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【ME(マイニングエクスプレス)】は終わったのか!? 実態と現状を解説します👍

こんにちわ、Appleです🍎
今回ご紹介するのは少し毛色が今までとは異なり、かつて話題に上がっていた【ME(マイニングエクスプレス)】についてです。
ご存じでない方はこれを機に何があったのかを確認して頂き、ご存じの方は同じ轍を踏まないための再認識として下さい。


1 マイニングエクスプレス

【マイニングエクスプレス(以下ME)】とは、ウクライナに本社(マイニング工場)を構える「アルトコイン(=Bitcoin以外の仮想通貨)」専門のクラウドマイニング会社です。投資家から集めた資金を元手に仮想通貨の「マイニング」「レンダリング」の2つの事業を行っています。

① クラウドマイニング
クラウドマイニングとは、マイニングを行う団体や企業に投資することで、マイニング機材の購入・管理・運用を代行してもらえるサービスを指します。マイニング全体については以前紹介しているので下記からご覧下さい!

MEは気温が低く電気料金の安いウクライナに工場を持つことで、通常よりも安いコストでマイニングを行っています。環境面でコストを安く抑えてより多くの機材を稼働させる事で、競合他社よりも収益を上げています。

② クラウドレンダリング
レンダリングとは、映像に色や影を付けて立体感を出す映像編集作業の事です。MEではマイニングで使用している機材の余力を使って、レンダリング事業を行っています。MEはハリウッドから映像処理のオファーを受けているため、継続的な収益を上げ続けられるとされています。

【稼ぎ方】
利用者はどのように稼げるのかを説明します。
上記で説明したように、MEはクラウドマイニングを事業としています。利用者はMEに投資をしてマイニング用の専用PCを購入・管理・運用してもらいます。そうすることでMEにマイニングを代行してもらい、収益の一部を配当として受け取れるようになっています。

自分が誘った誰かが投資を始めると紹介報酬を受け取る事が出来ます。そのため友人や知人だけでなく、ネット上でも積極的に勧誘が行われています。いわゆるネットワークビジネスとして自身の組織を構成すると、権利収入が得られる仕組みとなっています。そのため勧誘方法が悪質なケースが後を絶たちません。

【換金方法】
MEは「EEX」という仮想通貨を使用して、利益の一部を利用者へ配当していました。「EEX」はMEの独自通貨ではないようですが、MEの事業に密接に関連しており、その他の用途は現状ないようです。
「EEX」を換金する際は専用サイトの「CEX」でBitcoinへ換金するか、「EEX」を唯一取り扱う取引所「ALTERDICE」へ送金してBitcoinへ換金するかの2パターンです。


2 実態

ここから本題であるMEの怪しい実態をご説明します。個人的な意見も含むので確定事項ではありません。その点はご了承ください。

【現状】
現在MEは活動停止を発表しています。下の画像はMEから発表されたものを翻訳したものですが、どう思われますか?

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仮にこれが真実だとして活動を再開する可能性はあるのでしょうか。そこについても説明していきます。

【飛んだのか】
いわゆる「出金停止」になることを「飛ぶ」と表現します。MEは飛んだのかどうかですが、個人的には飛んだ可能性が高いと考えます。
理由は2つです。CEOである「カルロス氏」の経歴と「MEの会員がどこの国からアクセスしているのか」を考慮すると「MEは飛んだ」と考えています。
1つ目のカルロス氏について、彼はMEを設立する前「D9クラブ」を日本に持ち込んだことでも知られています。

「D9クラブ」とは、高配当を売りにして勧誘を行い会員を募っていた詐欺クラブです。「1日2%の高配当で年利700%以上出せる=100万円が1年後には700万になっている」として会員数を増やしました。しかし実態は「ポンジスキーム」での運営・配当を行っており、それを知らずに騙された方々の被害額は相当のものでした。

もちろん今回のMEは「ポンジスキーム」ではない可能性もありますが、カルロス氏は詐欺案件に関与していたという事実は拭えません。
2つ目の会員についてですが、世界中で行われているME事業ですが、実際は日本会員が99%以上を占めています。「D9クラブ」が日本で流行ったので、カルロス氏は再び同様の手口で日本人を相手に会員を募りました。それがMEです。簡潔に言うと「日本人をカモにした」と思っています。
この2点を考慮すると、MEが再び事業を再開させて会員の方へ配当金を渡していく可能性は極めて低いと考えています。


3 信用

最後に、なぜ会員になった方々はMEを信用したのかについて個人的な見解をお伝えします。

【長期的】
1つ目はMEが長期的な事業を展開しているように見えていたから。俗にいう「ポンジスキーム」はおよそ半年以内で「飛ぶ」といわれています。原因としては会員の方々が即日出金をした場合、企業側が利益を確保することが出来ないからです。なのである程度の資金が集まったら飛んでしまうのが従来のやり方でした。それに比べてMEは2019年から2021年まで、およそ2年に渡り事業を行っていました。投資に慣れている方々は「こんなにも長く続いているのであればポンジスキームではない!」とMEを信用したと感じます。

【関係性】
どのMLMでも同様ですが、紹介して下さる方は友人・知人等信用できる方々です。そのような方から紹介されたら信用してしまうのは人間心理として普通の事です。さらにこの紹介して下さっている方々も「MEを信用している」ので、悪気は一切ないことが広まった要因の1つと感じます。

その他にも公式HPにはそれらしい事が記載され、現地の動画や説明画像によって信用できるものと判断された方も多いでしょう。実際に現地へ視察に訪れ、工場などの現場をご覧になった方もいるようなので、信用性は高かったのかもしれません。

このようなポンジスキームに騙されない様にする事は、個人的には非常に困難だと感じています。長期的案件であり、信用できる方からの紹介で、現地視察をして裏まで取れたら「信用できる」と思ってしまいます。それでも「ポンジスキーム」だったのであれば、うまい話は存在しないと考えるほかなりません。
もしくは現物トレードで運用できる投資案件であれば良いでしょう。何かを買う・委託するのではなく、株や投資信託の様に、自身の口座からお金を投資できる仕組みであれば、リスクがなく運用できます。仮想通貨でも現物トレードでの運用が出来るようになれば、投資しても問題ないでしょう。


いかがでしたでしょうか?個人的な見解を多く含む内容でしたが、MEについて考察させて頂きました。
以下にMEの紹介リンクや「ひろゆき」さんがMEを詐欺だとおっしゃっている動画を載せましたので興味ある方はご覧ください。一刀両断していて非常に面白かったです。笑


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