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被害者のつもりが加害者だった

先日、初めて誘導瞑想を体験した。かなり衝撃的だった。

誘導瞑想は、その名の通りカウンセラー(または音声)の声かけに沿って瞑想するだけの簡単な手法。

目を閉じて想像するだけで、自分の深層意識を知ることができるとても効果的な方法でもある。


誘導瞑想の基本的な流れ

〈準備〉
①今感じている問題を書き出す
②その時の感情は?
③その時に強く感じたことを「〜された」「〜されない」の形にする

〈目を閉じて想像する〉
④「〜された」から浮かぶ最初の体験を見に行く(6歳以下の記憶)
⑤その時にした信じ込みを知る
⑥その後に決めたことを知る
⑦周りにいた大人の目線で体験を見る
⑧勘違い(真実)を知る
⑨子どもの自分に勘違いを教えて、新しい選択をさせる


6歳以下の幼い自分が作った信じ込みは、大人になっても相手を変えてずっと経験し続ける。誘導瞑想は、その信じ込みを直す作業だ。


私の誘導瞑想体験

①恋人が記念日を大事にしない。プレゼントをくれない。
②怒り、不満、悲しみ。
③大切にされてない!!!!!

この時の、大切にされてない〜〜!!!!って想いをめちゃくちゃ感じながら、そんな経験をした幼い頃を思い出していった。すると…

④2歳の私が泣き喚いているシーンが見えた。
デパートで欲しい物をおねだりしたのに、お母さんが買ってくれない様子。
「何で!?」「買ってよ〜〜〜!!」と寝転がって駄々をこねている。

⑤信じ込み
「どうせお母さんは私が大事じゃないんだ」「どうせ欲しいものはもらえない」「どうせお願いしたって叶わないんだ」

⑥決めたこと
「だったらもう欲しがらない」「言ったって叶わないなら言わない」

⑦母目線
娘はおねだりがひどい。買ってあげても、お兄ちゃんが譲ってくれても、欲しがった割には大事にしない。ただ「もらうこと」を目的にしている。
娘のことは愛しているけれど、分別が持てるようになってもらわないといけない。

⑧真実は
私はとても欲しがりで、もらったものを大事にしない子だった。デパートでのことが不満に感じるほど、普段から与えてもらうのが当たり前だった。
大事じゃないから買ってもらえないのではなく、そもそも私が物や周りを大事にしていなかった。

⑨新しい選択
・欲しいものは、誰かにおねだりするんじゃなくて自分で手に入れよう
・普段からもらっている愛情を大切にしよう


誘導瞑想からわかったこと

私はずっと、物をもらえること=大事にされているだと勘違いしていた。
欲しがったものを与えられなくて不満に感じるほど、誰かや何かにずっと要求し続けていて、しかもかなりよく深い人間だった😂

大切にされない!!って思っていたけど、大切にしていないのは自分の方だった。。。

しかも、欲しがらないって決めた割に言わないだけで欲しい気持ちはそのままだから、ズーーーっと不満だらけだった。笑

欲しいなら欲しいってちゃんと言うべきだし、ていうか自分で買うなり何なりしろよっていう。

欲しいって口に出すのは自由。それを叶えてもらう前提でいるから、叶えられなかったときにショックを受けるんであって
「欲しいものは自分で手に入れる」って思っていたら何も問題はない。

いつだって、問題を作っているのは自分自身だった。

ていうか、欲しがるくせに大事にしない子ってめちゃくちゃ迷惑だな😂
お母さんごめんなさい…。


誘導瞑想をすると、自分の残念な姿が見えまくって落ち込むけど、ちゃんと落ち込むからこそ変わろうって思える。


被害者も加害者も全て自分

日常の中で、「〜された」と感じることは無数にある。
無視された。利用された。見下された。押し付けられた。攻撃された。…

でも、その全部。
実は私が先にやっている。

されたことってすぐに分かるけど、したことって自覚できないことの方が多い。
いじめた方は覚えてないっていうあれね。


誘導瞑想で見える過去の記憶は、実は本物かどうかなんて関係なくて、
ただ自分の深層意識の中から出てくるだけ。

被害者の自分がいるときは、加害者の自分も必ずいるということ。

でも、加害者であったことを認めて被害者の自分をやめれば、被害者も加害者もいない世界を作ることができる。


これってすごいことじゃない???

TVのニュースとか、ドラマとか、映画とか、日常生活って
常にどっちかが加害者で、どっちかが被害者だけど。
でもそれって一部を切り取ったに過ぎない。

先に攻撃した方が悪いとか、復讐されても仕方ないとか、そんなんじゃなくて。

誰も傷つかないし、傷つけない。そんな世界を作ったらいいんじゃないかな。

それは誰だってできること。


最近暇さえあれば誘導瞑想している。
自分の中の被害者意識を無くすため。

落ち込む瞬間は多いけど、それ以上に新しい選択が素晴らしいと思える。

まずは私の世界から、変えていく。


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