気功のススメその1

気功を教わっている。もう2年くらいは経つのだろうか。
私は運動はとても苦手で、習慣もないのだが、ゆいいつ気功だけは続いている(運動ではないといわれればそれまでだが)。
ふとした瞬間に、以前との体の違いを感じることがある。
台所で下の引き出しに入っているお皿を取るときとか、姿勢を保ったままおなかがすっと折れるのを感じる。前だったらよろけていたか揺れていた。
先日何か月ぶりに駅の階段を上った。絶対息が切れるだろうと思ったが、切れない。
体調が大きく崩れないというのもあるかもしれない。不調から次の不調までのあいだが長い。
そんなところが変わったなと思う。
私は性格がかなり適当で、気功もなんちゃっての自分流にしてしまったり、今日は乗らないなと思えばすぐやめてしまったりする。でも、それでも続けたいと思わせるものが気功にはあるし、続けていいんだよと言ってくれている気がする。
それは講師のしまさきさんの人柄もあるのだろう、というかそれによるところが大きいのかなと思ったりする。
昨日も布団の中で小周天をやっていてさきさんの「途中で寝ちゃってもぜんぜん、いいので」という言葉を思い出したりしていた。そして突然気づいた。「さきさんって、気功がほかの何かよりいいとか、そういう言い方しないな!それが私にはとてもいいな!」
そう、「気功だけがすごい」とか「気功がほかの○○より優れてる」とか、そういう言い方しない。それはとてもいいな。私が居心地がいいのはそれだな。
そう気づいて、満足して、眠りに落ちた。



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