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フランスから来た42に行きました。すごかった。

はじめに

こんにちは。糸長といいます。
縁があり、42 Tokyo というエンジニア養成機関を見学しました。

42tokyoはDMM.comさんと同じフロアにあり、メインスポンサーもしているそうです。
42の話を聞くために会議室に向かう途中の廊下も下の画像のようにとてもキレイな空間でした。

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A~Zまで会議室があり、それぞれのアルファベットが付くカラフルな動物が扉の前に待機していて、触るとアクションを起こすというチームラボが作った作品。
壁にセンサーを埋め込んでるのかなとか考えていると、すぐ時間が経っていました。

今回は42の運営をしている長谷川さんという方とお会いして、お話を聞きました。
長谷川さんはフランスで「エコール42」に実際に参加して、これを東京に持ってこようと考えたようです。
下の記事に詳しく書かれています。

42Tokyoの学費は完全無料、授業は「先生不在で生徒同士で教えあう」スタイル(ピアツーピア学習)という点が魅力に感じたところでした。
特徴などは上の記事に書いていたので、興味があれば見てください!
フランスや他の国との違いとして、
16歳以上が対象としていました。(他の国では18歳以上が対象なことが多い)
この理由としては日本は興味や専門知識などを若いときから学ぶための受け皿がまだ少ないというところからこの年齢設定をしているようです。

42が好きすぎて話すのが長くなるかもしれないと言いながら終始フランクにお話を聞きました。
42に虜になったきっかけは元々DMMアカデミーという教育系の分野の仕事をしていた中で、42を知り、42参加者に1話したら10質問するような日々を送っていたときに、「入学試験が3日後にあるから来ないか?」といわれ翌日にはフランス行きのチケットを取り、行ったようです。行動力の塊ですね。

42にはエンジニアリングを手段としてしか考えていなく、プログラミングを学習する方法を、他の勉強にも活かせる再現性に重きをおいているようです。

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実際にキャンパスを見学。

iMacが309台もあり、壮大でした。
こういう環境を提供してもらって勉強・交流が出来る環境がある世の中って幸せですね。

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どんな学習をするのか(ピアツーピア学習)

C言語を学び、printf関数を作れ!make printf!など、世の中にあるプログラミングスクールとは一線を画した内容が詰め込められているみたいです。

printfそのものを作るということは僕自身したことがなく、話している最中に気になって仕方がありませんでした。

先生がいないということで課題をチェックするのは参加者の人で、「相手に自分の書いたコードを納得してもらえたらクリア」という基準らしいです。
めちゃくちゃ曖昧ですが、答え合わせをしたほうが自分の理解も深くなり、相手の勉強にもなる、まさに一石二鳥ですね。

全然レベルの違う人にレビューをしてもらうこともあるようで、そのときは納得してもらうために長時間、大勢の助けを使って相手を納得させに行くようです(笑)

また、レビューをしてもらうためにPointを消費しなければなりません、そしてPointを取得する方法は他の人のレビューをする、これをEvolution Pointと言っていました。
自分が進化するために他の人にgiveしないといけない状況を作ることで、常にコミュニケーションがある空間が生まれるようです。

常にコミュニケーションがあるということは、話し声が飛び交っているアホほどうるさい(笑)空間となるので、長谷川さんは参加した次の日にはノイズキャンセリングを買ったそうです。

うるさいけど心地よく頑張ろうと思える環境で思いつくのはハッカソンに参加したときなので、それに親しい感覚を与えてくれるのかなとか考えていました。

また、これらはコミュニケーションをしたほうが得なんだなというマインドセットにしていく狙いがあるようです。
コミュニケーションができるエンジニアは自分でしたことを他者にもgiveし、みんなで成長していくような人が多く、それはエンジニア以外にも活かせる特徴であり、42を卒業した人にはそういったマインドセットがある人になってほしいと言っていました。

入学試験(Piscine)

そもそも入学するために入学テストというものがあるようです。
それもPiscine(ピシン)と呼び、フランス語でスイミングプールという意味。

「応募者をとりあえずプールに入れて、1ヶ月溺れずに泳ぎきった人は入学してもいい」という思いが込められているようです。

1ヶ月過酷なことをすることで、
・自分に本当に合っているのか判断することができる
・42に対するモチベーションが分析できて、泳ぎきった人同士は厚い絆で結ばれ、永遠な人になる

テストの詳細を少し聞いたところ、
4時間耐久でネット検索なし、使えるのはターミナルのみ。みたいなテストもあるようで、初めて聞く形式ばかりで俄然興味が湧くばかりです。

まとめ

長谷川さんからお話を聞いただけでも、他の民間のプログラミング教育とは違うことがわかりました。

プログラミングを学びながら、熱い思いがある人と出会い、自分のライフスタイルにも活かせるような環境、受けるしかないですね(笑)

自分で学ぼうと思えば、いくらでも学ぶ環境がそこにあるので、高専生・高校生・大学生誰でも行ってみて後悔しないと思います。

この記事を見て、受けてみたいと思った人、学費無料なので、ぜひ!!


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