ついに"あの人"に出会った|ほたての育児日記

※今回の内容はマイナスな要素や表現が含まれています。
あくまで個人の意見としてご理解頂ける方のみご覧ください。

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出産するまではもちろん出会ったことがないし、
もはや都市伝説のように思っていた"あの人"についに出会った。
無許可で子供を触る人である。

事の発端はまだ息子が生後半年頃のこと。
息子を抱っこしながらスーパーで買い物をしていたら、年配の女性が声をかけてきた。
｢かわいいねぇ、いくつ？｣
｢まだ半年で...｣
なんて会話をしていると、唐突に抱っこ紐を引っ張られた。
驚いて声も出ない私をよそに、その人は寝ている息子の顔を覗き込んでくる。
その後、息子の手を掴もうとしてきた。
すぐに｢すみません｣と言って足早にその場を離れた。

噂には聞いていたが、本当に居た。
一時期はマタニティマークならぬ｢触らないでくださいマーク｣をつけている人がいると話題になっていたりしたが、まさか自分が触られる当事者になるとはその時は思ってもいなかった。

第一に驚きの気持ちがあったのだが、
その後なんとも言えない不快感に襲われた。
一声かけてくれたら、なぜ引っ張ったのか、など考えても分からないことを色々考えてしまい、モヤモヤ。
この不快感を素直に受け止められないのは、
きっとその年配の女性に悪意がなかったからだと思う。
私にとってはすごく難しい問題に思えた。
かわいいねと声をかけてくれるのは嬉しい。
むしろそういう声かけに救われたり勇気付けられたこともある。
ただ、抱っこ紐を引っ張られたことは怖かったし、無断で息子を触られるのもすごく嫌な気持ちになった。

その後、何度か無断で触られたことがあったが、いずれも注意していても防げる状況ではなかったように思う。
例えばスーパーのレジ前で財布からお金を出している時や、エレベーターに乗り合わせ、降りる間際に触られるなど。

触られた時、即座に｢やめてください！｣などと言えないのは私の悪いところだと思う。
あっ、と思っている間にその人は去ってしまったり、関わらないようにその場をすぐ離れることしか出来ない。
悪意がなくても人を不快にするのであれば、注意しても問題ないような気もするが、なぜかそれが出来ない。

触ってくる人は決まって同じような人だ。
・年配の女性
・｢かわいいねぇ｣と声をかけてくる
・ショッピングモールやスーパーにいる
これはあくまで私の体験談なので、そうでない場合もあると思うが、今のところ触ってきた人は漏れなく上記の3項目に当てはまっている。
しかも触られる時は決まって私1人の時だ。
夫がいると声をかけられることはあっても、触られることがない。
かといって毎回夫を連れて出かけたり買い物に行くわけにはいかない。

何度か遭遇したが対処のしようがなく、
最近は声をかけられたらすぐに距離を取ったり、軽い返答だけして去るようになった。
そうでない人も警戒して"触ってきそうな人"に分類してしまっていることを申し訳なく思うが、これ以外に自衛の方法が見つからない。
前途したが声をかけられるだけなら全然いいのだ。
私は話すのが好きだし、息子も人が好きだからニコニコしている。

触られた時には、毎度夫に報告するのだが
今回ついに｢逆に触ったったらいいねん｣と言われた。それはキツイ。
でも確かに、大人だって急に
｢このカバンかわいいですね！｣とか
｢え〜！肌ツヤツヤ！｣とか言って触られたらビックリするし不快だよな。
触る側の人は、逆には置き換えられないのかな...
赤ちゃんだからいいと思ってるのか...
良くないよ！！私の大切な大切な息子なんだから！！
ほかの人もそう！！
大切な大切な自分の子供なんだから！！！
勝手に触るのよくない！！！
すみませんがかわいいと思っても、モチモチほっぺがたまらなくても、触らないで！！！

という、きっと本人たちには届かないであろう叫びをここに書き記しておく。