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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

「ワープ特急殺人事件」を好き放題語る

リンバス・カンパニー「ワープ特急殺人事件」の感想です。
ネタバレを含むので、未プレイの管理人の方はご注意ください。

悪名高いワープ列車

タイムトラック社で華麗に事件を解決した囚人たちですが、次の目的地に移動するためにワープ列車に乗ることになってしまいました。

囚人たちから整理要員人格が抽出されているため、現状としてW社の特異点に関する情報はリンバス・カンパニーとかいうよくわかんねえ会社にだだ漏れの状態になっています。

そのため、ワープ列車がとんでもない時間をかけて目的地に到着したあと、現状復旧の特異点で肉体や精神などを復元していることを知っているので、囚人たちはビビリまくりの状態でした。

まあ……あんな列車に文句を言わずに乗ってくれる囚人なんて、残酷な光景を芸術として楽しめる良秀ちゃんさまざまな体験をしてみようのホンルくん命令であれば絞首台にでも乗るムルソーさんくらいしかいないよな。

ただ、リンバス・カンパニーは囚人たちに一等席を用意してくれたみたいですね。タイムトラック社でモノリスが大量に売れたもんな!

さて、一等席には急速冷凍カプセルが設置されているため、頭がおかしくなるような時間は関係ありません。

ただ、過去に発生した事件として人形師が一等席の乗客をお人形さんに改造したあと、図書館の招待状(ワープ列車の完全上位互換みてえなアイテム)でお人形さんを突撃させた結果、一等席の乗客が本に還元されて列車から消えたという事故がありました。

なので、私は一等席でも乗りたくはないですね。そもそもワープ列車に乗るよりもメフィストフェレスでのんびり観光しながらドライブしたい。ガソリンは道端にたくさんいるしな。

あと、特色フィクサーが一般席に紛れ込んでいて、整理要員が対応できなかった事故があったらしい。そのため、ヴェルギリウスさんは別途用意された列車で移動することになっていました。カロンちゃんもそちらの列車に乗っていたような雰囲気がありましたね。VIP対応すぎる。

ワープ列車の一等席には冷凍カプセルがありましたけど、はじめて見た感想としては「囚人のフィギュアが販売されたら、冷凍カプセルみてえなフィギュアスタンドも販売して欲しい(それはそれとして、囚人のお部屋の窓を模した写真スタンドも欲しい)」でした。そして、ドンキホーテをあのハイテンションな姿勢で飾りたいですよね。ただ、靴だけは脱ぐな。

地獄絵図

このワープ列車は問題を抱えているみたいで、乗客が消えているという事件が発生していました(なんか聞いたことがある)。
そのため、W社はねじれボコボコ・カンパニーの評判を聞きつけて問題の解決を依頼したみたいです。

ただ、情報漏洩を恐れて囚人たちには詳しい説明がありませんでした。現在進行系で洒落にならないレベルで漏洩しているのに……

それどころか、囚人たちが運行中の列車で次元切断を使いまくるので、なんだか鳴ってはいけないタイプのアラームが鳴りまくっていました。おそらく特異点が干渉して本当に良くないことが起きている。

まあ……まさかW社も知らない会社の職員が自社の職員に化けて次元切断するなんて思わないもんな……都市の星として輝いていた図書館じゃないんだし……

結論としてワープ列車では血鬼が王国を建国していて、まだ三日しか経っていないのに地獄絵図になっていました。本来であれば列車内部では乗客が消滅することはありませんが、血鬼の能力で揮発していたみたいです。

この揮発の説明が難しいんだよな……

ここで登場する説明ができるほうのイサン!!!!

イサン「血鬼にとって血液はただの食料ではないナリ!」
イサン「血鬼にとって血液は感情や存在理由のような特別なもんナリ!」
イサン「ワープ列車の停止した時間でも感情みてえなもんは出てきては消えていくもんナリ!」
イサン「血鬼はそんな感じで血液を消費できるナリ!」
イサン「あなや!その結果として乗客が消えているナリ!」

説明ができるほうのイサンを登場させてもよくわかりませんね。
ドンランさんとサムジョくんのファンアートを見ると、エモい~という感情が湧き上がって最高の状態になりますが、それが永遠に固定されるのではなく時間経過で薄れていくのと同じだと思います。

それはそれとして、今回はグレゴールさんが可哀想でしたね。

マルチクラック事務所のサーシャさんに旧式の生体型と言われたり、整理要員に腕を見られてビビられたり……最終的にはムルソーさんに無骨な旧式モデルと言われてスネてしまった。わざわざ腕を隠して煙草を吸っていて……かわいいですね。

ロージャさんも大丈夫かなあと思っていましたが、ポーカーフェイスを頑張っていて安心しました。ただ「W社も落ちぶれるところまで落ちた」と言ったあとに自分と重ね合わせていて、やっぱり沈潜の蓄積は順調でした。殺到させたい。

ゲゼルシャフト

今回の見どころのひとつとして、ゲゼルシャフトに接続できなくなってポンコツになってしまったファウストさんがあります。

普段は堂々としているのに、ちょっとだけ弱気になってダンテさんに相談するところが良かった……今なら私でも勝てそう。

ただ、それでも自分にできることをこなしていくのは「純粋な強さ」を感じました。それを見て応援しているダンテさんは授業参観のパパでしたけど。

ここで登場する間違いを指摘するほうのイサン!!!!

イサン「素人質問で恐縮ですが、その説明には不備があるのでは?」
ファウスト「あなや」

ファウストさんが情報閲覧できなくなったせいで、リンバス・カンパニーでいちばんかしこい囚人がイサンくんになってしまった。
最近はかわいいことばかりするマスコットキャラだと思っていましたが、よくよく思い返すと天才なんでした。

ちなみにゲゼルシャフトはドイツ語でコミュニティみたいな意味があるみたいですね。その意味から推測すると、平行世界のファウストさんと情報共有していそうな雰囲気があります。

解説動画なんて言いながら、なんでも知っているフリをして喋っている私と本質としては同じなんでしょうね。

第六眷属カセッティ

リンバス・カンパニー【無限列車編】にした張本人。

血鬼の第六眷属とのことで、家族から逃げ出してワープ列車に王国を建国して血液を欲しいがままにしていました。

マルチクラック事務所のサーシャさんを眷属にすることで、それぞれの車両から血袋を運ばせていたみたいです。

なんというか……弱者を獲物にしていて小物感が半端なかったですね。コイツであれば朱色の十字も瞬殺できそう。

血鬼ということもあって激戦になるかと思いましたが、なんだかヤバそうなコインを回避したり、E.G.Oをぶつけていれば勝てました。ノスフェラトゥも赤い霧ぶつけられたらギミック破壊されるので、血鬼の宿命なのかもしれません。いや、赤い霧がなんかおかしいんだよな。

ただ、ファウストさんが一等席に戻るためのマスターカードキーを奪われてしまい、囚人たちが未曾有の危機に陥りました。

ファウスト「あなや」

ロシナンテが脱げたドンキホーテ

マスターカードキーを取り戻すために交渉することになりますが、一般人がたくさん犠牲になってブチ切れているドンキホーテが割ってはいります。

ドンキホーテを眷属にするために噛みついたカセッティくんですが、ドンキホーテが履いているロシナンテの靴紐が勝手にほどけて……

なんだかリンバス・カンパニーで登場したキャラクターでいちばんヤバそうなバケモンに変化してしまった。

ドンキホーテ……じゃないな……ドンキホーテさんが変化したのは血鬼の第二眷属とのことで、カセッティくんが気がついたら血溜まりになっていました。

都市の星だった血染めの夜がどれくらいなのかはわかりませんが、あれを落とすために特色フィクサーひとりとチャールズ事務所のリーダーが必死になるくらいなので、もしかするとヴェルギリウスさんでも苦労する存在をドンキホーテさんの内部に飼っている可能性がある。

こんなことをされたら……『夢の終わる』の意味が夢に破れるという意味ではなくて、目覚めるとか覚醒するという意味になる可能性が出てきてしまいますよね。

私はドンキホーテさんではなく、血液が出るような光景に芸術性を見出していて目の色が赤い良秀ちゃんが血鬼だと思っていたんですが、まさかドンキホーテさんがこうなるとは……

ラ・サングレ・デ・サンチョ(サンチョの血)とかいうE.G.Oを初期装備していてなんかヤバい名前だなとは思っていましたが、目の色が赤くなくてシイタケなので関係性があるとは思いませんでした。

あと、良秀ちゃんは良秀ちゃんで「子供の醜態は父親が責任を負うべき」とカセッティくんが言った直後に「戯言」とか言っていて闇を感じる。

あなたがそう答えると意味が濃くなるんだよな。

あと、マスターカードキーはカセッティくんと一緒に溶けていました。

シンクレア「あ、ああああなああ、あなや!!!」

目的地に到着する

メフィストフェレスの裏口を使用して、ワープ列車ではない空間で時間を過ごすことで地獄のような時間を回避した囚人たち。

良かった……このまま脱出できなければ、あと数千年ほどアップデートの度に狂っていく囚人を眺める作品になるところでした。それはそれで……

さて、到着したのは非常に安全なシェルターで有名なP社でした。まだ悪名はそこまで高くない翼ですが、K社の例を見るとどうせ悪名高いんだろうなという安心感があります。

今回のW社のやらかし

今回のイベントを振り返ってみると、そこそこW社がやらかしていることに気がつきますね。

  • 血染めの夜と人形師の事件と似たような事件の再発

  • 列車内部で次元切断を使いまくるよくわかんねえ会社を雇用する

  • タイムトラック社の箱を過去の事件と同じような場所に設置(特に対策もしてなさそう)

  • よくわかんねえ会社にマスターカードキーを渡したため、一等席の乗客が危険に晒される

  • 送り出した整理要員が敵に利用される

図書館の件でかなり痛い目を見たはずなのに、そんなに改善している雰囲気がありませんでした。これが大企業の貫禄……!!

ちなみにW社はロボトミーコーポレーションからリンバス・カンパニーまでを通してかなり被害を受けている翼だったりします。

ロボトミーが倒産したことで安定したエネルギー供給がなくなった上に、その廃墟に爆誕した図書館のせいで特異点の情報が流出しかけて、現在進行系でよくわかんねえ会社に特異点の情報がだだ漏れしている……

まあ……R社も似たような状況なので、ロボトミーに関係していた翼はだいたいエラい目にあっていますね。

心のすれ違う以降のヒースクリフ人格

うう……ヒースクリフ……
■■■■■が削除されたことで、ヒースクリフの人格にも影響が出ている雰囲気を感じています。

マルチクラック事務所のヒースクリフは義体を使い捨てにすることで人間性が薄れてしまい、やる気のない死んだ目状態になっていましたが■■■■■がいなくなったこともそこそこ関係していそう。

ワイルドハントヒースクリフの予告に至っては、理由は忘れたけどとりあえず息の根を止めるぞヒースクリフ!という感じになっていた。

ああ……とてもいいですよね……語彙力がどっか行っちゃった……

ということで、リンバス・カンパニー「ワープ特急殺人事件」の感想を終わります。

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