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“情報”からの呪いを解くために必要なこと

情報が多いことが、かえって思考に呪いにかけているのを感じることがあります。調べれば調べるほど、「〇〇ががんの原因」といった情報がたくさん出てきて、私を含めて、今までの自分を責めて反省する人もいるのではないでしょうか。

例えば小麦のグルテンや添加物など、がんの原因になりうる情報を見ると、
「だから乳がんをつくったのね」
と呪いのように暗示をかけ、小麦やコンビニ弁当を食べるときに罪悪感を感じる、ということが起こります。

ですが、もし小麦や添加物が原因のひとつであるとしても、食べた人全てががんになるわけではありませんよね。
「病は気から」というように、私は絶対に心が先だと思っています。
というのは、日常の行動のほとんどが、先に「意識して」から行動するからです。目の前のペンを取ることですら、「ペンを取る」と思わないと手が動かないのですから、がんという、自分が作り出す細胞変異だって同じだと思います。

話を戻して、情報は時に強い「罪悪感」を植え付けてしまうことがありますが、「あー自分て本当にダメだ」思いながら変えようとしても、先に進めません。

何かが悪かったことはいいとして、それを含めて懺悔して、変えていくと流れが変わります。

一例ですが、
「今までこんなに体に悪い食事でごめんなさい」
と心の底から懺悔する→食事を変える
というように、まず懺悔してから行動をしていく。

とにかくまずは懺悔してからがスタートになるので
きっちりすっぱり懺悔して、自分にとって悪いことは一旦終わらせましょう。

懺悔は自己否定と似ているので長引きやすいですが、一瞬、できれば1分以内くらいまでで極力引きずらずに終わらせて下さい。
(トイレの水に流すイメージで!)
長引くとますます自己否定が強くなってしまいます。

面白いことに、きっちり懺悔してから行動をすると、その後感謝が生まれてきます。
例えば友人や家族関係でも、喧嘩した後に謝るか謝らないかで、その後の接し方が全く変わるといった経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。 
これと同じようなものです。

さあ、呪いにかかっていた自分を懺悔して、新たな行動を始めましょう。
私たち乳がん経験者の先は長いんですから!
もし呪いの解き方が分からなければ、カウンセリングで一緒に解いていきますね。

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