呼称される輸送機に運んでもらいます。海面ギリギリを飛ぶのは発見されにくいから。レーダーを阻害するミノフスキー粒子散布下では有視界戦闘、つまり光学情報が頼りになります。そら遠くから見たら、上空を飛んでるより、地表すれすれのほうが見えにくいでしょうな。
 それからベースジャバーは高度を上げ、雲に紛れてメッサーを投下します。この雲に紛れるのも、視覚的にカモフラージュするためですね。そこから落下しながらメッサーは連邦高官のいるであろう施設を狙撃、ジャングルの中に着地して身を潜め、次の機体が降下するのを待って、波状攻撃のためにジャンプアタックの準備をします。
 その間、当然連邦軍が派遣され、同様に連邦軍のグスタフ・カールとの空中戦になります。ここでグスタフ・カールからの攻撃を避けるために、落下中市街地を背に戦います。普通、後ろに市民を人質に取られては攻撃できないはずですが、普通にビーム撃ったりしているあたり、軍の民間人への対応がよくわかりますね。こういった理由で市街地での空中戦は下をとるか同かが重要だったりするわけで、上下での攻防が続く中、メッサーは横合いからの攻撃を受けます。

 ここで登場するのが、連邦軍の新進気鋭機、ペーネロペーになります。上下の攻防に刺さる横合いのビーム、これがペーネロペーが普通の機体ではないことを表しています。ペーネロペーはミノフスキークラフトと呼ばれる戦艦(正しくは強襲揚陸艦です)やMAを浮かせるための技術を小型化し、MSに転用した、いわばMSで単独飛行可能な機体になります。
 可変機構により飛行可能な機体はありまして、それこそ冒頭にテロリストの輸送に使われたギャプランなんてのがそうですが。宇宙世紀において、空力的に人型を浮かせるだけの推進力を発生させれば手足がもぎれる、なんてのを解決したのがこのペーネロペーになります。
 左右からの攻撃に翻弄されるメッサー、これだけでペーネロペーが如何に特別な機体かがわかりますね。

 そこから墜落したメッサーを追うように地上戦が始まります。逃げ惑う市民を他所に、戦闘を続ける連邦のMS。軍は市民を守るものではなく、あくまで連邦政府の為にあることが伝わります。それこそ、戦闘の前のシーン、ハサウェイが散歩中に遭遇したマン・ハンター部隊のジェガンには明らかに対人用の機銃がついてましたね。マン・ハンター部隊は軍とは指揮系統が違うのですが、どちらにしても民意を顧みない活動をしているのはわかります。民主主義を謳いながらも、実情は政府と政府高官の為にある。このあたりから腐敗臭をビンビンに感じますね。余談ですが、U.C.に登場したECOASはマン・ハント部隊なんて言われてますね。あっちではあんなにかっこよかったのに、この辺のジレンマも感じてほしいですね。

 マフティー側のこの戦闘の意義は、高官の暗殺とハサウェイの脱出の手引きになるのですが、まぁ上手くいきませんね。ハサが女に肩入れしてるから。でも、戦争なんて蚊帳の外で育った人間が、いざあんな目にあったらそりゃまあパニックになるでしょう。まして、連邦の監視の目がある地球でMSを使ったテロなんてね。
 よく言われているのが、このあたりの様式美。ガンダム作品の多くは、主人公は正規の軍人ではありません。住んでいる待ちに軍施設があったばかりに、襲撃に合い、戦火の中で守るべきものの為にガンダムに乗るのが、まぁお約束だったりするようなしないような。とりわけ富野作品なら、戦う気満々のカミーユと売る気満々のジュドー以外、アムロ、ウッソ、ロラン、ベルリあたりは「その場にガンダムがあって操縦できるから」が理由だったりします。
 そうした非軍人が戦争に立ち入る折の日常との決別として街が襲われたり、空襲なんかみたいに突然にやってくる戦火みたいな表現の為にこういうシーンはロボット物にはよくありますが、まあ最新のアニメでそれをやればこうなると。どこに逃げればいいのか全く分からない中で、「公園へ」と声をあげたり、建物の崩落や火に行く手を阻まれたり、表現の細かいことで。

 今回は戦争の話ではなくテロの話であり、戦争なんてものよりデモや暴動で死ぬ方がよっぽど現実的です。MSの技術発達を見せつつ、そういった争いへの恐怖というのがしっかり感じ取れる良いシーンが故に、こうした注目度が高いのかもしれないですね。

ハサウェイ・ノアの属性

 富野作品あるある、登場キャラが多い。ハウンゼンでケネスが難破してたキャビンアテンダントにもしっかりと名前があり、マフティーの構成員のキャラ立ちだってちゃんとしてる。覚える名前が多すぎる。
 敵役のケネスだって、ただのプレイボーイに収まらず、含みのある手慣れすぎた大人という面倒なキャラに。メインヒロイン(?)のギギからして、もうすでに面倒だ。主張の激しい強気だけならまだしも、世渡りを助けたであろう鋭いカンとか、女の武器を見せたと思いきや、裸みられて正論パンチされて不貞腐れたりなど、よく表情の変わる女だこと。朝からステーキなんて食べちゃってさ、まぁ相容れない「怖い女」であることはよく伝わりましたね。

 とまぁ、新キャラしかいない作品の中、唯一前作とのつながりを繋ぎとめるのがハサウェイ・ノア。逆シャアから12年後だから、23歳、であってますかね。小説だと最初のハウンゼンでウィスキー飲んでたんですけど、少年からの変貌は空港でジンジャーエールのストローを外すあたりに現れているんですかね。
 彼はシャアとの戦争を一番近くで感じた民間人であり、初恋の人を目の前で亡くした人でもあり、偉大なる父親を持った子の一人であり、連邦に反逆の旗を立てる首領となります。こうして並べてみると、なんかシャアっぽいですよね。
 最初のはともかくとして、一年戦争でララァを失う、ジオン・ズム・ダイクンというスペースノイドの救世主たる人の遺児、ネオ・ジオンのリーダーとして担ぎ上げられている、のあたりが近いような遠いような。
 作中でも「マフティーはシャアの亡霊」なんて言われていて、これにはフロンタルも涙目だと思うんですが、確かに共通点はあります。ハサウェイがギギを振り切れない理由として、正体を知られているからという建前は置いといて、初恋の人に雰囲気が似ているから、という囚われ加減。この初恋の人というのがクェス・パラヤという少女であり、作中でフラッシュバックがあるのが二回。冒頭、ハイジャック犯に対する偽物発言の時と、ダバオでの戦闘の後、ケネスに駆け寄るギギの後ろ姿を見たとき。特に二回目はクェスを手放し、シャアに奪われ彼女の死の発端となるようなシーンですからね。 
 なんか、特別な縁とか、アムロとララァのようにニュータイプ的な交信があったわけでもない。それなのに作戦を台無しにするくらいには手放せなかった。その程度にはトラウマになっているということ。シャアだったらばっさり切り捨ててるんですけどね。現にララァにそっくりなクェスをバッサリ道具扱いですもの。その辺の冷酷さというか、「いや、ララァはララァだし」という拗れ方も一味違うのがシャア・アスナブルという男だったわけです。
 シャアとの比較について、どちらも連邦を目の敵にする組織のリーダー、なわけですが、たぶんどっちも自分が言い出しっぺじゃないと思うんですよね。シャアの方は、そもそも残党軍とジオンシンパを利用したにすぎませんし、マフティーも、もともとクワックサルヴァーと呼ばれる黒幕的人間の手引きがあったわけですし。必要なのはリーダーとしての器、というより属性ですかね。方や一年戦争の英雄にして、ダイクンの遺児。方や、ニュータイプ部隊をまとめた指揮官の息子にして、シャアの反乱での功労者。特に最後の話はひどい後付けです。作中でもハサウェイは「英雄」としてもてはやされてますが、実際は民間人なのに無断で軍用機を持ち出し、偶然一機だけ撃墜したくらい。それもパイロットセンスとかではない、操縦できたのはシミュレータを経験してるからと、あと普通にオートパイロットみたいなアシストはあるでしょう。RX-78の時代から学習機能あったもの、素人でもある程度動かせて、本当に偶然弾幕に近寄りすぎたギラ・ドーガを落としたに過ぎない。
 それなのに、リーダーとしての肩書がちょうどいいから、そこに収まっている感の強さ。ギギやタクシードライバーに諭されるように、彼はこの方法が最善でないと知りつつ、これしか方法がないと言っています。アムロの言うような「人類に絶望しちゃあいない」状態ではない、インテリと呼ばれたシャアのように、事を急いでいる状態なんですかね。ともかく、ハサウェイはマフティーの理念はわかりつつも、行動としての正しさが見出せず足掻いている心情がよく表れています。戦争で亡くなったもの、シャアとの戦争も含め、今までのジオンとの争いで散ったもの、クェス・パラヤの死に報いるには何をすればいいのか。彼女は死に、生き残った自分は何を残すのか。そういった生き急いでいる様が、実に若者らしいなと。カミーユしかり、カツ・コバヤシ然り、若者は時に暴走しがちですが、シャアにはない部分であり足りない部分が見て取れます。
 本当にハサウェイがリーダーなのか。確かに、国家主席や軍のトップなんてものにはそぐわないかもしれませんが、小競り合いを続ける部隊をまとめ上げる程度には将たる属性でしょう。その辺り、属性と立場を理解し、道化を演じるシャアとの差がはっきりとでているのかと思いますね。

 先にも上げた通り、ジオンとの戦いは終わり、第二のシャアなんてものは歴史上現れません。ハサウェイ・ノアは戦後シャア・アズナブルの思想に同調し、似たような境遇にあるわけですが、彼がどんな選択を踏んでいくのか。どんな顔をしてその道を歩むのか、今後に期待ですね。

単発ネタ

 あとは単発で気になったところを。

・無重力なのにグラスに収まる飲み物
 
冒頭のハウンゼン機内、足元のマグネット機能の演出とか、明らか無重力なのにグラス内の飲み物は浮かび上がらない。液体が二層になっていて、上の層がグラスにへばりついていたから、蓋みたいになってんのかな。

・密閉式洗面台
 洗面台がクリーンルームみたいなところに手を突っ込む方式。Ζや∀でのシャワー表現といい、水の扱いが難しい無重力。

・ギャプランですよ!ギャプラン!!
 
ギャプランですよ!ギャプラン!!

・日本は立ち入り禁止?
 ホンコン経由で日本に行こうとしていたギギの話、なんだか日本が立ち入り微妙な感じ。ムラサメ研なんかしたんか。

・ジョリービー
 舞台はフィリピンの街、ダバオ。ジョリービーというファストフード店が実在しまして、蜂マスコットがいるんですが、見事にいましたね。宇宙世紀だけでも1世紀は続いている、すごい店

・ジェガンの使い方
 ダバオ襲撃の翌朝、消火活動に勤しむジェガン。マン・ハンターの対人仕様と言い、扱い次第で人殺しの道具にも人を救う道具にもなるのがMS。

・マフティーの秘密基地
 金属探査を逃れるためか、コロニーの残骸っぽいところにある。南太平洋ってことは、ブリティッシュ作戦のやつですかね。

・ガンダムというゲン担ぎ
 ペーネロペー、オデュッセウスガンダムなんてコアユニットあったんか。是が非でもガンダムという名前が欲しかったのか。対してΞガンダム、ギリシャ文字のνの次ということですが、顔がガンダムっぽくないのはアナハイムの対策だろうな。名前はこっちのが後継っぽいけど、外見はペーネロペーってことでどっちにも尻尾を振る、まさに死の商人。

・パイロットスーツ着替える必要ある?
 Ξを受領したカーゴにて、わざわざスーツを着替えるハサウェイ。胸元にΞの文字があしらっていたので、おそらく専用なのだろうが。ミノフスキークラフト搭載機故の高G耐性とかなのか、単にマフティーとしてカッコつけたいだけなのか。にしても着替える必要あったか?

・背中にも目をつけろ
 アムロがカミーユにした助言。そんなんできるのお前だけやぞ。なんですけど、ペーネロペーの追撃をよけるハサウェイと、Ξの不意打ちをよけ切れなかったレーン、パイロットセンスの差が、確かにあるんですかね。

・マフティーの甲板員
 小説だとね、トップレスなんすよ。たぶん赤ビキニの子。豊かな乳房でさ、トップレスだったんですよ。

おわりに

 今のところ、満足度は100点満点ですかね。ガンダムっぽくないΞのデザインとか非常に好きですし、何よりギギの演技が絶妙ですね。小説だけだとなんとも想像しづらく、如何せん文章が固いのでもっと大人びた印象だったのですが、年相応というか、無邪気なくせに悪い女というイメージがぴったしでしたね。特に空港での会話、「そうか・・・・・・つらいんだ・・・・・・」の返しの「・・・・・・バカ・・・・・・」の表現具合よ。
 ケネスの優男なんだか怖い人なんだかわからない感じも、非常にGoodです。友人や恋人には甘く、部下に厳しく、敵にはもっと厳しく。今のところとても新鮮な諏訪部さんが見れているので、面白いですね。

 きっちり上巻の中身ぴったしで終わった今作ですが、このまま順当に中・下巻もそれぞれ映像化されると思うと楽しみです。特に下巻では言葉だけの謎技術だったものがどのように描写されるのか、期待大ですが、いつ頃になるんですかね。
 まぁ一端Gレコの劇場版もありますし、なんだかコズミック・イラの方も動きがあるみたいなんで、なんとか息継ぎさせて欲しいですね。なかなか劇場へ足へ向けることも難しいですが、もう一回、できれば二回くらいは大画面でじっくりと楽しみたいですね。
 新装版の小説も出たことですし、残念ながら挿絵はありませんが、本当に残念ですが挿絵はありませんが、予習復習なりをして、気長に待ちますかね。

 それでは、今回はこの辺で。ごきげんよう。

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