はじめての合コンの話 その2

前回の続き

はじめての合コンを1週間後に控えた僕たちは昼休みに合コンの練習に勤しむのであった。

「「カンパーイ」」
机を向かい合わせにし、自販機の紙コップジュースで乾杯する僕ら

無言の時間

合コンの正解が正解が分からいない僕ら
「ご趣味は?」と絞り出した質問をする僕
「お見合いじゃねーんだし」と若干ギャルが入った練習相手(クラスメイト)からの回答

試行錯誤の中で我々が導き出した結論は
①乾杯→②自己紹介→③雑談といった流れになるだろう。その中で②自己紹介こそが、最も重要でこの合コンの流れを支配するということでした。また普通に自己紹介をしても良くない!となった結果、なにか一発芸をかまそうという話になった。

書いていて思うのが、ツッコミどころが満載で地獄へ一直線コースなのだが、当時はこれが正しいと思っていた。若いの一言で済まされないアホさを感じてしまう。

一発芸か〜とみんなで悩んでいるうちに参加者の一人が「俺!けん玉できる!!」と言い出した。
全員「「それだ!!」」

冷静に今思い返すとなぜ、けん玉?初対面の男子が急に飲み屋でけん玉かまして来たら困るだろうに

しかし当時の僕たちは無限のポジティブシンキングで間違いないと思っていたし、大盛り上がりの想像で頭の中がお花畑だった。

翌日早速けん玉の披露が行われた。
カッカッカッとけん玉が高速に移動する
いくで!の掛け声とともに棒に舞い上がったけん玉が刺さる!その瞬間キメ顔で「〇〇です!よろしくお願いいたします!!」

完璧な自己紹介である

拍手するクラスメイト達
練習は十分だ!いざ本番へ!!

チン毛夜明け前の僕たちは合コン当日を迎える。

好評なら合コン編へ続きます。

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