『「百合映画」完全ガイド』(星海社新書)電子書籍版

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告知です。
昨年6月発売の共著『「百合映画」完全ガイド』(星海社新書)が電子書籍になりました。

書籍版が出た当時、索引がないのはキツいな…と書き手のひとりながら思ったりしていたので、これでお目当ての作品/人名を探しやすくなるかと思うと嬉しいかぎり。かなり便利にはなるはずです。

とはいえ、(確認していませんが)現状も索引や執筆担当一覧みたいなものはないはずなので、いちおう自分が担当した作品だけ以下に記しておきます。

※製作年順

『大砂塵』(ニコラス・レイ、1954年)
『仮面/ペルソナ』(イングマール・ベルイマン、1966年)
『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、1972年)
『三人の女』(ロバート・アルトマン、1977年)
『ガールフレンド』(クローディア・ウェイル、1978年)
『北の橋』(ジャック・リヴェット、1981年)
『ベストフレンズ』(ジョージ・キューカー、1981年)
『ラ・ピラート』(ジャック・ドワイヨン、1984年)
『恋文』(神代辰巳、1985年)
『彼女たちの舞台』(ジャック・リヴェット、1988年)
『パッション・フィッシュ』(ジョン・セイルズ、1992年)
『Foxfire』(アネット・ヘイウッド=カーター、1996年)
『彼女たちの時間』(カトリーヌ・コルシニ、201年)
『マルホランド・ドライブ』(デヴィッド・リンチ、2001年)
『ユキとニナ』(諏訪敦彦+イポリット・ジラルド、209年)
『Attenberg』(アナ・ラシェル・ツァンガリ、2010年)
『ジンジャーの朝』(サリー・ポッター、2012年)
『フランシス・ハ』(ノア・バームバック、2012年)
『アルテミス、移り気なこころ』(ユベール・ヴィエル、2013年)
『呼吸 友情と破壊』(メラニー・ロラン、2014年)
『Super Sleuths』(ベンジャミン・デキンソン、2014年)
『バーガンディー公爵』(ピーター・ストリックランド、2014年)
『Queen of Earth』(アレックス・ロス・ペリー、2015年)
『ミストレス・アメリカ』(ノア・バームバック、2015年)
『花とアリス殺人事件』(岩井俊二、2015年)
『テルマ』(ヨアキム・トリアー、2017年)
『レディ・バード』(グレタ・ガーウィグ、2017年)
『ハースメル』(アレックス・ロス・ペリー、2018年)
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(ジョシー・ルーク、2018年)

こうやって並べてみると、思ったより少ないなあ…という気がしないでもない──前身となる同人誌版から『噂の二人』が割愛されたとはいえ。とほほ。

余談だが、書籍版では『ハースメル』は『Her Smell』表記だったわけですが、はたして邦題表記に直っているのだろうか。そもそも日本公開されたことを把握している人が少ないような…ひっそりと、という感じだったし(因みに…ロス・ペリー繋がりで(?)もうひとつ。書籍版の折にもチラリと書きましたが、『Queen of Earth』のレビューがやたらと読み難くなってしまっているのは、元々段落分けがされていた文章を、最後の最後で他のレビューと形式を統一する…という編集サイドの判断がなされたため)。

…ということで、長くなりましたが、書籍版の検索性の弱さを残念に思った方も/思わなかった方も、より便利にお読みいただける電子版をなにとぞ。電子版で初めて本書を手に取ってくださった方は、なんだかんだ書籍版の方が"ブツ"として手元に残るし、ヒマな時にパラパラ適当に流し読みしたり取り回しも良かったりするので、気が向いたら遡って新書版もお買い求めくださいまし。

よろしくお願い致します。


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