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凪ラーメンとフィリピン人の収入と。

マカティに凪ラーメンの支店がいくつかあり、今日は新しい期間限定メニューの牛王(Beef King)を食べてきました。

牛王 (Beef King)

このラーメン一杯で695ペソ、外税なので税込で757.05ペソ。日本円にすると1900円くらいのラーメン。お味は凪のラーメンだなくらいの感覚で、次があるかと言われれば、別に他のラーメンでいいかなって感覚だと思う。週に一回くらい凪に行ってますが、値段の割には満足度が低いような気もしないでもないですね。

僕の会社は給料は交渉性なので給料にばらつきがあります。新卒の同僚は一時間100ペソくらいの給料で、同じチームの同僚は僕と同じくらい給料をもらっていて、ほぼ毎日「(凪・黒田・丸亀うどん・ヤブ等)にランチ行かない?」と誘ってきます。丸亀うどんで300ペソくらいのうどんに稲荷ずしとか食べているので、彼らの会計は平均500ペソくらいです。それをほぼ毎ランチ繰り返しています。単純計算して500x20(一か月の出社日数)で10,000ペソをランチに費やしています。新卒の同僚の半分以上をランチに費やしていることになります。もちろん出費はランチだけではなく、彼らはAngkasよりGrab Taxiを好んで乗るし、BGCに住んでいるので家賃もそれなりにかかってるはずです。週末はほぼどっかに出かけてますし、お金の使い方が豪快な気がしないでもないです。これがPhotoshopとかillustratorがちょっと使えるくらいのフィリピン人の給料と金銭感覚です。能力がなければ一時間100ペソくらいの給料となってしまいますが、社内トレーニングで資格が取れるので、新卒の同僚の給料もいずれは同じチームの同僚くらいになるでしょう。

なおカレンダリアで食べれば、マカティでも(サーキットマカティ周辺)ごはんとおかず一品とスープで安いところで50ペソ、ちょっと高めでも100ペソいかないくらいです。パソンタモ(リトル東京がある治安がちょっと悪いマカティ)でパレスを食べれば、ごはんとパレスで100ペソから150ペソくらいです。

凪のラーメンがカレンダリアでの食事の15回分だと考えると高級に思えますが、これを平気で食べられるフィリピン人もいるわけです。フィリピンに移住すると何故か現地人と同じレベルの生活=清貧な生活が褒められる傾向がありますが、それってシンプルな偏見で、凪のラーメンをランチでほぼ毎日食べられるフィリピン人も現地人なわけです。日本人のフィリピン人に対するイメージってアップデートする必要があるんじゃないかなって思う今日この頃です。少なくとも日本人よりも実質的な給料は高いフィリピン人はマカティとかBGCには多くいて、結構快適な生活を送っていたりします。観光では分からない側面から見るフィリピンはなかなか興味深いものがあります。

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