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M.R.LABO業務紹介:コミュニケーション・ツール診断

意外に大切なツール診断

 これまで、どちらかというとマーケティング分野のなかでもマクロ的な業務について紹介してきましたが、今回は一転してミクロな業務のひとつをご紹介します。
 まず「コミュニケーション・ツール」とは何か?ということですが、ひとことでは「企業がステークホルダーに対して様々な情報を伝えるための手段」だと言えますが、今回取り上げるのはもっと狭い意味でのツールになります。
 そのツールとは、顧客(潜在顧客含む)や消費者に対して商品やサービスの内容を伝え、買ってもらうようにするための手段のことで、わかりやすく言えば、チラシやパンフレット、Webサイトの商品紹介ページやLPなどがそれにあたります。(もちろん動画なども含みます)
 近年、デジタル化の波に乗って、上記のようなツールを自社内で作成し、世に送り出すところも多いと思いますが、そのなかには「???」と首を傾げたくなるものも少なくありません。
 キチンとしたメソッドに基づいて作られていればよいのですが、そういったものがあることすら知らないで作っているため、「伝わらないツール」になっているのです。せっかく手間と時間をかけて作るのですから、伝えたいことがちゃんと伝わるツールにしたいものです。
 そのために、プロによる『検診』を受けることをお勧めします。M.R.LABOでは独自に開発したツール診断を行っていますので、以下にその概要を紹介します。

デザインの基本は3つのモーメントと6つの軸

 まず、ここでいう「デザイン」自体の意味ですが、単に構成を決めてレイアウトしていくということではありません。いわゆるターゲットに対して「どのように表現したら、最も効果的に伝わるか」を考え、試行錯誤する中から最適な”解”を導き出す作業のことで、広告業界などで言うところの「プランニング(企画)」と呼ばれる要素を含んでいます。
 私はデザイン表現において、以下の三つのモーメント(力)が必要だと考えています。
 ①独創力(オリジナリティ)
 ②情報編集力
 ③メッセージ伝達力
 これからツール作成などのタスクに取り組もうとしている人には、少し荷が重そうに感じるかもしれませんが、わかりやすくすると下の図のようになります。

デザイン診断のポイント

 これら三つのモーメントの近くには、各々2つずつの軸(ポイント)があり、デザイン診断においては、それぞれがどの程度意識して作られているかによって、バランスを診ることができるというわけです。
 但し、必ずしも「バランスがとれていれば良い」というわけではありません。その時々のツールに託された『使命』や『目的』があるはずですから、そういった要素を含めて判断することが必要になります。

全体構成と各要素について

 次に、ツール全体の組み立て(全体構成)と組み立てるための要素について診断する方法があります。
 該当するツールが、独り歩きしても問題がないような『完結性』を持ったものである場合、この診断はとても重要になります。
 その内容を簡単に言えば「キチンとした内容が、正しい流れにそって入れ込まれているか」ということで、前述した分析ポイントのうち、「ストーリー性」と「定石性・規範性」に重点が置かれたものになります。
 以下は、メソッドから外れた、問題がある例です。
 新しいショップのオープンを告知するためのフライヤーで時折見かけるのですが、どんなお店なのか(たいていは素敵なイメージで彩られている)は表現されているのですが、肝心の場所がわからない、というケースです。QRコードでWebページへ誘導したいのはわかりますが、フライヤーを見た人の全てがアクセスするわけではありませんので、所在地と地図は明記すべきです。
 また、WebのLPなどでも、ただ商品のストロングポイントを延々と語るのみで、どこまで行っても企業名が出てこないようなケースがありますが、玉石混合のネット情報において、企業名表示とそのサイトへ飛ぶリンク設置は「情報の信頼性を高める」という意味で重要です。
 企業のコミュニケーション・ツールは、将来顧客やユーザーになってくれる可能性のある人々と、はじめて触れることになる”接点”です。最初に良い印象を持ってもらうためには、誰にでも受け入れられる一定のメソッドに裏付けられていることが必要なのです。

診断の実施は、未来へとつながる

 健康診断で病気が見つかれば、治療や薬で治そうとするように、ツール診断で見つかった問題点は、次回以降のツール作成において大切な肥料となります。また、チームでツール作成にあたっている場合は、メンバー全員で診断に関わり、そこで明らかになった問題点や課題を全員で共有すれば、チーム全体のレベルアップにもつながります。
 診断のためのメニューは、逆に使えば、新しいクリエイティブのための『指針』となります。もし、少しでも自社のツールに不安を感じているようでしたら、どうぞM.R.LABOにお声がけください。

 M.R.LABOへのお問い合わせは、こちらまでメールをお送りください。


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