第6回 『虐殺ハッピーエンド』の感想っぽいやつ

こんにちわこんばんわ。モッツァレラです。

今回の作品はタイトルからも想像できる通り

バイオレンス

なサスペンスマンガです。

暴力的な描写が苦手な方にはあまりオススメできません…

しかし!

僕はあえて感想っぽいやつを書きます。

なぜなら、この作品は

究極の選択を通じた主人公の感情の変化

に引き込まれるからです。

というわけで今回は『虐殺ハッピーエンド』についてです。

『虐殺ハッピーエンド』の感想っぽいやつ

読んだことがない方もいると思うのであらすじを。

主人公は心優しく妹思いな青年。

重病で寝たきりの妹の治療費を稼ぐために朝から晩までバイトをしている。

しかし、そんな生活にも限界が訪れる。

妹の余命が短いと宣告されたことに加え、

自分は働かずに妹の治療費に手を付ける絵にかいたようなクズ親父による理不尽な暴力によって

主人公は絶望してしまう。

神なんていない

そうは思ったが願ってしまった

僕と妹に明日なんて来なければ!

この願いが最悪の形で叶うことになる。

願ったあとすぐに主人公に妹のドナーが見つかったとの連絡が。

しかし、喜んでいられるのは一瞬だけ。

なんと本当に明日が来なくなる

正確には同じ日をループするというもの。

ループのせいで妹の病気は進行するが日付は進まない。

再び絶望が主人公を襲う。

しかし、とある事件が主人公の運命を変える。

その事件とは…

殺人

妹の治療費を奪おうとしたバイト先の先輩を追い詰められた主人公は殺してしまう。

すると、なんと日付が進んだ。

妹の手術は一か月後。

妹のためには一日一人、人を殺さなければいけない

心優しき主人公が血に染まってゆく

純愛×バイオレンスサスペンス

です。

では本題です。

以下、少々のネタバレを含みます。


一番最初に抱いた感想は

神なんていないんだ…

でした。

この作品には神なんていません。

いたとしても現実で言う悪魔みたいなモンでしょう。

主人公が徐々に壊れていくのが読んでいて辛いです。

あと、設定が凄いなと思いました。

妹の手術まで一か月

一日一人殺さないと明日へ行けない

つまり妹一人の命か三十人の他人の命かを選ばないといけないのです。

きつい…

まともではいられませんよね。

結論から言うと妹を選ぶんですが

主人公はとある覚悟を胸に秘めています。

はたして兄妹にハッピーエンドは訪れるのか。

いや、訪れて欲しい…

そう願いたくなる作品です。

兄妹の行く末が気になります。



兄の妹への愛を試されるかのような試練に次ぐ試練。

何が正しいことなのかを考えさせられます。

暴力的な描写が苦手な人にはオススメできませんが

これを読んで興味が出た人はぜひ読んでみてくださいね。

今回はここまでです。読んでくれてありがとうございます。

それでは。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?