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天然海水で、海水魚を飼う

5月31日、末尾追記更新済み

初めての海水魚

5月11日に天然海水でカクレクマノミを飼い始めました。
海水は初めてになります。

飼育の動機は、海水を真空蒸留して、飲用として用いることで、身体にどのような変化が起こるかを、体験するためです。

が、結果として、体験する前に、生活の中で色々と変化が起こることになり、やってよかったと思わされています。

立ち上げにあたって、前もって60L水槽で上部循環装置付きの物を洗って用意をしておきました。
合わせて、60L用のバクチャーも用意しておきました。

突然に思い立ったので、情報収集は後追いになりました。

海水を汲みに行く

5月11日、早朝より米子道で米子に向かいました。
米子インターで降り、近くのホムセンで23リットルポリタンク3缶を購入。合わせて、注ぎ用に4リットルのエンジンオイル用ポリジョッキも購入。

境港周辺を観光してから後、海沿いに鳥取市方面に、汲み場を探しながら車を走らせました。
大山町を過ぎた辺りに、車から波打ち際まで直ぐの場所を見つけ、膝まで海に浸かりながら、汲むことが出来ました。

水槽の底砂として、波打ち際の濡れた砂も一緒に持ち帰りました。

水槽の立ち上げ

新鮮な海水であることが重要なので、3時間後には水槽を立ち上げ終わりました。

海水に含まれる不純物を、用意していた濾し布で濾しながら注水をしました。

砂や砂利は、よく洗っていたので、立ち上げ直後の海水も、それほど濁りはありませんでした。

カクレクマノミを買う

翌朝、水槽の海水は綺麗な透明となっており、もう居ても立ってもおれなくなり、カクレクマノミを買いに行ってしまいました。

本当は、1週間ほど後に生体を投入した方がいいのでしょうが、天然の海水ということもあり、バクチャー以外に何も付加していないので、大丈夫と判断をしました。

サーモスタットヒーターで24度設定にしています。

塩分濃度との付き合い

カクレクマノミは、投入直後は大人しかったものの、数時間後には元気に泳ぎ回るようになってくれました。

後追いになった情報の中に、塩分濃度との付き合いがありました。

慌てて、比重計を発注しましたが、納期が月末になっており、それまでは感覚で水を足していかなければいけなくなりました。

結果として、5日後には入荷して、事なきを得ましたが、随分と蒸発が起こるものだと驚きました。

以下、追記更新での記述となります。

5月16日 比重計での初めての計測

日本近海の比重は、1.022~1.023らしいのですが、うちの5日目の数値は1.025になっておりました。

数日前から、毎日700ccほど汲み取って、真空蒸留に使用していました。
そのたびに、先日の海水の残りを継ぎ足し、適当に水も足しておりましたが、水の継ぎ足しが少なすぎたようです。

3リットルほど水を投入したところ、値は1.0226くらいになりました。

随分と蒸発が起こっていたのだと驚きました。

5月17日

カクレクマノミは元気に泳ぎ回ってくれています。

バクチャー水槽ですので、一般の餌やりとは頻度が違いますが、手探りでやっていこうと思います。

夕べ、塩分濃度を下げるために、菌ちゃん水を3リットルほど足した後は、何も足していません。
本日お昼に計測したところ、1.024となっておりましたので、菌ちゃん水を1.3リットルほど投入して計測したところ、1.022をやや下回る値になりました。

1日で数値の変化が大きいので、当面は毎日計測して、付き合い方を学んでいこうと思っています。

5月19日

カクレクマノミたちは、嬉しいことに元気でいてくれています。うちの家族になって8日目です。

毎日、塩分濃度の推移を見ています。
夕べ、蒸留するために、700cc取水し、その後は、減った分の補充をせず、また水も補充せずに、何もしないで様子をみました。

昨日の比重は1.0218くらいでした。
何もせずに、本日計測すれば、1.0215を指しました。

蒸発で1.022を超えると思っていましたので、全く理由がつかめません。
日々の変化に法則がありません。

立ち上げて間もないからでしょうか??
様子を見ていくほかありません。

5月20日

立ち上げから10日

バクチャーを扱っている会社の動画を見ていると、エアレーションが失敗の元となっていますが、うちでは、過去4年間、エアレーションしたりしなかったりで違いを感じれていません。エアレーションの種類にもよるのかもしれません。
一昨日から、実はエアレーションを2日間止めています。
比重は昨日の1.0215から1.02175で、わずかばかりに濃度が上がりました。
エアレーションあるなしで、蒸発量が大幅に変わるのかもしれません。

本日、またエアレーションを開始してみましたので、明日また、比重に反映があるかもしれません。

5月24日

5月24日の様子

ここ21日、22日と蒸留をしなかったので、海水の持ち出しをしていません。

嬉しいことに、カクレクマノミ達は非常に元気に泳ぎ回っています。

夕べ時点では、比重が1.0225でした。
ほんの僅かずつ濃度が上がっていってる状態です。
水槽全体が安定してきたのだと思われます。

海水魚の飼育で調べていると、1週間に一度は濃度を測定しましょうとなっているので、僅かずつ濃度が上がるのが本来かもしれません。

立ち上げ初期は水槽全体が整うまでに、変化が多いのだと想像します。

それと、21日に、フィルターのウールマットを1枚増やして2枚にしました。
理由は、ジワジワと白濁してきているのを感じたからですが、バクチャーの会社の動画をようく見てみると、ウールマットを2枚重ねているようなので、試してみることにしました。

結果、2日後の本日では、非常にクリアーになってくれました。
菌床としてだけでなく、フィルターの役目もあるのかなと思います。

本日で、立ち上げから丁度2週間です。
無事に稼働できているのが何よりうれしいです。

5月26日

昨夜、海水真空蒸留用に 1.2リットル取水、取水後に比重を測れば 1.02175 でしたので、11日の立ち上げ時から残っている海水を補充。

残っている海水は臭いも無く、透明なので、大丈夫なのでは?と判断して使っています。正解かどうかは分かりませんが、今のところ問題は起きていません。

餌やりの頻度は、生体の様子を観察しながら、手探りで行っています。

5月29日

海水は非常にクリアーです。

27日の夜に蒸留用に1.1リットル取水しました。
取水後に比重を計測、1.022でしたので、海水と水道水を550mlずつ補充しておきました。
その後、取水をしておらず、本日比重のみの測定は、1.02175あたりを指していました。
塩分濃度は狙っている辺りですので、極めて順調です。

5月31日

29,30日は、水槽に対して何も作業はしていません。
本日、先ほど、蒸留用に1200ml取水した後、比重を計測すれば、1.022でした。
蒸発分を含めて、海水を1600ml補充しました。

水もクリアーで、カクレクマノミ達も元気です。
補充用の海水は2カ月に一度くらいで済むのではないかと想像しています。
本日で立ち上げから20日経過しましたので、立ち上げが無事成功したと評価しています。
日々の水槽管理もルーティン化してきましたので、更新は不定期になると思います。

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