2020年 映画ベスト10

※年が明けて、はやくも二週間が経とうとしているが、例年は年末に投稿している記事なので、以下では年末気分を捏造して2020年を"今年"として書く。

去年までは別のブログをやっていたので、そちらで毎年末にベスト10記事を出していて、ブログ時には「映画ベスト10」で新作のベストを出し、年間の総括という振り返りの記事の中で旧作のベストを出していたのだが、今年からは新旧ともに「映画ベスト10」の記事に記していくことにする。

では早速、2020年の10本は以下。例年の通り、劇場鑑賞の初見新作のみを対象としている。

1. 『ブルータル・ジャスティス』ザラー画像1

2. 『ドミノ -復讐の咆哮-』デ・パルマ画像2

3. 『フォードvsフェラーリ』マンゴールド画像3

4. 『ストーリー・オブ・マイライフ』ガーウィグ画像4

5. 『名もなき生涯』マリック画像5

6. 『Mank/マンク』フィンチャー画像6

7. 『空に聞く』小森はるか画像7

8. 『幸せへのまわり道』ヘラー画像8

9. 『ウルフウォーカー』ムーア&スチュアート画像9

10.『死ぬ間際』バイダロフ画像10

いつもならば、長々と選評めいた駄文を書き連ねていくところだが、今回は割愛。そもそも今年は感想の覚書をまったく残していなかった為に振り返り不能=わすれた…というのが一番大きい理由だが、それとは別に、すでに別の場所でコメントを書いているから。

すでにお読みになった方も多いかとは思うのだけれど、日英羅語で文筆活動を行なっている批評家/作家の済藤鉄腸さんが自らのブログ「鉄腸野郎Z-SQUAD!!!!!」内で行った、世界各国の批評家/作り手=全36名に2020年映画ベスト原稿を寄せてもらう圧巻の試み…が結実した記事「Critics and Filmmakers Poll 2020 in Z-SQUAD!!!!!」に、ぼくもお誘いいただき参加していて、ベストリスト(新作ベスト10+初見旧作ベスト20)とともに選評が載っているので…そちらを読んでいただけるとうれしい。
また、この企画内では触れなかったがオマケでワーストも5本ほど挙げておくと…見た順に『パラサイト 半地下の家族』『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てに』『ヴィタリナ』『ジオラマボーイ・パノラマガール』『バクラウ 地図から消された村』となる。

とはいえ、自分のページにも備忘としてベストリスト自体はふたつとも残しておきたいので、初見旧作ベスト20も以下に書いておく。

1. 『クリストファー・ウォーケンのアクターズ・ラブ』デミ
2. 『美味しんぼ』森崎東
3. 『River of Grass』ライカート
4. 『野良犬』森崎東
5. 『静かなる男』フォード
6. 『SELF AND OTHERS』佐藤真
7. 『ゆがんだ月』松尾昭典
8. 『ジャズ・シンガー』フライシャー
9. 『Outrage』ルピノ
10.『SIGNAL7/真夜中の遭難信号』ニルソン
11.『ゴダールの決別』ゴダール
12.『ガラスの動物園』ニューマン
13.『君と別れて』成瀬巳喜男
14.『ザ・デッド』ヒューストン
15.『拳銃王』キング
16.『ドカベン』鈴木則文
17.『就職』オルミ
18.『メイトワン1920』セイルズ
19.『善良なる悪人』ドワン
20.『エージェント・マロリー』ソダーバーグ

「Critics and Filmmakers Poll 2020 in Z-SQUAD!!!!!」の記事内では、旧作について森崎東ばかりに言及しているので、少しだけ。いずれも、これまで見ていなかったことを恥じるとともに、今年めぐり合うことができた幸運を喜ばしく感じている掛け値なしの傑作ではあるが、特に驚きだったのはフライシャーのリメイク版『ジャズ・シンガー』。正直なところ、眠れぬ夜にまったく期待せず何の気になしに見始めたので、あまりに凄まじい出来栄えに唖然とした。未見の方は騙されたと思って、ぜひ見てみてほしい。

画像11

また、1位に挙げた愛すべき小品『クリストファー・ウォーケンのアクターズ・ラブ』については、見てすぐに記事を書いたので、そちらも併せてぜひ。

さて、長くなったが以上になる。
2021年は、ベストに挙げる映画の感想くらいはつけておきたいものです…

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