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原点回帰②

脚が痛い。けどまだ走れそう。せっかく上がってきた調子を落としたくない、走るのやめるのも休むのも怖い。それを繰り返して全く走れなくなった高3の春。ぼろぼろでメンタルも終わったまま総体出て、普通に負けて引退したんだよなあ。

馬鹿なので7年経った今も同じことを繰り返しそうになっています。当時よりは冷静なので、最近は珍しくレスト多めに挟んで大人しくしてます。卒業試験もあるしね。

というわけで今晩は最後の高校総体について書こうかなと思います。

うちの高校の「最後の高校総体」といえば、どの先輩を見ていても、何かうまくいかない、うまくいくのは一握りだけ、というイメージがあった。春先の試合はうまくいってたのに、なんか失敗して北信越を逃す。優勝候補の先輩がなぜか負ける。怪我でパフォーマンスを出せずに終わる。自慢だけど怪我は少ない方だし、レースも良くも悪くも安定した自分がまさかそっち側になるなんて思ってもなかった。

最初はほんの些細な違和感だった。右脚に張りを感じて、ストレッチをしていてもうまく伸びないなんてことが増えた。放っておいた。次第に違和感が痛みに変わった。ここで走るのをやめる勇気が湧かなかった。悪化した。痛みで足を庇って、フォームも崩れて、ポイント練をうまくこなせなくなってきた。もう4月とかだった。流石に焦った。総体まで保たせたいと思って春先の試合もキャンセルした。この時点で、もう調子を上げていくことが不可能だと諦めていた。色々治療院に行ってみた。鍼とかもやってみた。流石に怪我拗らせすぎてたから、速攻で治るなんてことはなかった。

総体の前、なんとなく、みんなの緊張感も高まってきて、みんなで頑張ろう!みたいな雰囲気だったのに、それに乗れなかった。自分だけ置いてかれてるような気がしていた。もう試合に出る前から負けた気しかしてなかった。諦めずに頑張れとか、努力は裏切らないとか言ってくれる人はいたけど何も響かなかった。試合は3000mだけ出たんだっけ。順位もタイムも忘れたから今見に行ったけど、8位だった。タイムは遅すぎたから自粛するー笑。8位って、北信越は諦めてるくせに表彰台だけはちゃっかり乗ろうとしてるあたり、私っぽいなぁと思う。高1のまだ2ヶ月も関わっていないような後輩が私が北信越逃したの見て泣いてくれた。「高3、最後の総体、怪我で力を出せずに引退」っていう状況に泣いてんのかこの子、とか捻くれたこと思った。普通に私最低。

総体翌日とかに引退ミーティング的なのがあった。何言ったか全く覚えてないけど、とりあえずすごい拗ねてたのだけは覚えてる。普通にサボろうとして教室にいたら友達にミーティング始まってるからきてーって言われた。サボらせてよー、ふっつうに落ち込んでんだよー笑笑。その年の北信越は富山開催だった。見に行かなかった。正確には見に行けなかった。みんなを応援したいなんて気持ちも微塵も湧かなかった。ごめん、多分高校の陸上部雰囲気は好きだったけどあんまり思い入れがなかったんだろうな。正確には、私が負けず嫌いすぎたせいで、みんなのこともライバルだと思ってたから、みんなとうまく仲良くなれなかったんだろうな。勝たせてもらいましたーって正面切っていうタイプじゃないもん。いやちゃんと勝ったけど?って、後から刺しにいくタイプです。はい最低。そんな奴が去年の冬とかに同窓会しよーって言ったんだから、みんな超絶びっくりしてた、当然か笑。

高校陸上はすっきり終えられなかったけど、なんなら性格まで終わってたけど、陸上に未練とかなかった。なんかもう頑張る気が失せていた。足が痛いと普通に走る気失せるし。坐骨神経痛だったから受験勉強中も座ってて腰も足も痛いし、浪人初めて半年くらいでもまだ痛かったし。普通にめっちゃ怪我引きずった。大学も陸上やらずにダンス部とか入ろうかなって思ってた。あ、私小学校の頃ダンスやってたんですよ笑。

でもねぇ、何故か陸上部入っちゃったんですよ。理由は三つ。一つ目先輩に知り合いが多かったから。二つ目はなんだかんだで過去の栄光に縋っていたから(①で書いたと思う)。三つ目は、私が浪人してる期間の妹の陸上成績がえぐい良くてちょっと悔しかったから。妹短距離選手なのに1500mも5分くらいで走るし2kmも7分ちょっととかで走るし、普通に長距離速すぎて萎えた。ついでに短距離もちゃんと速くてなんか県の強化選手とかになってた。あんま頑張る気ないけど妹よりはかろうじて長距離速く走りたい流石に、という動機が1番おっきかった多分。

大学も、西医体で終わっとけば多分めっちゃ綺麗な終わり方なんだろうな。でも、掲げちゃった目標はさすがに達成して終わりたいな。というわけで秋カレまでは頑張りますよ、頑張ってくれ私の足!!!社会人になってからの陸上への取り組み方関わり方は今いろんな人を見て模索中ですー。就職先どこになるかにもよるしね。

とりあえず、高3の私はめっちゃ拗ねてるがきんちょだったってお話でした。