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結果と時間

なにかと結果を急ぐ人に伝えてあげたい
何事も最初は小さなことの積み重ねなんだよ、と。

学ぶ、ということは先へ先へどんどん進むだけでなく、時には立ち止まって一つずつ学びを確かめる時間が必要。しかもその時間は後々やってよかったなぁと思えることが多い。

ピアノレッスンで例えると、教本がはやく終わることが素晴らしい、という考えをもった人もいるが、はやく終わらせること=作業的ともなりかねない。大事なのは短時間で成果を出せることとそうでないものがあるということを理解すること。音楽を深く理解し、吸収した知識と身に付けたテクニックを活用して自分の表現力を最大限に発揮できるにはしっかりとした基礎力を身に付けることが大切なのだ。

感性はどこで磨かれる?
教科書やテキストで磨かれるものもあるだろう。しかし最も吸収できる場所がある。それは普段の生活だ。日常のなにげない小さな出来事にどれだけ幸せと価値を見出し、どんな些細な事にも感動できる心を育てる事。

水泳の教本をボロボロになるまで熟読し、知識を蓄えていたとしても、実際水に入ったら泳げるかと言ったらそうではないはず。泳げるようになるためには、水に入り、水中のなかで自分の体がどんな状態かを全身で感じながら泳ぎ方を吸収していく。ピアノも同じ。時間をかけて弾ける耳と体を作っていく。


ピアノは小さな小さな基礎の積み重ね。
先を急がずゆっくり足元を見て一歩ずつ進む時間も大切に。


先を急ぎ疲れてしまったあなたに、社会学者 加藤諦三の言葉を紹介したい。参考にしていただけたら幸いだ。

『先を急ぐな、人生に無駄な時はない』社会学者 加藤諦三の言葉


(1)勝ちっぱなしの人間が、人間の弱さ、美しさを理解できるわけがない。
(2)幸せになりたいと思うならば、小さなことから始めよう。そして無理なく継続することである。
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(3)大きなことの最初はとても小さなことなのである。その小さなことが幾重にも重なり、大きくなっていく。
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(4)自分の人生が輝きを増すには毎日自分を磨くことである。
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(5)内面が満たされると人は美しく変貌する。その内面を満たすのは安易な生き方でも、はなやかな生き方でもない。
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(6)何でもいいから他人の評価を得なくても気持ちよいと思うことを探すことである。どんな小さなことでもよいから。
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(7)忍耐強くあきらめないで、繰り返し繰り返しやること。
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(8)苦悩すること。それを乗り越えること。それが生きることです。
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(9)失敗こそ幸福への扉かもしれない。
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(10)素直さは、この世の中で生きていく上で最も大きな財産。
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(11)いちばん難しいのは自分を知ることで、いちばん簡単なのは人を批判すること。
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(12)人は、自分ができる事をする。それで良いのです。
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(13)何か一つ、綺麗になることをする。これで心が満たされてくる。心が満たされれば、心の余裕が生まれてくる。
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(14)悩んでいるときには小さなことをきちんとすることが大切である。
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(15)先を急ぐな、人生に無駄な時はない。



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