オールディーズを聴こう!私的オススメ曲10選
今回は50年代〜60年代に日本でも流行ったオールディーズ音楽について、個人的にオススメな楽曲を10曲選んでみました。
オススメとかいいながらただ自分が好きなだけってのもありますが(笑)
ということで本記事にて、
選出した10曲の紹介とともにどこがどういいのかについても解説していきます。
興味あるけどオールディーズを聞いたことのない方、はたまた全く興味のない方でも比較的聞きやすいものを選んだのでこれらを切り口にハマっていただければ嬉しいです!
なお、オールディーズに分類すると界隈のガチ勢の方々と揉めそうなのでビートルズの曲は今回は入れません。
というよりビートルズは別記事で取り上げようかと検討していますが(笑)
名曲が多すぎるのでね…
また、途中でコード分析的な話も交えますので音楽理論に興味のない方は読み飛ばしていただければ幸いです!
まぁ能書きはこの辺りにしておいて…
それではいきましょう!
1.ダイアナ/ポール・アンカ
オールディーズの定番曲として真っ先に思いつく名曲「ダイアナ」。
この曲の良さはなんといってもキャッチーさです!
イントロのブラスフレーズからしてガッチリ心を鷲掴みされます。
そしてポール・アンカの透き通るような歌声と覚えやすいメロディはオールディーズ初心者でもかなり取っつきやすく、キーも低めなのでカラオケでも歌いやすいです!
曲の構成としてはイントロからメロ、サビまでひたすら
G→Em→C→D
のメジャー1645のコード進行なんですが、
動画再生時間の1分23秒辺りからのCメロで
C6→Cm6→G6
C6→Cm6→D
という展開になっています。
この曲トニックがGメジャーなので、
CはGからみるとサブドミナントのため、
Cm6はサブドミナントマイナーになるのでコード間で転調しています!
この転調が心揺さぶるんですよね…
キュッチーかつエモいCメロ…そりゃあ名曲になりますわな。
2.監獄ロック/エルビス・プレスリー
こちらはオールディーズ曲の金字塔といえましょう。
プレスリーの代表曲のひとつ「監獄ロック」。
彼の主演映画のタイトルでもあるんですが、
50年代後期の曲としては個人的に最も印象が強い楽曲に感じます。
80年に映画「ブルース・ブラザース」でもカヴァーされており、名曲として現代まで継がれています。
とにかく終始、カッコイイ!につきます。
ロカビリーの音楽としても最高の一曲でしょう。
3.ジョニー・ビー・グッド/チャック・ベリー
こちらは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でマイケル・J・フォックスが劇中で歌っているので知っている方も多いのでは?
近年であれば斉藤和義さんの「ずっと好きだった」という曲のイントロでも使われているのも有名ですね。
ロックンロール界の超々有名曲であり、
イントロの印象的なギターフレーズは一度聞いたら耳から離れません。
オールディーズライブでも定番中の定番曲としてラストステージやアンコールでも最も多く演奏されている曲のひとつです。
チャック・ベリーは2017年に90歳で惜しまれつつ亡くなりましたが、
「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」にも6位に名を刻んだロックンロール界を創設した伝説のミュージシャンのひとりです。
4.ボーイハント/コニー・フランシス
オールディーズ世代の女性ボーカリストとしては最も有名なコニー・フランシス。
彼女の曲はどれも名曲ですが、この「ボーイハント」は特に一級品レベルの超名曲。
艶めかしくも美しいボーカルは聴き惚れてしまうほどの量感。
曲調も終始切なく彩られたラブバラードの最高峰ともいえましょう。
動画再生時間の1分52秒辺りから転調しますが、
この展開からのエンディングが最高に美しいですよね。
5.イッツ・マイ・パーティ/レスリー・ゴーア
この曲は歌い出しがサビ始まりなんですが、
初めて聴いた瞬間、ガシッと心を鷲掴みされました。
なんだかものすごく心がキュッとなる一曲。
このなんともいえない切なさはコード進行にありました。
A→Aaug→D→Dm
A→F#m→Bm→E7→A→E
サビがこのような構成なんですが、
出だしの4コード全部転調してる!!!!
AがトニックでAオーグメントからのサブドミナントDからのサブドミナントマイナーDmと次々に展開していく名曲。
やはりこの転調が切なさを醸し出しているわけですね!
ちなみにトニックからのトニックのオーグメントのような完全5度が上昇していくタイプのクリシェは現代のJ-POPやアニメソングでも多用されているので今でも全然通用するコード進行のひとつです。
6.恋はあせらず/スプリームス
こちらはあらゆる方面でカバーなどされて歌い継がれている名曲中の名曲。
ダイアナ・ロス率いるスプリームスの代表曲ですね。
とにかく曲調が可愛らしく元祖アイドルソングといっていいでしょう。
個人的にはレベッカのNOKKOさんがカバーしている方も今時っぽい曲調に寄せられていてかなりキュンとしました。
ノリのいい曲なのでライブで歌う際も観客を巻き込んで全員で踊ることも多々。子気味の良さもある一曲です。
7.ビートでジャンプ/フィフス・ディメンション
こちらは60年代後期に発表された5人グループの名曲。
イントロの「タータタラッタッタター」というリフがかなり印象的ですよね。
歌パートもとても美しいハモりで聴き入ってしまいます。
5人ならではの旋律なので、オールディーズ曲としては新鮮で今でも通用するレベルの一曲ではないでしょうか。
8.ロコ・モーション/リトル・エヴァ
こちらは私がオールディーズを知るきっかけとなった曲です。
めちゃくちゃ有名なので知っている方は多いのではないでしょうか。
ライブでも定番曲としてほぼほぼ演奏されているキャロル・キング作曲の超名作。
曲調のキャッチーさもさることながら、
バックコーラスの「Come on baby do the locomotion」というアオリ部分のフレーズも印象的でつい口ずさんでしまいますね。
さすが稀代の名作曲家、キャロル。
作曲をする私にとっては神様のような存在。
5万回生まれ変わってもこのレベルの曲は書けません^^;
9.すてきな16才/ニール・セダカ
歌い出しからキャッチーで覚えやすい歌詞。
ニール・セダカの名曲「すてきな16才」。
個人的にコード進行が好きなオールディーズ曲のひとつです。
動画再生時間15秒から
D♭→F7→B♭m→D♭7
G♭→Gdim→D♭/A♭→B♭7
E♭7→A♭7
のようなコード進行なんですが、
この曲も前述した「イッツ・マイ・パーティ」同様最初の4コードが全て転調しています。
そしてG♭→Gdimの展開もかなり切なげ…
とても美しい一曲です。
10.男が女を愛するとき/パーシー・スレッジ
最後はパーシー・スレッジの名曲「男が女を愛するとき」でございます。
イントロ開始後の「When a Man Loves a Woman」という歌い出しは一回聴けば覚えられるくらいのメロディと歌詞。キャッチーで惹きつけられますね!
旋律がとても美しいです。
あまりの良さに一時期ヘビーローテンションしていました。
キーは高めですが、
これをカラオケで歌いきったときの爽快感は他にありません。
11.まとめ
今回は個人的にオススメしたいオールディーズの名曲を10曲選んで紹介&解説しました。
初めは5曲くらいにしようとしたんですが、
選びきれず最終的に10曲になりました(笑)
紹介したこれらの曲以外もオールディーズ曲は名曲揃いです!
もしご興味のある方は紹介しました内からでも一曲まずは聴いてみてください。
ちなみに以前こんな記事も上げていますので、
もしよろしければあわせてお読みいただければ嬉しいです↓
かなり長くなり申し訳ないです!
オールディーズは個人的にかなり好きなジャンルの音楽なので熱くなりすぎましたね(笑)
では今回はこの辺で。
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