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交流戦が終了

首位追撃をもくろむも・・・

 日本生命セパ交流戦の日程が終了しました。リーグ戦2位でスタートしたファイターズは、ホークス追撃をもくろみながら戦いに臨みましたが、7勝10敗1分の9位とリーグ順位・成績を下げる結果となってしまいました。セ球場ではDHがないなど、普段とは勝手の違う戦いを強いられ、開幕から頑張りを見せていた選手にも疲れが出るなど、チームにとっては厳しい期間となりました。

 特に苦しかったのは中継ぎ投手陣。田中正義、河野竜生といった盤石の勝ちパターン投手が一発を食らって負けるゲームが続きました。先発投手が好投を見せるもリーグ戦のように終盤で勝ちきれない場面も多かったです。シーズンが始まって2カ月。ちょうど疲れも溜ってきているところなのでしょうか。どのチームも条件は同じと言いたいところですが、飛行機移動での遠征が多いファイターズ。それは交流戦の移動でも基本的に変わらないので、否定できません。マリーンズさんなど関東圏の球団は、交流戦になると移動が減り、とても楽になると某解説者様がおっしゃっていたのとは対照的です。

 それと気になるのが戦術面。データの少ないチームとの対戦で、リーグ戦とは異なるのでしょうが、終盤に何が何でも1点取るといった姿勢が少なくなったと感じます。よく言えば選手に任せた場面で、結局1本出ずの展開が多かったように思えます。戦術はあらゆるデータを駆使してベンチが考えていることでしょうから、素人がとやかく言うことではないのでしょうが、あっさり無抵抗で敗戦という昨年のパターンが増えているのが気になる点ですね。

ザ交流戦ーセリーグ3球団ファン集結

 さて、話題はエスコンに来た 3チームの襲来について触れたいと思います。まずはベイスターズ戦。北広島の駅に着いた時点で異変を感じました。周りは全て青。冗談ぬきで横浜にいるのかと思ってしまうほどでした。そこからバスの中、球場の中、とにかく青かった!応援の声量も半端じゃない。牧選手がヒロインで「ここは北海道ですか?」って言ったの不思議はありませんでした。試合内容の論評は避けますが、あの熱量を感じられただけで横浜優勝でした。マジすごかった!

 ドラゴンズ、ジャイアンツさんの応援も本当に声量が大きくて「ザ交流戦」を感じ取れました。パではマリーンズの応援が凄いけど、それよりも圧倒していましたね。普段からファイターズの応援席はおとなしいといわれるのですが、内野1階席から4階席までの大声援は迫力満点でした。3階応援シート以外は声出ししてはいけないなんて、ガチで SNS 上でコメントする人が多い北海道なのですが、優勝への最後の後押しはファンの声援だと思っているので、ぜひあの迫力ファイターズファンにも感じ取って欲しいですね。普段にない対戦の醍醐味である交流戦の良きところです。


ビジターファンを魅了するエスコンフィールド

 交流戦は2年に1度しかホーム開催がありません。なので今回の3チームは公式戦では初のエスコンとなりましたし、ビジターファンの方々も今話題のポールパークが見たいとの思いで来場された方が多かったと思います。来場された方の楽しんでいる動画をYouTube などでみると、テーマパーク化されているがよくわかります。大リーグの雰囲気を感じられる開放感いっぱいのスタンド、野球だけではなく楽しめる周遊施設、ホーム・ビジターファン関係なく、イニング間の観客を盛り上げる球場演出等(ベイスターズ桑原選手のカマキリダンスは最高だった!あれも交流戦ならではですね)。既存の球場では感じられない経験を楽しんでいるビジターファンの様子は、球場スタッフでもないのに、おもてなしができたというホスト感に浸れました。

 それと球場飲食。通称「えふ飯」。よくはきちょうさんのいくら丼の画像を皆さんアップしていますが、どのお店も球場飯としてはレベチです。待ち時間がネックなのですが、大行列を避けるには、試合開始3時間前に行く、試合中に散策する、ノーゲームデーに行くなど、時間に余裕があれば、試合とは別に楽しむことも可能です。個人的にはそらとしばのビールとシャウエッセンドック、しゃけまる弁当は外せないですね。

さあ巻き返しへリーグ戦再開

 今週よりリーグ戦が再開します。交流戦前は上位3チームと下位3チームがはっきり分かれていたのですが、イーグルスとバファローズさんが交流戦で息を吹き返してきたので、A クラスも安泰という状態ではありません。振り返るともう奴らがいる!状態です。最近の傾向として、終盤に何が何でも1点を取り勝ちに行くという姿勢から、若手育成のトライアウトモードに戻りつつあるのがちょっと気になります。ある程度レギュラーが固定してきたとはいえ、「若手には経験を」は発展途上のチームにはまだまだ必要ではあるのですが。

 先発投手陣があふれてしまうのでは…と春先は騒いでいましたが、今となっては枚数が足りないのも気になります(平原さん?根本くーん!どこいったの)。となるとやはり若手の覚醒に期待となるわけで、我慢の戦いが続くかもしれませんね。
 交流戦前に、ホークスとの差を感じたのが長打力。水谷君だったり交流戦でブレイクした選手もいますし、万波・田宮・郡司・アリエルなど打撃陣は好調だと思います。あとはゲームを決めれる長打力がほしい。清宮、野村、レイエス。ホームランアーティスト達の威圧感というか、ここで回ってきてほしくない級の存在になってほしいですね。特にレイエス。いい加減覚醒してくれ。あの巨体で一生懸命な姿は、なぜか心奪われるものがあるんですよ。レイエスに鎌ケ谷は似合わない。エスコンで打ちまくってくれ!

 さあ巻き返しに向けて、まずはオールスターまでの1か月が勝負。オールスター投票では上位を独占しているファイターズ勢。エスコン開催なのでご祝儀的要素もありますが、他球団ファンからも期待を込められている楽しみな選手が多いのも事実。多数選出されることが予想されるので、それに恥じない活躍を期待します。Aクラス死守、そしてホークス追撃に向けて、頑張れ新庄丸。

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