VS音ズレ(コナステ配信編)

忘備録として残しておきます。同様の悩みがある方の手助けになれば幸いです。

症状
タブレットでコナステ配信を行っている際、音が映像よりも遅れる(それも素人ですら違和感あるレベルで)
環境
https://note.com/mp999999/n/nb8c5462ec38c 
に記載済。要約するとAndroidタブレットの映像をscrcpy,音声をsndcpyで転送しOBSでがっちゃんこして配信している。
原因
映像の方が早いのと音声直取りの時期はズレを感じられなかったため恐らくsndcpy側の問題であると判断(余談だがこの工程が一番大事。原因の特定をミスると一生迷走する事になりかねない)

補正方法
OBSでオーディオの同期オフセットを使用する。
同期オフセットで弄れる範囲は±999ms(プラマイほぼ1秒)だが十分。
sndcpyの音声はデスクトップ音声として扱われるため、デスクトップ音声の同期オフセットをマイナスに設定する。

同期オフセットの設定

字が汚ねえ!

上の画像の赤丸部分をクリック→メニューが出るので一番下のオーディオの詳細設定をクリック。出てきたウィンドウのデスクトップ音声、同期オフセット(下の画面)を調整。


今回は雑に設定上限真ん中の-500msと設定してから、前後100msずつ刻んで調節→次は50msと徐々に細かくして行った。

素人には細かい音ズレとか把握出来ねーよ!って方、そのお気持ち大変分かります。なのでより分かりやすくする方法を見つけておきました。

細かい音ズレ量の把握方法
タブレットで、遅延テストなどと検索して計測用の動画を見つける(好みので良い)
これを0.25倍速で再生する(youtubeなら再生画面の右上にある…を押せば再生速度を変更可能)
それをOBSで録画する。そして録画したものを更に0.25倍速で再生。
これを行うことで擬似的に0.0625倍速になるので、素人でも音ズレの度合いを把握しやすくなる。後は同期オフセットを弄りながら録画→を繰り返して一番良さげな値に近づける。調整が終わったらテスト配信を行い、うまく行っているかどうかを確かめる。

注意点
ぶっちゃけそこまで几帳面にならなくても良い()
今回の設定はOBS側でズレを解消しているが、録画と配信ではまた話が変わるかもしれないし配信プラットフォーム側の問題、回線の問題、再生側の問題などその他様々な要因でズレることもある。上の方法で大体こんなもんだろう、程度に合わせるくらいで良いと思う、妥協は大事。QMAは音ズレにやさしいゲーム(大体問題文か選択肢しか見ないし…)なので、人間が違和感を覚え始めるラインと言われる±100msより内のズレに収まっていれば十分でしょう。

具体例
自分はデスクトップ音声をデフォルトの0msから-400msに変更。調整の途中辺りから色々とゲシュタルト崩壊して設定迷走したけどクイズゲームの動画なんて最悪問題文と答えが見えてりゃそれで良いんだよ!(台無し)

最後に
駄文一読ありがとうございました。音ズレにお困りの方々の参考になれば幸いです。

~ここからは暇潰しがてら調べた内容なのでスルーしてよし~

音源から10m離れた場合に想定される音ズレ(室温):約29ms

ゲームの話
格ゲーなどで良く言われる許容1フレ:±16.67ms(60fpsの場合)
弐寺のピカグレの範囲:前後1フレなので上と同じ
この許容範囲でバチコリ光らせてる音ゲーガチ勢凄すぎだし当然のように1フレ云々の世界の話をしている格ゲーマーもヤバい。
デレステのパフェ判定:±58.33ms(らしい)
コンセ発動時:±19.44ms(判定幅が1/3になるらしい)

無線イヤホンにおける遅延具合
SBC:220ms(±50ms)
AAC:120ms(±30ms)
aptX:70ms(±10ms)
aptX LL:40ms未満
Anker VR P10:30ms(ゲーミング)
シビアなゲームで無ければ、という前提はあるもののaptX LL辺りから無線でも問題なくゲームを楽しめるではと思ってる。

こんだけデータを羅列すると一部の方に引用がーとかソース何処だよ!ってキレられそうな気がするんですがその辺りはまあ、許して。
怒られたらちゃんと探して添付します(適当)

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