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ぼくらは、星のかけら。巡り巡って、また出会うだろう。Muse杯vol.1

広沢タダシさんがリリースされたアルバム『NIGHT SONGS』に収められている曲、『彗星の尾っぽにつかまって』をテーマに創作を募るコンテストMuse杯!

7月18日から開催され、梅雨明けと共にギラギラ太陽とやってきた8月がスタートしまして、応募作品も続々と寄せられております。
文章、写真、イラスト、ハンドメイドなど、思い思いに自由に創作された作品。どれも特別な気持ちが込められた熱い作品ばかりで、ご紹介せずにはいられない!
という事で、Muse杯運営メンバーである私 千ちゃんが、熱を込めてご紹介させていただきます。

広沢タダシさんの曲にインスピレーションを受け、真剣に創作され、勇気を持って応募して下さった作品です。
どうぞ最後までお付き合いいただき、一つ一つの作品を鑑賞していただけたらとっても嬉しく思います。

それでは Muse杯 vol.1いきまーす!

「ただ、あなたの帰る場所になりたかっただけなのに」by深澤佑介

勇気を出して一番にエントリーして下さった、深澤さんの小説作品です。
何度も書いては消してを繰り返し、深澤さんが感じた曲の世界観をピタリと表現した渾身の作品です。
僕が彼女を、彼女が僕を想う気持ちに終始じんと熱いものが込み上げてくる。そんなお互いを想う気持ちが過ぎていく時間の中でも変わらず真っ直ぐに伝わる作品だと感じました。
運営メンバーでもある深澤さんの真っ直ぐなエネルギーが伝わります。
(*´-`*)鼻水すすりながら読みました。


「星のかけらの子どもたち」byオルカパブリッシング

オルカパブリッシングさんの小説作品です。
75年前の夏の日本を思わす場面から宇宙へと展開していくファンタジーな世界観の作品です。
宇宙の果ての青い星。赤い星の渋みも味わってみたいと思う、おとぎ話の様な可愛らしい物語の中に、人間の勝手さや、巡っていく命を思わす不思議な世界観に惹き込まれる小説です。
どこまでも続いていく余韻で締めくくられる最後の一行が印象的です。
(*´-`*)うわー!青い星食べてみたいって童心にかえりました。

「Muse」by夏雪

夏雪さんのMuseへの気持ちを込めた詩と画像作品です。
相反する言葉がMuseへの熱い思いを浮き彫りにした詩と、掴めそうでつかめない存在、不思議に広がるMuseの世界観に惹き込まれ、いつまででも観入ってしまう画像作品です。
夏雪さん自身もミューズについて考え思っていたタイミングで開催されたMuse杯。運営メンバーとしてもご縁を感じてしまいました。
ミューズ引き合わせでご参加して下さりありがとうございました。
(*´-`*)ずっと観ていられるアートが素敵。

「深い愛の満ちる宇宙で」by仰かおる

仰かおるさんの詩作品です。

真夜中に目を覚ます
星あかりのあなたは夢の中
閉じた瞼にそっと口付け
気づかれぬよう手をつないだ

あのね たくさんの星が輝く空で
独りぼっちで泣いていたの
天の川をすくってみても
キラキラとこぼれる星が悲しくて
わずかに残った星屑を集め
ほうき星を作って旅に出たわ

いくつもの銀河を越えて
いくつもの星座を数えて

寂しくて消えそうなその時に
微笑むあなたがそこにいた
差し出された手を取った瞬間(とき)
ふわりとぬくもりに包まれた

あのね たくさんの星が輝く空で
独りぼっちで泣いていたの

不思議ね 今はあなたとふたり
あふれた愛しさも涙になるのね
その涙を集めたらきっと
虹色のほうき星になるでしょう

いくつもの銀河を越えて
いくつもの星座を数えて

夜空を駆ける星たちは
虹色に輝く夢を見る
深い青の満ちる宇宙で
深い愛の満ちる宇宙で
*最後2行の宇宙は「そら」と読みます



一人でつぶやくように紡がれている言葉が、あなた越しのあなたへ向けて静かに浸透していく。ゆっくりとやさしい温もりで包み込まれるその熱量は、受け手の心地良い温もりに変換される。そんなやわらかい強さを感じる作品です。
かおるさんの詩は、ゆっくり深いところまで浸透して身体の奥を強く揺さぶる。じんわりと存在感を残していく作品だと感じます。
(*´-`*)じわ~心つかまれる。

「note.21(especial)」byきょん

きょんさんの詩と写真の作品です。
どうすることもできず、抱えてきた想いを言葉にしていく。
” ただあなたはいま、異次元宇宙に単身赴任中。”
" わたしが終わるまで終わらない事実。"
悲しくも遠く続く事実の中で「彗星の尾っぽにつかまって」がきょんさんにとって特別な曲になった。
溢れる言葉があなたに問い、あなたからの応えを待つ。
添えられた写真が、彗星を思わす。存在感のある雲が流れるように夕陽のもと、詩と共にとても美しい作品です。
(*´-`*)きょんさん自身の言葉が心に残る。

「note.24(re:especial)」byきょん

きょんさんの詩作品です。
先をいく君に、行き場のなかった言葉が溢れでる。
大切な人への想い、責めたい気持ち以上の「あいしてる」を沢山感じる作品です。
冒頭から想像が広がり、響きのいい言葉で、一気にきょんさんの詩の世界に惹き込まれました。
きょんさんと、広沢さんの「彗星の尾っぽにつかまって」の出会いと、嶋津さんが手掛けるMuse杯への参加とご縁に感謝。ご参加いただきありがとうございました。
(*´-`*)沢山の「あいしてる」が届いているはずです。

「夜空色に光」bytommy.j

tommy.jさんの詩の作品です。
トップ画像と言葉が、まとまり良く美しく流れて行く洗練された作品だと感じました。
あまりに洗練されていて感情さえも引っ掛かりなく、なめらかに流れていく印象で、
” 私はまっすぐ
あなたの元へ帰るわ”
が際立ち、それが全てと強調された作品に感じました。
流れるような言葉の中に"まるで早送りの街角 ”とtommy.jさん自身の言葉のセンスが心地よく心に残りました。
(*´-`*)文字の並びも響きも美しい。

「Mother’s love」by verde

verdeさんの作品です。
人類に脈々と受け継がれる母の深い愛。
自身の遺伝子を受け継ぎ身籠った子に注がれる愛は無償の愛で、どこまでも広く深く、全てを包み込む偉大さを感じました。
母は子を思うことで強くなり、子は母の愛で自身を肯定し強く自立していく。そして燃え尽きた果てで母のもとへ還っていける安心感。「母が見ていて、全てを受け止めてあげるから精一杯生きるのよ。」と言ってもらえているようで、見ていてねって、思いっきり抱きしめてねって、宇宙の母に向けて思いました。
(*´-`*)verdeさんが、お子さんに対してだけでなく、愛の人だと感じております。

「この広い宇宙で一番大切な愛はいつもここにある」by結(ゆう)

結さんのイラスト作品です。
宇宙の青と光の白がやさしく混ざりあって眩しく輝いている。ほんわりと包まれた光の世界が満ち溢れた愛を描いているようです。
愛で連想する色は、赤やピンクの暖色ですが、結さんが描く青はやわらかくて優しくて、不思議にあたたかな愛を感じる。
そう思うのは私だけかしらと思いつつ、きっと私が言っていることがイラストを観た方に伝わるという確信があります。
(*´-`*)大切な愛を眩しい光の中で溢れるほど感じました。


以上9作品の紹介でした。

Muse杯の応募締め切りは8月31日23:59まで(日本時間)です。
皆様からのご参加を両手を広げて心よりお待ちしております!
応募詳細はこちらをご参照ください。


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