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スクロールは疲れやすい
まとめ: 日常生活で多用する、スクロール。意外と疲れる理由は、学術的にも裏付けがありそうです。
はじめに
デジタルデバイスで、画面のあるものはたくさんあります。
スマホ、パソコン、電子書籍端末はいうまでもないですし、手で持つもの以外では駅・空港の電光掲示板や、町中の電子広告もあります。
私自身は本の多くを電子書籍端末で読んでおり、スマホももちろん情報得るために使っています。
そこで、何となく感じるのは、電子書籍よりもスマホの方が疲れるんではないかという感覚です。e-inkとそれ以外という表示の違いではなく、ページ表示とスクロール表示について考えてみたいと思います。
ページ表示とスクロール表示の科学的な比較
そこで、検索エンジンで、スクロール、理解、といったキーワードで情報収集してみました。ここでは、細かいキーワードやら、検索期間など、厳密な方法は割愛します。
私生活を、ちょっとだけ学術的にみてみようとしたわけです。
割と多くヒットしましたが、その中で多かったのは、電光掲示板等でした。何文字の表示枠で、どのようなスピードで表示させるのが、伝達するにはよいかという検討でした。
今回のポイントはそこではないというところで、2つほど、自分の考えていた目的と同じものがありました。
パソコンの画面上で、ページ表示の場合と、スクロール表示の場合で、被験者の理解がどのように変わるかが調べられていました。驚いたことに、いずれも2000年代に出された論文でした。
結論から行きますと、スクロール 表示よりもページ表示の方が理解度は高かったという結果でした。
今井ら 日本画像学会誌 2007
ページ表示のほうが、解答時間が短く、成績もよかった。
本多ら 人間工学 2004
スクロール表示は、ページ表示に比較して、読解に理解に時間がかかり、正答率は低く、さらに、心拍数の変化から交感神経優位になった。
これらを見て、なにか腑に落ちました。
パソコンでは、マウスより、キーボードでのページ送りのほうが楽には感じていたので、この結果を踏まえて、どんどんページ表示を多用して賢くなろうと思います。
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