生まれて始めて村上春樹を読んだ感想

最近寝る前に小説を読むことにしている。理由はスマホをいじっていると眩しかったり辞め時が分からなくて夜更かししてしまうといったしょうもない理由

僕は油断していると過去に読んだ小説を繰り返し読んでしまう傾向があったので、今まで読んだことのない本や人から聞いたおすすめの本を読んでみた。

そんなこんなで村上春樹のノルウェイの森を読んだので、感想を残す。

読んだ感想としては、面白かった。
今までなんとなく敬遠していた作品だったのだが、素直に面白いと思った!
ただ、人生で一番か?と言われると違うかなーという印象。

多分散々こすられている感想なんだろうけど、なんでこの主人公がモテるのか?と思った。
むちゃくちゃ合体するやん。合体ロボかよって位合体する。
かと言って、恋人や女性に情熱や誠実さを持っているかと言われたらそうでもない。なんかとらえどころのない不思議な人って感じ。

ただ作品の空気はそれを許容していて、独特な雰囲気で時間が流れていく。
僕が主人公に感情移入できないのも、自分の人生がうまく行っていないからこその嫉妬なのかもしれない。おそらくそうなんだろうな
自分だけが良ければそれでいいといった穿った見方さえできてしまうし、人間って結局そうでしょって言われても仕方ないような無力感に襲われる。

そうなのだ、本の中に集中すればするほど現実との境界線が曖昧になって、自分の心がざわつく
こんな感情が読書体験で得れるのが、この作品の魅力なのかもしれない

そしてそれは僕にはちょっと早いのかもしれない

やれやれ

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